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ライガーゼロ

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らいがーぜろ

玩具・アニメシリーズ『ゾイド』に登場する戦闘兵器であり、金属生命体である。3体目のライオン型ゾイドであり、アニメ第2作目と第3作目における主役機。

概要

コードネーム「新獣王」。

ヘリック共和国軍所属のライオン型ゾイド。大型ゾイドに該当する。

元はガイロス帝国バーサークフューラーと共に開発した機体であるため、実質的には帝国製ゾイドといえる。そのためかバトルストーリーではコックピット内部がセイバータイガーに似ているといった描写がある。

完全な野生体をベースとして開発されており、ビット・クラウド機を除き、オーガノイドシステムは使用していない。

野生ゾイドのゾイドコアをそのまま使用しているため、オーガノイドシステムを使ったゾイドの欠点だった寿命の低さ、操縦の難しさを克服し、なおかつ高い性能を発揮する。

しかし、野生体の少なさ、捕獲の難しさ、後述のCASに由来する開発コストの高さなどの理由から量産が難しいという短所も存在する。

同じゾイドコアを使用するエナジーライガーは、ある意味で兄弟機であり発展型ともいえる存在。

様々な追加武装を換装しながら長きにわたって共和国の最前線を支えた傑作機中の傑作機であり、バトルストーリー、アニメ、現実の玩具展開全面でゾイド第2期シリーズを支えた実質的なシリーズの顔ともいえる偉大な機体である。

開発の背景

ガイロス帝国が、野生体のポテンシャルを発揮する機体の開発のために立ち上げた計画「U作戦」により、西方大陸に生息していた巨大なライオン型の野生体の改造に着手した。

様々な派生機が生まれる中で、「アルティメット」と呼ばれる機体が開発され、そこから「ライガーゼロ」と「ティラノライガー」が分岐した。

しかし、ヘリック共和国でもブレードライガーの改造プランが進行しており、「スピノライガー」などの試行錯誤の末、東方大陸の技術を用いたオオカミ型ゾイド「銀牙」のデータを参考にして、「バスターライガー」が開発された。しかし、ブレードライガー(シールドライガー)由来の個体では、その驚異的な戦闘力にゾイド自体が耐えられず、計画は暗礁に乗り上げた。

しかし、上記の通り、共和国がライガーゼロを奪ったことで機体面の問題が解消し、「スピノライガー」が「シュナイダー」に、「DCS」が「パンツァー」に、「アタックブースター」が「イエーガー」へと変貌を遂げた。

また、バスターライガーをライガーゼロの「CAS」として確立させようとする案も出ており、結果的にはライガーゼロファルコンのコンセプトに影響を与えたと考えられている。

各種形態

素体

全長24.0m
全高7.9m
重量75.0t
武装

概要

全ての装甲や武装を排除した状態。

格闘以外の攻撃方法が無くなり、防御力も最低クラスだが、野生本来の身軽さや本能を最大限に発揮させ、妨害電波を振り切ったこともあった。

メインカラーは白と黒だが、RZ版ライガーゼロフェニックスではやや青みがかった白になっていた。帝国仕様は金と茶色。

タテガミの部分まで排除してしまうため、ライオンには見えなくなってしまう。そのため、ライガーゼロはメスライオン説が一部でささやかれることもある。

  • ゾイドはその繁殖方法から「全てのゾイドはメスである」とする考え方もある。

ライガーゼロと「ティラノライガー」の前身とも言える「アルティメット」は、この素体に姿が近いとされる。

タイプゼロ

全長24.0m
全高8.3m
重量85.0t
最高速度時速307km
装備
  • イオンターボブースター×2
  • ダウンフォーススタビライザー×2
  • フェアリング
武装

概要

ライガーゼロの基本形態。野生体としての能力を引き出すため、武装は2連装ショックカノンと尾部のビームガンのみと、必要最低限の物に留められている。他の形態と比べ、特化していない分扱いやすい。

