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ゲンシグラードン

げんしぐらーどん

ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するゲンシカイキポケモン。
目次 [非表示]

基礎データ編集

全国図鑑No.0383
分類たいりくポケモン
タイプじめん/ほのお
たかさ5.0m
おもさ999.7kg
とくせいおわりのだいち

概要編集

ゲンシグラードン

たいりくポケモン・グラードンゲンシカイキした姿。『オメガルビー』のパッケージを飾る重要なポケモン。


ゲンシカイキする事によって、全身にみなぎるエネルギーが超高温のマグマと化してあふれ出し、体の組織も流動し強い光を放つマグマ状へと変化。赤く分厚い表皮はルビーのような質感で輝くようになり、その身からは常時凄まじい高温を放しているため、周囲には陽炎が揺らめいている。

また「Ω(オメガ)ルビー」の名の通り、体に刻まれた模様が「Ω」に見える形状へ変化している。


ゲンシカイオーガ程ではないが、こちらも1m以上巨大化する。重さもついに1tスレスレになるが、それでも1tは越えていない。(体重については、ORASでは一番重いポケモンだったが、ポケモンSMコスモウムテッカグヤに僅かに追い抜かれることとなった)


色違いのグラードンでゲンシカイキすると、黒いレックウザを彷彿とさせるような黒色になり、爪が色違いグラードンと同じ黄色になる。


ゲームでの特徴編集

オメガルビー・アルファサファイア編集

『オメガルビー』では、目覚めのほこら最奥部にてグラードンがゲンシカイキし、バトルする事となる。

戦闘BGMは、RSE時代のものをアレンジしたもの。アレンジの一部に原曲が入っていて、かなり凝っている。(参照)


なお、ゲンシカイキに必要なべにいろのたまは、『オメガルビー』だとルネシティマツブサから貰え、『アルファサファイア』ではおくりびやまで貰える。



サン・ムーン / ウルトラサン・ウルトラムーン編集

クチナシ大試練をクリアした後、メレメレ島ハウオリシティの骨董屋で10000円でべにいろのたまが売られている。


性能編集

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
通常1001501401009090670
ゲンシグラードン1001801601509090770
上昇値±0+30+20+50±0±0+100

特性は初登場にして唯一となるおわりのだいち

最大の特徴として、自分がいる間は天気がおおひでりになる為、みずタイプ技被弾と天候変化を完全に無効化してしまう


ゲンシカイキすることにより、タイプにほのおタイプが追加され複合タイプとなる。ほのおタイプの追加は、タイプ一致打点の増加のみならず、特性によるほのお技威力上昇と相性がよく、物理アタッカーとしては受けたくないおにび(やけどそのもの)を無効にし、耐性変化によりくさむすびや溜め無しソーラービーム等も等倍に抑えられる(つまり、ピカチュウでも侭ならない)等、メリットが非常に多い。また、本来ならみずタイプが4倍弱点となってしまうが、前述のとおり特性によってこれを克服している。

ヒートロトム以来の、特性により4倍弱点を無力化できるポケモンである。


種族値は、特攻は大幅に上昇し、元々高かった攻撃・防御もさらに上昇する。メガミュウツーXと比較すれば攻撃・特攻共に数値で劣るが、グラードンは高火力の一致技に恵まれているため、物理攻撃面においては火力は上回っていると言っても過言ではない。デオキシスのアタックフォルムにも匹敵する攻撃力で繰り出される専用技・だんがいのつるぎは強力。

…というかこんな馬鹿力ならわざわざ命中に難のあるだんがいのつるぎを選ばずとも、命中安定でじしんを常用しても全く問題は無い。

他のポケモンで例えるならば、バンギラスと同じHPを持ちながらデオキシスのアタックフォルムと同じ攻撃、イワークと同じ防御、そしてレシラムと同じ特攻を誇っている(なんなら晴れ補正まで乗る分総合火力はこちらのほうが高い)。

…一応相方のゲンシカイオーガも似たようなステータス配分ではあるが、それにしたってぶっ飛んだ話である。


ほのおタイプが加わり特攻が大幅に上昇したことで、高威力の特殊ほのお技をメインウェポンとして採用できるようになった。(物理ほのお技の最高火力はほのおのパンチ止まりである。)

加えてみずタイプ始末に対する役割遂行技としてソーラービームも採用しやすい。

特攻150はレシラム他、禁止伝説級特殊アタッカークラスの特攻である為、無振りであっても並の特殊耐久の相手ならば一撃で蒸発させられる(いくらタイプ一致で効果抜群だからとはいえ、特攻に全く振らず性格補正の無い状態のだいもんじでHP252振りのとつげきチョッキを持ったレジアイスが受け出し出来ない威力を出せるといえばその凄まじさがわかるだろうか)


