NDKCOM エンジニアブログ

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テスト設計コンテスト’23 U-30クラスの決勝戦に参加しました。

NDKCOMの重村です。
1月27日に品川シーズンテラスで開催されたテスト設計コンテスト’23の決勝戦に、
U-30の決勝進出チーム(ENQiチルドレン)として参加した為、
道中の出来事や学びをしたためていこうと思います。

まずは、テスト設計コンテストを運営、企画をしていただきました実行委員の皆様、参加者の皆様、助言いただきました先輩方ありがとうございました。
本当にお疲れ様でした!

 

テスト設計コンテスト

・ソフトウェアテストを分析設計から行うことを周知し、ソフトウェアテストエンジニアに対する教育の機会を提供する
・コンテストという形式をとることにより、ソフトウェアテストが創造的な作業であり、楽しいということを経験してもらい、若年層及び初級テストエンジニアからベテランテストエンジニアまでテストへの興味を高める
・ソフトウェアテスト業界における技術開発を競技を通じ、促進する
(引用:https://www.aster.or.jp/testcontest/)

以上、3つの目的で開催されている「テスト設計の成果物の良さを競うコンテスト」になります。

また、テスト設計コンテストには
・参加資格を問わないOPENクラス
・全チームメンバが30歳以下限定のU-30クラス
の2つのクラスが存在します。

 

ざっくりした経緯

弊社はシステム開発と地方公共団体のサポートをメインとした会社なのですが、
ENQiプロジェクト立ち上げ後、当プロジェクトのメンバーの方々が主体となり、品質に関する事にいろいろと挑戦しております。

その一環で、若手社員にテスト設計を最初から最後までやらせてみようという考えのもと、U-30クラスに参加する事になりました。

結果的に、ENQiチルドレンはU-30クラスの準優勝という成績を残す事が出来ました。
予選、決勝時のいろいろなエピソードは後日別の記事でまとめていく予定です。
私以外のENQiチルドレンのメンバーがまとめる予定ですので、ご期待いただければ幸いです。

以下、3日間の感想です。

 

参加レポート

1日目(1/26)

ENQiチルドレンはメンバーが7人いるものの、業務等の兼ね合いもあり、
決勝戦に現地参加したメンバーは3人(+1人)でした。(リーダー(発表者)、副リーダー、来年リーダー予定者、+保護者)
余談ですが保護者としてついてきてくださった方が、ENQiチルドレンのメンバーを選定しています。
こういった記事を書く人です。

読まれたことがない方は是非読んでいただければ幸いです!

enqi.hatenablog.jp

enqi.hatenablog.jp

 

この日に、決勝が行われる会場である品川シーズンテラスの下見と、池田顧問ご紹介の元、U-30クラス優勝経験者の方とお話しすることが出来ました。
U-30クラス優勝経験者の方からは、テスト設計コンテストのU-30クラスに応募した経緯や、会場の雰囲気、プレゼンテーション・質疑応答時のアドバイスをいただく事が出来ました。
事前にオープンクラスの予選を確認しており、どういった形で進んでいくのか確認はしていたのですが、
実際に参加した事がある方からお話を聞く事でさらに雰囲気をつかむ事が出来ました。

 

決勝の会場の看板写真。大きな高層ビルでした。

品川シーズンテラスのビル内では弊社でもおなじみのDeliRoに偶然遭遇しました。(実証実験中)
私はよそのDeliRoに会った事がなかったのですが、
都会になるとこういった実証実験が活発に行われており、目にする機会も多いのかと感じました。

決起会 お肉美味しかったです


2日目(1/27)

会場に入る途中のリーダーと保護者の後ろ姿

決勝戦プレゼンテーション当日です。
U-30クラスの参加の方や運営の方々に初めてお会いしました。こういった場所に参加したことがなく、初めてお会いする方々ばかりでとても緊張しました。
私はプレゼンテーションもしないのに緊張していたのですが、発表者のリーダーは完全に吹っ切れていました。すごい、、、

テスト設計コンテストのプレゼンテーションは、
・発表 15分
・質疑応答 5分
の合計20分で構成されています。

事前に審査員の方は提出物の審査を行っている為、プレゼンテーション前に点数がつけられている状態でスタートします。
勿論、プレゼンテーション前にどれだけ点数がつけられているかといった情報は全く連絡がないので
発表と資料を見るまで他チームがどれだけ優れた成果物を作成したのか把握する事が出来ません。

我々ENQiチルドレンは、事前の練習や前日のアドバイスの元、素晴らしいプレゼンテーションを行うことが出来ました。
発表者ことリーダーお疲れ様でした!
(のちの講評で、我々のプレゼンテーションはU-30クラス決勝進出チームの中でも、特に素晴らしかったとお誉めの声をいただきました。)

 

プレゼンテーション時のリーダーのおすがた

ENQiチルドレンの時の質疑応答もそうでしたが、他チームの質疑応答も為になるものが多かったです。
また、同じ要求仕様書(テストベース)でもチームによって全く異なる成果物になる点が興味深い点でした。

決勝戦終了後には、懇親会に参加してきました。
テスト設計コンテストの秘話や、他チームとの交流ができなかなか深い思い出になりました。

 

3日目(1/28)

3日目は池田顧問にアテンドしていただき、
はとバスツアー(天井が完全にオープンなバス!)と浅草を観光しました。

決勝の発表も終わった事もあり、ゆっくり羽を伸ばすことが出来ました。

浅草で線香をあぶる写真

おわりに

決勝に進出した他のチームと交流した際少々意外に思ったのは、成果物を作成する事はとても大変(割と苦行)だった、と聞いた時でした。
我々のチームはテスト設計の経験がほとんどなかった為、テスト設計コンテストの説明会に参加しても
何の成果物を求められているのかわからないレベルでした。
その為、成果物を作成する事がかなり大変だったのですが、他のチームは第三者検証やテスト業務を生業にしている所が多く
そんなに苦労はしていないのかな、と勝手ながら想像していました。
元々ある程度触れたことがある方でも、テスト設計コンテストに参加する事でスキルアップする事が可能なのだと感じました。

また、決勝後の後日社内レビューの際にもあったのですが、
参加者の方は
・この方法だと効率よくテストを行う事が出来る
・こういったテストをしてみたい、技法を使ってみたい
といった内容をよく口にしていました。
今回の参加の際、とにかく完成を目指す、といった心もちで成果物を作成していたのですが、
来年はテーマを決めて進めていく事が重要だと感じています。
テスト設計の奥深さを感じました。

改めて、今回無事一連の成果物を作成できたのは、リーダーを初めメンバーの力あってこそだと思っています。
来年もU-30クラスに参加予定とお聞きしております。
メンバー等の変更はありますが伸びしろ部分をたくさん伸ばして優勝を狙っていきたいと思います!