意味をあたえる

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働くとは2023

私にとって今は働くという行為は暇つぶしついう意味合いが強い。私は会社員で会社に行けばとりあえずやらなければいけないことが用意されている。つまり考えなくても時間が過ぎていくのである。3年前や4年前はあまりそうはとらえられなかった。初めてのことが多く、また多過ぎた。仕事だからいい加減にやろうというスタイルは自分を守るために身につけた。今日も後輩に「あまり真面目にならないように」とアドバイスした。そうしないと自分が壊れてしまう。それくらい会社という場所は殺伐としており、びっくりするくらい身勝手な人が多い。そうした人とつき合うためには親身にならないということが重要になる。ひっくり返せば親身になりたければそれなりのタフさを身につけなければならない。


例えば出世のために人を蹴落とす、とか使えないやつはどんどん切っていく、みたいなことは起きないわけではないがそれが常識というわけではない。かつての上司の上司にあたる人は若かったがかなり思いきったことをやる人で「この人には人の心があるんかな」と思ったものだったが、今となればその人の孤独を感じ取ってしまう。そう思えるのはすでにその人が辞めたせいもあるだろう。今でも頭のおかしい役職者というのがいるが私は憐れみをかんじるようになった。


好きなことを仕事に、というのはやはり危険なことのような気がする。好きなことは真剣になりがちだし仕事を真剣にやるのは自分を壊すことになりかねない。私たちが自分を長持ちさせるためには無関心になることが必要だ。