耐久面では、数値と耐性だけ見れば、みずタイプ、じめんタイプの特殊技が弱点となる。しかし、天候が取れさえすれば、非常に突破されづらい。

みず・でんきタイプの技が効かなくなるため実質弱点はじめんタイプのみとなるのだが、じめんタイプの技は物理技が多く、またじめんタイプ自体も特攻の高いポケモンが多くない(通信バトルの際、いつも天気がおおひでりになる且つべにいろのたま無しでゲンシカイキ出来る状態にし、特性をふゆうにする様な不正改造ユーザーが居る最悪畜生な場面では弱点が無くなる事態も...)。

何せHPの種族値が100・防御の種族値が160と、先述の通りバンギラスのHPとイワークの防御を足した凄まじい数値である為、生半可な物理じめん技では倒しきれないのである。

どれほど硬いかというと、ガブリアスの特化・一致じしん(シングル)ですら無振りでも余裕で耐えてしまう程。ゲンシグラードンが防御特化だとそれに加えてハチマキを巻いても倒せない。


欠点は特防・素早さが一切変化していない事…のはずなのだが、先述の弱点の少なさのせいでD90のはずなのに等倍弱点では中々落ちない。素早さ90も「場に出た瞬間ゲンシカイキする」仕様故に「低い方が天候を取り易くなる」為に、完全なデメリットになっておらず、むしろメリットと捉えられることのほうが多い。

ゲンシグラードンを突破するには極端に言えばゲンシカイオーガレックウザメガレックウザ)で天候を奪うか、攻撃力を下げて無力化するしかない。但しゲンシカイオーガの場合先手を取ってしまうと天候を奪われ、一致技が通らなくなるために突破が絶望的になるので注意。メガレックウザの場合はタイプ補完のじしんでは一発では倒し切れないため、対策にたきのぼりを採用したり、采配やみずタイプの相方に任せる事になる。


また、後出しこそ出来ないものの、ミイラ特性等に当たった後、みず技(天気が晴れに戻る為、エンペルトダイケンキでハイドロカノンを使うのが望ましい、晴れに戻ったら雨乞いを使った後に止めを刺す等)、又は素早さに努力値を振ったゴルダックならばノーてんきからの一致みず技(例えば「特攻に振っていないなみのり」で一撃)で倒せる(前述の不正改造ユーザー制裁可能)。また、環境にもよるがゲンシグラードンは素早さを調整していたり振っていないことが多い為、素早さに振った特殊ゲンシグラードンを採用し「だいちのちから」でゲンシグラードン対策をするトレーナーも見られた。


性格は特殊一辺倒になりがちなゲンシカイオーガと違い、物理型・特殊型・両刀型と様々。物理型は「勇敢」「意地っ張り」の採用が多く、特殊型は「臆病」が採用されやすいが、一番多い性格は、高い物攻を活かせて初手の天候合戦に勝てる「勇敢」(最鈍)である。



番外作品編集

グラードン(番外作品)も参照


ポケモンGO編集

2023年2月に開催されたイベント:ホウエンツアーにてゲンシカイオーガ共々実装された。所謂星6のメガ伝説レイドでゲンシカイキに必要な「ゲンシエナジーΩ」を入手でき、最初の実装時レイドで捕獲した個体は専用技の「だんがいのつるぎ」を必ず覚えている。


元々ポケモンGOでは最強クラスと名高かかったグラードンの強化形態だけにその性能は凄まじく、最大CPはなんと6500を超える破格の数値。ジム・レイド戦はもちろん、GOロケット団戦でも非常に頼もしい存在となってくれる。ほのおタイプ追加により一致で使える技が増えたが、ノーマルアタックにほのお技がないためあくまでサブウェポンである。


なお、ほのおタイプが追加されたことでこおりくさには強くなったが、本作では特性が存在しないため、みず技に限っては余計苦手になった点に注意。また、こちらは原作同様だがいわ技も等倍に変化している。耐久が高いためにさすがに一撃で倒されることはないが、いわタイプのポケモンは攻撃の高い者が多いのであまり無茶はさせないこと。このためただ純粋な強化になるゲンシカイオーガとは異なり、ゲンシカイキさせない方が場持ちが良いということも起こりうる。


ゲンシレイドはCP92860と、トレーナーレベル30以上が最低でも10人は集まらないと安定攻略が出来ない程の難易度を誇るものの、みずが二重弱点なのでゲンシカイオーガと比べるとはるかに倒しやすい。ソーラービームを撃たれる可能性はあるが、みずタイプは強いポケモンが豊富なので数でゴリ押すのも簡単である。メガギャラドスやメガラグラージなど、水タイプ技にブーストをかけられるメガシンカも多い。