頭部のタテガミはストライクレーザークローの際の放熱用であり、Eシールドは装備していない。

メインカラーは白だが、RZ版ライガーゼロフェニックスではやや青みがかった白になっていた。帝国仕様のタイプゼロは赤系統のカラーリングで纏められている。

ショックキャノンは後にワイツタイガーに流用された。

ライガーゼロ最大の特徴。正式名称は「チェンジング・アーマー・システムという外装換装機能である。

装甲や武装を全て交換することで、機体そのもののコンセプトを様々に変える事が可能となり、一機種で多様な任務に対応することが出来る。

CASそのものの概要はリンク先参照。

シュナイダー

ライガーゼロの格闘戦用形態。「シュナイダー」はドイツ語で「刃物」を意味する。

より高い格闘戦能力を求め、7本ものレーザーブレードと5基のEシールドジェネレーターを装備した。

イエーガー

ライガーゼロの高速戦闘形態。「イェーガー」はドイツ語で「狩人」を意味する。

背中に搭載された「可変式大型イオンブースター」は上下左右に自在に可動し、従来の高速戦闘ゾイドとは一線を画した運動性能を誇る。

パンツァー

全CAS中最大・最強の火力・装甲を誇るライガーゼロの砲撃形態。

「パンツァー」はドイツ語で「戦車」を意味する。

文字通りの高速移動が可能な弾薬庫であり、本来の設定通りの機体性能ならば、時速280㎞以上のスピードで敵地に近づき砲撃の嵐を叩き込める鬼となる

イクス

ライガーゼロ本来の所有者であるガイロス帝国軍が開発した形態。名称は「X」のドイツ語読み。

しかし、殆どの機体がゼネバス帝国派の将兵を数多く擁する「鉄竜騎兵団」に優先配備されていたため、結果としてかつての製造国に牙を剥く形となってしまった。

光学迷彩によるステルス性と強力な電撃装備を持ち、高電磁剣のスタンブレードと、そこから撃つ電撃砲「エレクトロンドライバー」は同クラスのゾイドを一撃で破壊する威力を持つ。

しかし、背中の「ドラムコンデンサー」を破壊されると機能が著しく低下してしまう。また、防御力は低い。

総合スペックはB-CAS搭載形態を除いた形態の中で最も高い。

ライガーゼロ・マリナー

『ゾイド公式ファンブック3』に掲載された、ゴジュラス・マリナーに似たコンセプトを持つ水中用のCAS。

水中用に再設計した大型イオンブースターを装備しており、水中を60ノットで航行できる。

戦闘力も帝国軍のウオディックと互角であり、実戦運用されれば最強の水陸両用機になれるはずだったがゼロとの相性と高コストにより正式採用されなかった。

混成装備

「バトルストーリー」に登場した、シュナイダー・イェーガー・パンツァーの混成装備。

正式名称は無い。

ズィグナー・フォイアー大尉の駆るブラッディデーモンに対抗するためのCASを装備するためにホバーカーゴに戻ったレイ・グレック。しかしホバーカーゴはデーモンの攻撃を受けており、まともなCASは残っていなかった。それに対してレイは「何でも良いからくっつけろ!後は俺が何とかする」と言って無事なCASを適当に付けさせブラッディデーモンの討伐に成功した。

