やじうまの杜

「mixi2」をPCでも楽しみたい……ので、いくつか方法を考えてみました

早くWeb版も公開して

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40代以降を中心にちょっとブームになっているように見える「mixi2」

 SNS「mixi」が先日リリースした「mixi2」ですが、招待制にもかかわらず、早くも登録利用者数が120万人を突破したとのこと(まぁ、招待制といっても「X」や「Facebook」を覗けば招待コードはいくらでも転がっていますが!)。筆者の周りのおじさん、おばさんも懐かしさ半分、目新しさ半分で、「X」や「Facebook」とは一味違う新天地を満喫しているようです。

 でも、ちょっと不満なのが現状ではモバイルアプリ(iOS/Android)でしか利用できないこと。スマホよりもPCを触っていることの多い人であれば誰しも、Webからも使えたらいいのにと感じることでしょう。

 そこで、いくつか対策を考案してみました。

Windows Subsystem for Android

 まず思いついたのは、Windows PCでAndroidアプリを動かせる「Windows Subsystem for Android」(WSA)です。

PC版より使い勝手のよいAndroid版「Kindle」が使えて便利だった「Windows Subsystem for Android」(WSA)

 しかし、これは アプリがAmazonのアプリストアにないとダメ という致命的欠陥があります。謎の方法でアプリファイル(APK)を入手して、ごにょごにょすれば動かせないこともないですが、あまりお勧めしてよい方法でもないでしょう。

 しかも、いくら手を尽くして動かしたとしても2025年3月5日でサポートが終了してしまいます。それ以降の利用は推奨されないので、大人しくあきらめたほうがよさそうです。

 Windows環境で安全・気軽に使えるAndroidスタック(エミュレーター)があればいいのになぁ……野良ではいくつかあるんですけどね。

「スマートフォン連携」アプリ

 2つ目の方法は、Windows 11に標準搭載されている「スマートフォン連携」アプリです。これを使えば、ペアリングしたスマホの通知をPCで受け取ったり、PCからスマホで電話を掛けたり、スマホのカメラで撮った写真へPCからアクセスしたりできます。対応機種が限られるのが難点ですが、スマホのアプリをPCから利用することもできます(「スマートフォンの画面」機能)。

 手元のデバイスではMicrosoft製の「Surface Duo」が対応しており、それを使えば難なくPCのデスクトップで「mixi2」を使うことができました! 複数のアプリを利用することもできるので、他のAndroidアプリと並べて使うこともできますね。

デバイスが対応さえしていれば、「スマートフォン連携」アプリが一番簡単かもしれない

 ただ、問題は 対応機種が非常に限られている ことです。よっぽど酔狂な人でもないと「Surface Duo」なんてもっていないでしょう。ただ、最近は対応機種も増えているようで、Samsung Galaxyシリーズをはじめ、OPPO、Xiaomi 14Tシリーズなどでも利用できるようですね。

 もし気になる方は、対応機種リストをチェックしてみてください。Androidデバイスは種類が豊富で、選ぶときに迷っちゃうこともありますが、「スマートフォン連携」アプリの画面操作機能に対応した機種に絞ってしまうのもアリかも。なかなか便利ですよ!

スクリーンキャストアプリ

 最後の方法は、モバイルデバイスをPCからリモート操作できるアプリを導入することです。Androidを操作したい場合、「scrcpy」「QtScrcpy」といった選択肢があります。

 あらかじめAndroidの「開発者向けオプション」を有効化しなければならないなど、いくつか注意点があるので入門者にはお勧めしにくいですが、とりあえずはこれで「mixi2」がPCのデスクトップでも使えるようになるはずです。Androidのスクリーンをキャスト(送信)しているだけなので、アプリのセットアップや認証といった手間がかからないのが地味にいいですね、楽です。

「QtScrcpy」で「mixi2」

 今回は時間の関係でiOSの検証は行っていませんが、iPhone/iPadユーザーならば「LonelyScreen」などが使えそうです。

 それでは皆様、楽しいSNSでよいお年を!