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アバスト、無料の「Avast One」を英語圏向けに公開 ~新ブランドアイデンティティを発表

日本での提供開始時期は未定。「アバスト無料アンチウイルス」v21.8も公開

AVAST Softwareの新しいブランドロゴ

 チェコのAVAST Softwareは9月16日(中央ヨーロッパ時間)、新たなブランドアイデンティティを発表した。プライバシーの分野において新たな戦略を推進し、デジタル上の権利保護を促進するとともに、インターネットと人との関係を健全なものにできるよう支援していくという。

 具体的には、以下のような施策を行う。

  • 慈善団体「Avast Foundation」を通じ、新たにデジタル上の自由の問題に取り組み、弱い立場にある人々を支援するプログラムを開始
  • 人々のプライバシー保護を実現するため、世界中の政府関係者の情報リソースとしての役割を担い、にデジタルの自由を提唱
  • 新サービス「Avast One」の提供

無料で使える「Avast One Essential」を提供

 中でもすでに同日より米国、カナダ、英国、オーストラリアの英語圏4カ国で提供が開始されている「Avast One」は注目すべき施策だ。「アバスト無料アンチウイルス」の強化版といえる統合セキュリティソフトで、無料版の「Avast One Essential」でも、実績のある「アバスト」のアンチウイルス技術に加え、ファイアーウォールとソフトウェアアップデーターが含まれる。さらに、VPNや個人情報漏洩監視サービスも提供されるとのこと。ただし、日本での提供開始時期は未定。

「Avast One」
ドライバーアップデーター
ファイアーウォール

「アバスト無料アンチウイルス」v21.8

「アバスト無料アンチウイルス」v21.8

 そのほか「アバスト無料アンチウイルス」も同日、v21.8へバージョンアップした。本バージョンでは、アイコンなどが新しいアバストのブランドロゴに差し替えられたほか、アバスト アカウントのログインにOpenIDが使用されるようになった。

 さらに、リアルタイムスキャンの「挙動監視シールド」を例外の対象にするかを個別にON/OFFできるようになるなどの改善が施されている。

「挙動監視シールド」を例外の対象にするかを個別にON/OFF可能に

 「アバスト」は、「シールド」と呼ばれる保護システムでファイルシステムやWebブラウザー、メールソフトなどを防御するセキュリティソフト。ウイルス対策を中心とした基本機能を提供する「無料アンチウイルス」、インストール済みアプリを最新に保つ機能などを備える上位版「プレミアム セキュリティ」などのエディションがラインナップされており、無償で利用できる「アバスト無料アンチウイルス」はとくに人気が高い。対応OSは、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10。

ソフトウェア情報

「アバスト無料アンチウイルス」
【著作権者】
AVAST Software s.r.o.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
21.8.2487(21/09/06)