しかし、直後にズィグナー大尉を助けに来たヴォルフ・ムーロアバーサークフューラーとの戦いでは敗北している。その後ヴォルフは逃走したので、レイは無事だった。

誰もが考える全部載せではあるが、シュナイダーの刃が左頬にしかついていないなど、状況が状況だったことから、厳密には急造仕様である。

フェニックス

ブロックスゾイドのフェニックスと合体=Ziユニゾン(B-CAS)したライガーゼロの新形態。

連結した2機のゾイドのコアを共振させることでライガーゼロの基本性能を大幅に上昇させている。その反面、機体にかかる負荷も大きい。

また、出力も強化されており、短時間ながら飛行することも可能となり、さらにフェニックスと瞬時に分離して2機による同時攻撃も行えたりといった多機能性も有している。

ファルコン

ブロックスゾイドのジェットファルコンと合体したライガーゼロの新形態。

本来はエナジーライガーとの合体を想定して設計されていたが、開発元の「ZOITEC社」がネオゼネバス帝国からの恫喝を受けたことをきっかけに共和国へともたらされた。

フェニックス同様、2機のゾイドコアを共振させることでライガーゼロの基本性能をさらに強化させることが可能。

速度ではライガーゼロフェニックスを上回り、戦闘ではその機動力・速度を活かして戦う。

著名な個体

シーザー

機獣新世紀ZOIDS』におけるバン・フライハイトの3代目の乗機として登場。当初はタイプゼロに類似した形態だったが、ブレードライガーからゾイドコアを移植した後に未調整の状態で出撃したため、アーマーとの神経接合が完了しておらず重荷となっていた。

しかし装甲を強制排除した素体となり、理論上の数値を凌駕した驚異的な出力とスピードで、キルシェ・ハルトリーゲルが搭乗する暴走したデススティンガーをシャドーキーにより強化された状態であったが一方的に翻弄し破っている

この時ゼロアーマーをパージした際に身震いする様子はビット・クラウドの個体がパンツァーユニットをパージする際の挙動と類似しているほか、序盤は身体にゾイドコアが馴染まずにいたが適応し装甲を強制排除した素体で超高速で疾走したという流れは『ゾイド-ZOIDS-』におけるアーバインライトニングサイクスの初陣と酷似している。

以降、「シーザー・ザ・キング」に換装するまで素体のままで登場し、ロッソヴィオーラとの対戦では、シュナイダーイエーガーと戦っている。

ちなみに、本機を持ってきたメリッサは「自分たちが新たに開発した」と言っていたことから、バトルストーリーと違って、帝国側の技術が用いられているものの一応は純共和国製と思われる。

当時のコロコロコミックの付録デカールにバンのパーソナルマーキングがあり、貼り付けることでそれらしく再現可能だった。

シーザー・ザ・キング

機獣新世紀ZOIDS』の最終局面で登場した、火器を装備しない接近戦特化機体。

ジークと融合しての戦闘を主眼に置いて改修されている。

2本の実体ブレードは攻撃、Eシールドを展開しての防御、翼のようにして飛行するなど、射撃面以外は概してカバーできる万能性のある武器である。

ライガーゼロBiS

名前は「ビット・スペシャル」を意味している。

『ゾイドバトルカードゲーム』では、ノーマルの個体とビット・クラウド機を分別する措置からこのような名称がつけられていた。

非常に感情豊かなゾイドであり、勝利すれば喜びに咆哮し、面白いことがあれば笑うかのような鳴き声を上げ、主人以外の人間が乗り込めば全く操縦を受け入れずに大暴れする。なんならビットに対してもたまに反抗する。

基本的には言語を発するわけではなく限定的なシステムメッセージを発するか、鳴き声やジェスチャーにより意志を表明するため、その意図するところは概ね察するほかない。だがビットだけはライガーの意志をはっきりと読み取ることができ、兄弟のように談笑していることも多い。

食い物目当てにチーム・ブリッツの格納庫に侵入してきたビットと出会い、「すげーゾイド(なのかもしれない)」と褒めてもらえたことにより気を良くしてコックピットに招き入れる。

そして興奮のあまり格納庫を飛び出して一晩中爆走、その勢いのまま翌日のチーム・ブリッツvsタイガースのバトルに飛び入り参加してブリッツに勝利をもたらし、ビットと意気投合してチーム・ブリッツ所属のゾイドとして戦っていくことになる。

その正体は、学習型AIまたはオーガノイドシステムである「アルティメットX」を搭載した個体であり、同じアルティメットXを持つ機体としてバーサークフューラーも登場した。

  • 上記の通り、「アルティメット」とは、ライガーゼロと兄弟種「ティラノライガー」の共通の前身とされるライガーの呼称でもある。

オーガノイドシステム」を搭載していることと、同じ「アルティメットX」であるバーサークフューラーも遺跡から発掘されていることから、ビットのライガーゼロは数百年から数千年生きてきた可能性がある。

