意味をあたえる

文章としかいいようがない [email protected]

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

小島信夫「うるわしき日々」

先日頼んだと言った付箋が届いたので、さっそく貼ってみることにした。今読んでいるのは小島信夫「うるわしき日々」(講談社文芸文庫)である。せっかくブログもやっていることだし、その部分を引用しようと思ったが、肝心の本を持ってくるのを忘れた。家で書…

土手の亡霊(詩)

土手の上で亡霊がゆれている、ゆらゆらと。陽炎のようである。亡霊の足下には犬のウンコがあり、亡霊はさながらウンコから立ち上る湯気から発生したようである。亡霊はウンコになる前は犬の腸内にいた。腸内は町内である。角の床屋のベンチに、亡霊は座って…

骨の記憶

私は昨日の記事で、恐怖心から文字を綴る、と書いた。それがなにであるかを、述べるつもりはないが、今日になって恐怖とは、それは死者に対する恐怖ではないか、と思った。なぜなら私は昨日ベッドの中で記事を更新していたが、最初は横向きになっていたが、…

創作欲ってなんだろう?

自分が創作すればいいのか否かわからなくて辛い。さっき別の方のブログを読んでいたら上記の記事を取り上げており、そういえば以前も見かけたような気がするが、そのときはあまり感じることもなかったが、改めて読んだらとても苛立ったので、私はそれを記事…

フォークランドの木

とあるコンビニのチュウシャジョウでコーヒーをすすっていると、私はコンビニのカウンターで 「あとホットコーヒーください」 「小さい方ですか?」 「はい」 というやり取りのあとに店員(40代・女性)は、紙コップをかつん、と音を立ててカウンターの上に置…

PCからこんにちは

朝は寝ていたが、11時ころに食事をとった後は、だらだらと掃除をしたり年賀状を刷ったりしている。掃除に関しては、私と妻は考え方が全く合わないので、私は妻がいない間にこっそり行う。妻が足りなくなった年賀状を買いに行っている間に、私は鴨居の上のホ…

大仏のお尻の後ろの秘密の小部屋

つい一時間ほど前まで、ブログに書こうと思っていたことが複数あり、こんな風に書くと今はゼロ個になりました、という流れに取られそうだが、今も複数です。では、一時間ほど前複数というのがなんなのか申しますと、つまりいつもなら全部いっぺんに書いちゃ…

このブログは私ひとりで書いているわけではなく......

翼をください - 意味をあたえる昨日の記事でもそうだが、私は特にやるつもりはなかったことでも、周りの人々がやっていると、ついやりたくなってきてしまい、そういうのは以前の私ではあまりなかった。だから、昨日のサンタについての記事はちょっと私の中で…

サンタもいるし、山もある

私は小学六年までサンタさんにプレゼントをもらっていて、我が家には小さな煙突しかなかったから、サンタは玄関からやってくるから、クリスマスイブの夜はドアに鍵をかけない、という設定でやっていた。実際に鍵をかけなかったかは知らないが。それで、やは…

初めてバリウムを飲んだ

飯村は9月で三十五才になったから、冬の健康診断の種類が変わり、生活習慣病健診に変わった。今までないものとして、検便とバリウムが加わった。バリウムは生まれて初めて飲む。病院は会社から30分ほど離れているが、家から直行することは許されない。 「や…

桂馬しりとり

さっき風呂に入っていたら、桂馬しりとりというのを思いついたので紹介したい。桂馬とは、将棋の桂馬のことである。五十音図の表を、将棋盤に見立ててもらい、最後の言葉から、桂馬の動きの位置にある言葉で始まる単語を次の人が言う、というルールである。…

好きなことを仕事にしたほうがいい3つの理由

ネットでもそれ以外でも、「好きなことは仕事にしないほうがいいというのを、昔からよく見かけたが、少し前にそうではないということに気づいたので以下に書くが、私は特に好きなことを仕事にしているわけではないし、したこともない。私はそもそも、自分の…

合わせ鏡

今は私は旅行中の私であり、昨日もそうだったが、ちょっとした合間などに少しずつ文字をつづっている。昨日は午後から雨が降り始め、夕方にはかなり強くなったので、屋根のあるベンチなどを見つけると、ポケットから携帯を取り出して続きを書いた。すると隣…

私の祖父は事故で死んだ

一昨日くらいのキューカさんの記事で、キューカさんとは、蕈さんという名前で、アイコンもキノコであったが、蕈の読みがキノコだとは知らなかった。茸とは違うのか、単なる旧字なのかは知らない。しかしキノコさんと呼ぶのはお子さんもいらっしゃるようだし…

対義語に、挑戦

私の敬愛する目氏、ズイショ氏が対義語でエールを送りあっているようなので、ちょっとしたブームのようになっているので、私も対義語に挑戦してみる。「皇帝ペンギン」の対義語 →否定イルカ「アメリカザリガニ」の対義語 →ハレシャカイヤドカリ「オオクワガ…

