ニュース
ディスク占有率の高速可視化ツール「WizTree」が約4年ぶりのメジャーアップデート
v4.00では複数のドライブ・フォルダーをまとめてスキャン可能。検索機能も充実
2021年6月17日 06:45
フォルダーやファイルのディスク占有率を可視化するツール「WizTree」が6月10日、v4.00へとアップデートされた。2017年8月以来のメジャーバージョンアップとなる。現在、公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。
「WizTree」は、ディスク利用状況を分析するツール。NTFSファイルシステムのマスターファイルテーブル(MFT)へダイレクトにアクセスすることで高速な動作を実現しているのが特徴だ(NTFS以外でも利用可能)。結果はフォルダーツリーの棒グラフや「ツリーマップ」で表され、どのフォルダーやファイルがディスクスペースを消費しているのかが一目でわかる仕組み。ファイルのフィルタリングも可能で、ディスクドライブの空き領域を圧迫している不要なフォルダーやファイルを突き止める際に役立つ。
また、個人利用に限るものの無償で利用できるのもうれしいポイント(寄付歓迎)。海外のアプリだがv3.11からはUIも日本語化されている。
約4年ぶりのメジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、複数のドライブ・フォルダーを指定したスキャンがサポートされた。[選択]プルダウンで[複数選択]を選ぶとドライブリストが現れ、スキャン対象のドライブをチェックボックスで指定できる。ドライブリストでフォルダーを追加することも可能。一度追加したフォルダーはプルダウンやドライブリストにも登録されるので、次回の再利用が容易だ。
さらに、ファイル検索が姉妹ソフト「WizFile」の挙動にあわせてアップデートされた。ファイルサイズや更新日時に対して等号・不等号を利用したり、ファイルサイズの後に「k」(キロ)、「m」(メガ)、「g」(ギガ)、「t」(テラ)などの接頭辞を付与したり、定数「today」で今日の日付けを参照できる。
また、検索結果の一致部分がハイライト(強調表示)されるようになったのも便利。ファイル検索のパフォーマンス向上も図られているという。
なお、今回のメジャーアップデートに合わせ公式サイトが「wiztreefree.com」から「diskanalyzer.com」に変更されているので注意。また、商用ライセンスが導入され、ビジネスで利用する場合は事業規模に応じてライセンスを購入しなければならなくなった。ライセンスは1年間有効で、その間のバージョンアップデートとサポートが提供される。
ソフトウェア情報
- 「WizTree」
- 【著作権者】
- Antibody Software Limited
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(個人利用に限る。寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 4.00(21/06/10)