当初はゼロアーマーのみで戦っていたが、スティーブ・トロス博士が3種類のCASを一晩で用意して以降は戦術の幅が増えた。基本形態のタイプゼロではストライクレーザークローをメインに戦った。

最初は飛び道具を持っておらず、接近戦専用の状態だった。

  • 尾先のビームガンは高出力型のハイデンシティ機構であるが、作中では装備の存在そのものがない事にされた。アニメの世界観では、ライオン型に限らず「尻尾の銃器」が使われる事例はそれがメイン武装でない限りはかなり少ない。
    • ライガーゼロと比較されるストライクガンダムも、アニメ第1話にて、やはり固定武装 (バルカン砲)を無視されたらしい。

第2話のガンスナイパーNS戦では、バトルのレギュレーションを満たすためにようやく射撃武器(ヘルディガンナーの主砲)を背中に装備したが、重いこの装備が気に入らなかったライガー自身が弾を撃ち切ったと同時に強制排除してしまう。しかし、なぜか尻尾のビームガンを使おうという判断には至らなかった。

実質的に射撃武装を装備するのは第3話であり、ビットが対戦相手のセイバータイガーの三連装衝撃砲を拝借、一門が破損していたため二連装ショックカノンに修理・改造してライガーの胸部に取り付けるという、(バトルストーリーでは)元々は帝国の機体である事を象徴するかのような流れになっている。

以降、素体とパンツァー以外はこのショックカノンを装備した状態で登場する。

必殺技は前足の爪「ストライククロー」にエネルギーを集束させ、強烈な一撃を見舞う「ストライクレーザークロー」である。並みのゾイドならば、装甲どころか脚部をもぎ取ってしまい、一撃で大破させる威力を誇る。

  • なおストライクレーザークローはライガーゼロ以外にも多くのゾイドが装備しておりバックドラフト団開発のシャドーフォックスの必殺技としても用いられた。
    • HMM版では「アルティメット・ストライク」とビットが命名したという独自設定がある。

バーサークフューラーとの最終決戦でもこの状態で戦い、クローをバーサークフューラーの喉元に直撃させてフューラーに競り勝ち、そこをベガ・オブスキュラが緊急脱出したことにより戦闘終了、勝利した。

可動・発光する鬣はそれまでのライガーとは違い頬側にある。

ジャック・シスコタスカー姉妹との戦いでは、敗北したものの、ライガーがビットの操縦をアシストして、人間の限界を超えた反応速度で相手の攻撃を回避している。

終盤では、「アルティメットX」が発動したために驚異的なパワーとスピードと俊敏性を発揮してバーサークフューラーを翻弄しており、ストライクレーザークロー瞬時に発動できて発動状態を保てるなど学習と進化が凄まじい。同様に、ライガーゼロシュナイダーの戦闘力も、やはり終盤で大幅に上がっている。

バラッドは初期にはタイプゼロに射撃武装が(ビームガンを除き)何も付いていないことに不満を漏らしていたが、最終回のフューラーとの決戦ではパンツァーユニットをパージして次の手を攻めあぐねていたビットに「ゼロがあるだろ、ゼロが」と逆に鼓舞しており、タイプゼロの評価が逆転している。

ライガーゼロRD

ゾイドフューザーズ』の主人公RDが乗るライガーゼロ。

見た目はノーマルタイプと似ているが、額が真っ白など若干カラーリングが異なる。また、意外な様だが後部座席を備えている。

元々は伝説的な強さを持ったZiファイターである父親「アッシュ」の機体であり、その父親が「伝説のゾイド」を追い求めて行方不明になったことからRDが引き継いだ。「Ziユニゾン」により、ライガーゼロフェニックスライガーゼロファルコンに合体する。

なお、分離するとパージしたはずのゼロアーマーがいつの間にか元通りに装着されているが、本作では合体時に余剰となっていたはずのパーツが分離すると元通りに装着されているのが普通な作風なので、突っ込むのは野暮というものである。

