Blender ウォッチング
誰でも始められる! 「Blender」でキャラクター制作を始める基礎まとめ
立方体から人型を作成し、ポージングが可能な3Dキャラに成型するまで
2023年4月18日 15:57
本連載では、無料の高機能3Dモデリングツール「Blender」の使い方や関連情報を幅広くお伝えします。
オープンソースで開発されている無料の3Dモデリングツール「Blender」に関わるさまざまな情報をお届けする本連載。これまで、最新バージョンの情報やアドオン、連携するツールといった話題もお伝えしてきましたが、「Blender」初心者向けに基本操作から解説したコンテンツを最も多く掲載しています。
今回は2月から掲載してきた、簡単な3Dキャラクターを0から造ることで、モデリングの基礎を習得できる一連の記事をまとめました。各記事には「Blender」で開いて実際に操作を試せるサンプルファイルも掲載しています。自分に合った段階から始めてもらえればと思います。
素体となる人型を作る
はじめに、キャラクターの素体となるる簡単な人形のモデリングを行います。左右対称に造形できるツールを使い、立方体から人型を作成し、さらに腕と脚の「関節」となる部分を作ったりしています。
動かすための骨組み作成と形状の実体化
カクカクの人型を作ったあとは、このあとのポージング設定作業を楽にするため、骨と肉を加えていきます。まずは片方だけに「アーマチュア(ポーズを作るための骨組み)」を組み込みます。また、見えている形状をオブジェクトとして実体化します。
素体に丸みを加えて生物らしくする
いよいよここからモデルの編集に。この回では、カクカクしていたキャラクターに[サブディビジョンサーフェス]や[スムーズシェード]で丸みを加えます。また、今後の編集のための細かい修正も加えました。
キャラの顔を造形
この回では、[押し出し]ツールや[トランスフォーム]ツールを使って3Dキャラクターの顔を作っていきます。連載ではウサギを作っていますが、ちょっとした工夫で猫耳や熊耳など好きなようにアレンジ可能です。
3Dキャラにポージングのための仕組みを追加
いよいよ最後は、作ったキャラクターのポージング設定を行います。さらに、しっぽを追加したり、腕や脚に「IK」(複雑なボーンのポージングを一括で動かせるようにする仕組み)を追加し、ポージングが楽に設定できるようにし、ついに3Dキャラクターの完成です。