永井荷風
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ながいかふう
日本の小説家(1879〜1959)。
曖昧さ回避
文豪とアルケミストの同名人物。⇒永井荷風(文豪とアルケミスト)
小説家。東京出身。本名壮吉。別号、断腸亭主人。1903年よりアメリカ合衆国・フランスに渡り、1908年に帰国。1952年文化勲章受章。著「地獄の花」「あめりか物語」「ふらんす物語」「すみだ川」「腕くらべ」「つゆのあとさき」「濹東綺譚」など。
の世界に入り浸った。明治末期に師・森鴎外の推薦で慶應義塾教授となるが、江戸時代文化を無秩序に破壊しただけの明治維新以後の東京の現状を嘆き、以後は、江戸期の戯作者的な態度を装った生涯を貫いた。
永井家の祖は、1584年の長久手の戦いに武功を挙げた戦国武将・永井正勝である。鈴木成元『永井直勝』によると、直勝は、長田氏を名のり、徳川家康の嫡男松平信康に仕えたが、信康自刃後に家康に仕えることとなり、その命によって「長田を改めて大江氏となり、家号を永井というようになった」という。この大江永井氏の始祖が、直勝の庶子久右衛門正直である。
- 『あめりか物語』(1908年)
- 『ふらんす物語』(1909年)
- 『珊瑚集』(1913年、訳詩集)
- 『腕くらべ』(1918年)
- 『おかめ笹』(1920年)
- 『つゆのあとさき』(1931年)
- 『濹東綺譚』(1937年)
- 『断腸亭日乗』(1917年 - 1959年、日記)
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