各種媒体における設定では、「100年以上前の大戦(ゾイドバトルストーリーが展開された世界)を生き延びた極めて強力で長寿な個体」とされ、大戦に参戦していたゾイドはおろかライガーゼロという種類自体さえもが絶滅しかかっているとされる。そのため、ライガーゼロというゾイド種自体を知らない人間もいる。

また、放送当時の書籍では、バトストにおける大戦ではB-CASを用いたゾイド(ゼロ、凱龍輝、ゴジュラスギガ、セイスモサウルスなど)が多数投入されていたが、B-CASはコアへの負担があまりにも大きすぎたために大戦後は殆ど生き残ることがなかったとされる。

RDのゼロもまた大戦時代(=B-CASを用いた経験がある)のゾイドであるが、現在まで生き残れるほどに強力なコアを有している超貴重なゾイドという設定になっている。言い方を変えれば伝説的ともいえる。

書籍で語られている設定のためアニメ内で知ることのできない内容だが、そのスペックや貴重さは前シリーズ・/ZEROのライガーゼロにも劣らないものだろう。

黒いライガーゼロ

ゾイドジェネシス』の世界観における「大異変」後の時代にも確認されていた希少な個体ソウルタイガーを操る、当代では惑星最強のゾイド乗りであるセイジュウロウの愛弟子の少年の機体であったが、とある武道大会の最中に悲劇が起こってしまい、その後のセイジュウロウの人柄と人生を大きく変えることになる。この個体の顛末は不明となっている。

シルバーライガーゼロ

ゲーム『白銀の獣機神ライガーゼロ』に登場した、白銀のタイプゼロを装備したライガーゼロ。

紅ノ獅子

エースパイロットの専用機とされる。

帝国バージョンのタイプゼロとは、見た目こそ似ているが異なる機体である。

ライガーブルー・ソウガ

電撃ホビーマガジン上で連載されたライトノベル『ゾイドジェネレイションズ』の主人公ミドリの乗る青いフレームのライガーゼロ。

他の機体に比べ一回り小さいが、戦闘力・機動性はとても高い。

気性が荒く、ミドリにしか懐かない。後に、先代の「輝く獣」の記録を受け継いだ戦国武将の甲冑のようなアーマーとリーオ(Ziメタル)製の太刀の具足「明光」を身に纏うようになる。

更に後には、「煌く獣」ことブライトホークと共に、当代の「輝く獣」に覚醒し、「地の底より這いいでしもの」の攻撃を何らかの超常的なパワーで封殺し、封印に成功した。

ライガーレッド・ヒオウ

ライガーブルーの兄弟機。赤いフレームを持ち、ライガーブルーよりもさらに小柄で、パワーと生命力も劣る。

極めて穏やかな性格だが、オペレーターのセキにしか懐かない。

相方が武者の様な井出達をしているなら、こちらは薙刀を得物とする巫女風の具足「舞衣」を装備する。その際には、やはり超常的な力を発揮し、バイオゾイドを「浄化」する事ができる。

関連商品

キット

「RZ-041 ライガーゼロ」

2001年2月発売。同年に「CAS」の3種(「イェーガー」「シュナイダー」「パンツァー」)の換装遊びができる。

「EZ-054 ライガーゼロイクス」

2001年10月発売。帝国仕様のカラーリングに施され、帝国仕様カラーの「ゼロアーマー」と「イクスアーマー」の2種が付属しCASを楽しめる作りになっている。

「RZ-071 ライガーゼロフェニックス」

2003年10月発売。ブロックスゾイド「フェニックス」とフェニックスのカラーに合わせた青いライガーゼロの二つのキットのセット。「B-CAS」システム再現でライガーゼロとフェニックスの合体ギミックがある。

「FZ-001 ライガーゼロフェニックス」

2004年9月発売。上記のライガーゼロフェニックスのカラーをフューザーズ仕様に変更。ライガーゼロはRD仕様、フェニックスは作中の「ファイヤーフェニックス」にしている。RDのフィギュアも付属してる。