手紙

さきほど真夜中のなみちゃんのブログを読ませてもらっていたら、小説は作者からのラブレター、と書かれていてその後朗読についての考えに話は移るのだが、私はそういう風に考えたことはなかったから興味深く読んだ。それから朗読・音読について色々考えたが…

山梨県

家に帰ったら一人だったので、ひとりで夕飯を食べ、夕飯は用意してあった。味噌汁も用意してあり、しかしまだ誰もよそっていないのか、お玉は洗いカゴの中に入ったままで、冷え切っていた。冷え切ったお玉を鍋に入れると、味噌汁の温度が下がってしまうから…

読書瞬間2

それで、私は最近あまり本を読んでないなーと思ったら無性に読みたくなり、私は朝はネモちゃんを通学路の途中まで送っていくのだが、帰ると私が出勤時間まで30分くらいあり、最近私はそれを「ゴールデンタイム」と呼ぶ。ゴールデンタイムはいつ他の家族に…

私の二十代

私は前回の記事であまり本を読まないと書いたが、これはよくあるテスト前に「全然勉強してねーよー」というニュアンスのやつとは違う。しかし謙遜というのは、一種のコミュニケーションなんだろう。私は、今でもそうだが褒められればやはり「そんなことない…

読書瞬間

ここのところ本を読んでいないが、読んでいる気もするが、去年よりかは読んでいない。ブログのせいだ。ブログを読んだり書いたりして、同時に小説も書いてるからで、でもブログを読むことも立派な読書であるが、しかし読みかけの本が気になる。実は私はあま…

□回文の回□

目さんのブログで、回文をやっていて、私も実は以前回文風のを考えていたこともあったが、そんなに思い付かなかったからやめた。実は私は高校時代は三人の教師の名前を回文にして遊んだことがあったが、それはそれぞれ古文、日本史、書道の教師であった。こ…

可愛い子には旅をさせろ3

昨日の記事について、「珍しく感情が見える」とコメントをいただき、その感情とは、ためらいのことではないか、と思い、文章における「感情」とは、詰まるところそれを書くか書かないかの迷いとかためらいに収束するのではないか、と思った。収束ではない。…

可愛い子には旅をさせろ2

昨日の記事についたコメントを読んでみると、私は「可愛い子には旅をさせろ」ということわざに対して、その意味を自分の中に定着させたくないのでないか、という風に感じた。つまり私は、自分の子に対し、すすんで苦労だとか試練だとかを与えようとは思って…

可愛い子には旅をさせろ

「可愛い子には旅をさせろってどういう意味?」 と突然聞かれ、私はこの言葉の意味を知らないことに気づいた。 「なんだろう?」 「旅をしてない私は可愛くないってこと?」 「可愛い子は少しは旅でもして、不細工になって帰ってこいっていう、ブスの僻みじ…

ターコイズ

私はもう何年も同じコートを着ているから、しかもそれは結婚してすぐのころに妻が買ってきたもので、茶色で、その前に私が自分で買って着ていたコートも茶色だった。まだ大学生だった。結婚してすぐの頃は黒い衣装カバーも付属してきて、私はそれなりに気に…

ストーリーは、何を隠すのか

骨まで愛して - 美の特攻隊今日こちらのブログを拝見させていただいていて、タイトルに骨と付いていたので、私は写真から骨を見つけだそうとし、それは実物の骨などではなく、比喩としての骨だから、私の中の虚栄心が、見えるものすべてを骨に見せようとする…

予防接種に行ってきた

よく晴れていたが、昨日も晴れていた。上司は後部座席に座る私が寒くないか気遣い、私は寒くなかったので「大丈夫です」と答えた。帰り道は私が前に座ると、ものすごい熱風がスネにあたり、私は脇の下にたくさんの汗をかいた。私たちは三人で車に乗っていて…

コストコへ行ってきた

日曜日だったが、七時半に目が覚めた。ネモちゃんは私に体をくっつけていて、いつもは私に対して垂直になることが多く、私のわき腹に足を押し込んだりしてくるが、今朝は平行だったから、寝覚めがよかった。しかし少し寒かった。掛け布団がつるつるしている…

質問をされた

一昨日の記事、メモをとるな云々について、その理由を教えてほしいと質問を受けた。私はこんな風にストレートに質問されるのが嬉しかったので、さっそく過去の記事を検索し、検索窓に「メモ」と打ってみたら、その中のいちばん古いものが、それだった。予想…

カスヤのこと

カスヤの家の隣には竹藪があり、私は竹藪などには本当はまったく行きたくなんかなく、カスヤの家でスターソルジャーをやりたかった。さっきまでやっていた。カスヤはテレビの音量を限界まであげ、柱や天井がびりびりと震え始め、それでもなお上げようとした…