また、みずよりは火力が落ちるがゲンシカイキしていない状態のグラードンを対策として使うこともできる。メガラグラージの火力ブーストもついでにかけられるので、どうしても水ポケモンが足りない場合は採用しても良いだろう。


ポケとる編集

こちらでも登場。ただし通常グラードンとは別扱いなので、通常グラードンとゲンシグラードンを並べて一緒に戦わせる芸当も可能。…なのだが、一番恐ろしいのはそのゲットへの道のり。今作のゲンシグラードンはエキストラステージの最後に出現し、そちらでは手かずではなく制限時間でゲット確率を測るのだが、こいつの制限時間は何とわずか30秒


つまり30秒の間にベテラン勢も極悪と評するオジャマを掻い潜るかオジャマガードで阻むかしてゲンシグラードンの数万にも及ぶHPを削り切らなければならないのだ。


幸いじめんタイプなのは変わっていないため、通常グラードンとの戦いで有効だったタイプがそのまま通る。攻略に最も適するのはゲンシカイオーガ。特性いわはじきαで凄まじいダメージを期待できる。初期のこうげきりょくは90、特性はバリアはじきΩ。


アニメ版編集

スケール感が大きく、場面によっては数10mほどのサイズに見えることもある


アニポケサトシの旅シリーズ編集

特別編『最強メガシンカ編集

Ⅱにて、メガシンカエネルギーを放つ伝説の巨石の出現、それに伴うレックウザメガシンカに呼応してカイオーガと共に活動を開始。


Ⅲでは、ホウエン沖に出現した巨石の元にゲンシカイキして来襲。同じように巨石の力を狙っていたゲンシカイオーガや、彼らが巨石の力を手に入れることを阻もうとするアランメガリザードンXと交戦。 アランのリザードンをほとんど寄せ付けずに倒すなど伝説に恥じない圧倒的な実力を見せる。しかし、同じように巨石を狙って現れたメガレックウザとの激戦の末、レックウザのガリョウテンセイによってカイオーガと共にゲンシカイキ解除までに追い込まれ敗れた。


使用技は「だんがいのつるぎ」「はかいこうせん」「ソーラービーム」「ふんか


劇場版光輪の超魔神フーパ

フーパの影によって他の伝説ポケモンと共に強引に呼び出され、闘争本能を操られてサトシと本物のフーパ達に襲い掛かる。

…のだが、呼び出された伝説ポケモンの中で唯一飛行能力を持っていなかった為、攻撃は陸上からビーム系の技でのみ行うことになった。

一緒に操られていたホワイトキュレムを誤射してしまい、れいとうビームによる仕返しを受けて氷漬けになるというシュールなシーンも。(後のシーンでは自己解凍して戦線に復帰した)


相棒のカイオーガは何故か空を飛んでいたが、グラードンは飛べないため操られた状態から元に戻った後に皆が帰還する中、一人徒歩で帰っていった

なおアニメ版では某有名守護神獣の声になっている。ゲンシカイオーガの咆哮と聴き比べると、体型からしてどう考えても逆である


ポケモンジェネレーションズ編集

エピソード7:ビジョンでゲンシグラードンがカガリのビジョンで登場しているが…


漫画版編集

ポケットモンスターSPECIAL編集

第13章にて、フーパのリングから出現。アオギリと共に復活したマツブサが持つ宝珠に秘められた自然エネルギーを吸収してゲンシカイキを果たす。


余談編集

マフィア梶田氏と中村悠一氏によるYouTube番組わしゃがなTVにてakinatorを使った理想の女性を探す企画が行われた際、中村悠一氏の理想の相手に何故か最初にゲンシグラードンが選ばれ、流石に人外であるためもう一度akinatorに挑戦したが2回目は降参され、泣きの3回目でまたもやゲンシグラードンが出るという珍事が発生。最早運命の相手レベルである。

因みに中村悠一氏はサクラギ博士役でアニメに出ているため、今後関わる可能性も無くはないのである。


関連イラスト編集

紅色の衝撃ゲンシグラードン ~壮大な土地の召喚者~

ゲンシグラードンゲンシグラードン


関連タグ編集


0382カイオーガ(ゲンシカイオーガ)→0383グラードン(ゲンシグラードン)→0384レックウザ(メガレックウザ)


関連ポケモン等編集

同複合タイプ編集


第3世代の伝説・幻ポケモン編集


天候を「ひざしがつよい」にする仲間編集


他関連ポケモン等編集


その他編集


外部リンク編集

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