「FZ-016 ライガーゼロファルコン」

2004年12月発売。「FZ-001 ライガーゼロフェニックス」と同様のRD仕様ライガーゼロとフューザーズ仕様のジェットファルコンのセット販売。また、同時発売でジェットファルコンは単品売りされた。

「AZ-02 ライガーゼロ」

2023年9月発売。ゾイド40周年アニバーサリーキットとしてラインナップ。アニメ仕様として「ゾイド新世紀/ZERO」のビット・クラウド仕様として発売された。発売に合わせてPVが制作され、ナレーションはリノン・トロス役の川澄綾子氏が担当。

バリエーションとして、2024年12月発売のゾイドコアボックスに付属するレイ・グレック仕様があり、タカラトミーモール限定品のフェニックス共和国仕様と併せて共和国軍カラーのライガーゼロフェニックスを再現できる。

「AZ-06 ライガーゼロフェニックス」

2024年9月発売。ゾイド40周年アニバーサリーキットとしてラインナップ。上記の「AZ-02 ライガーゼロ」をRD仕様にし、ファイヤーフェニックスを新規に制作。発売に合わせてPVが制作され、ナレーションはRD役の野島健児氏が担当。

完成品商品

「超合金RZ-041 ライガーゼロ」

2023年6月発売。バンダイナムコとタカラトミーの共同企画「Dream Together」にてバンダイ側での商品として発売。制作は「バンダイスピリッツ」監修を「タカラトミー」にて立体化。本商品は多様な彩色表現、機械の構造体で獣の骨格の再現など気合の入った造形物として一般販売された。また、発売日と同日に2024年1月発送の「超合金ライガーゼロ用CASセット」の発売もプレミアムバンダイで予約された。

余談

  • 本機は平成シリーズで玩具の素体を使い回しつつ長きにわたって展開されたシリーズの顔と言って良く、人気、知名度、作中のみならず現実世界においても偉大な功労者である。
  • ある時は主人公機、ある時は厄介な強敵、ある時は巨大ゾイドとの性能差を描く為の物差として、様々な局面で大活躍している。後のゾイドシリーズのイメージを野性的な高速戦闘に偏重させた面でもその影響力は凄まじい。
  • 機獣新世紀ZOIDS』におけるバン・フライハイト機は、ゼロ・タイプの機体形状がキットと一部異なる(上山道郎氏のツイート)。上山氏によると、タイプゼロが作中に登場しなかったことにはとある理由があるとされる。また、アーバインもこの戦いでステルスバイパーステルスドラゴンにアップデートさせている。
  • 他にもゲームで白銀のタイプゼロを装備したシルバーライガーゼロが主役機として登場する。
  • バーサークフューラーに「BF02」と描かれているため、当初はライガーゼロも「バーサークフューラー(BF01)と呼ばれていたのでは?」と推測されることもある(あるいは試作機1号がいたのかもしれない)。

関連動画

関連タグ

ゾイド ライオン 哺乳類 ネコ科 ゼロ

ライオン型ゾイド シールドライガー ブレードライガー エナジーライガー ムラサメライガー

僚機:コマンドウルフAC シャドーフォックス ディバイソン ガンスナイパーLS

バーサークフューラー 凱龍輝

シーパンツァー:亜種に「パンツァー」の名を冠すゾイド繋がり。

ビーストライガー:令和の主人公機のライオン種ゾイドで、『ゾイドワイルド:バトルカードハンター』のZ-01弾で、本機の名を冠した伝説の亜種「ビーストライガーゼロ」が登場した。アニメの名前に「ZERO」が入っている、という共通点もある。

ライジングライガー:上記のビーストライガーが武装強化(アニメ版では進化)したゾイド。バリエーションにパンツァーと似たようなコンセプト及びカラーの「ライジングライガーパンツァー」がおり、スピンオフで登場した。

ガンマモン:比較される事が目立つ。

英雄機:元々は敵国家の機体だったものが味方陣営に流れて製造元の国を苦しめると言うのはライガーゼロと同じである。

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