基礎データ
全国図鑑 | No.0044 |
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カントー図鑑 | No.044 |
ジョウト図鑑 | No.084 |
ホウエン図鑑 | No.089 |
セントラルカロス図鑑 | No.106 |
ガラル図鑑 | No.056 |
ブルーベリー図鑑 | No.063 |
ローマ字表記 | Kusaihana |
分類 | ざっそうポケモン |
タイプ | くさ/どく |
高さ | 0.8m |
重さ | 8.6kg |
性別 | 50%♂・50%♀ |
特性 | ようりょくそ/あくしゅう(隠れ特性) |
おとしもの | ナゾノクサのはっぱ |
タマゴグループ | しょくぶつ |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
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日本語 | クサイハナ | 臭い花 |
英語・スペイン語・イタリア語 | Gloom | gloom(憂鬱)+bloom(花) |
ドイツ語 | Duflor | Duft(香り)+flor(スペイン語で花) |
フランス語 | Ortide | ortie(イラクサ)+fétide(悪臭) |
韓国語 | 냄새꼬 | 냄새(naemsae、臭い)+꽃(kkot、花) |
中国語(簡体字・繁体字) | 臭臭花 | 臭(chòu、臭い)+花(huā) |
中国語(香港) | 怪味花 | 怪(guài、怪しい)+味(wèi、におい)+花(huā) |
ロシア語 | Глум | 英語名の音写 |
ヒンズー語 | ग्लूम | 英語名の音写 |
タイ語 | คุไซฮานะ | 日本語名の音写 |
アイスランド語 | Drungi | drungi(無気力、昏睡) |
ヘブライ語 | גלום | 英語名の音写 |
リトアニア語 | Glūmius | 英語名より |
進化
ナゾノクサ→クサイハナ(Lv.21)┬→ラフレシア(リーフのいし)
概要
初代『ポケットモンスター 赤・緑』より登場するナゾノクサの進化系。
酷い名前であるが、めしべや花粉、口から出すヨダレの余りの臭さに気絶するだの、悪臭は2km先まで届くであるのとにかく臭いポケモン。
よだれに見えるのはとても甘い蜜であり、味は格別らしい。ただ、これも臭いだのと困りもの。臭いを落とせたら見違えるように有効活用出来そうなのであるが…。ポケパルレ(ポケリフレ)の結果、その蜜の感触は非常に気持ち悪い。一部どくタイプポケモンには汚い部分があり、撫でるのがゆっくりとなる。
しかし、この悪臭を好む人が存在する、とポケモン図鑑に記述されているところをみると、この世界にも普通に変態が存在するようであるが、その割合は1000人に1人くらいと結構確率が高い。常人なら最悪、記憶喪失になるレベルらしい。
しかも、クサイハナ自身はこの臭いを好いており、より蜜を分泌させるのであるとか。ちなみに臭ければ臭い程、より綺麗なキレイハナに進化しやすくなる性質があるため、悪臭好きの変態じゃなくとも臭さを追い求める人はいる。甘さと臭さ、そして一部に好きな人が存在するというところから現実世界においてはドリアンのようなものをイメージすると分かりやすいのかもしれない。
なお、この蜜は獲物を引寄せるために分泌されているらしいが、今までにそんな獲物が出たためしがない。この獲物が何なのかは不明。ハエに相当するポケモンなのであろうか?ただし、心が静まっている時は臭い匂いを発しないという。
これだけ散々悪臭が強調されているにもかかわらず、長い間特性はあくしゅうではなくようりょくそであった。しかしながら第5世代で新しく追加された隠れ特性はあくしゅうである。そりゃここまでいわれてるのに隠れ特性があくしゅう以外であったらそれこそ批判の嵐が起こったことであろう。
可愛らしい容姿のナゾノクサから、お世辞にも可愛いとはいえない醜い容姿とクサイハナという散々なネーミングのせいで自らの容姿や悪臭という特性に悩み悲しむイラストは多い。後にキレイハナに進化することで悲しみから解放されたり、叶わぬ恋が成就というようなストーリーパターンも存在する。
しかし、悪臭は放っても、毒があっても『ラフレシアが好き』という熱烈なトレーナーもいるので、好みは人それぞれ、である。
ゲームでの特徴
初代・FRLG・ピカブイ
- 『赤・青』では12ばんどうろ・13ばんどうろ・14ばんどうろ・15ばんどうろに出現。その他、『ピカチュウ』ではハナダの洞窟、『ファイアレッド』ではナナシマのきのみのもり・きずなばし・きわのみさき・みずのさんぽみち、『Let's Go!ピカチュウ』では21ばんすいどうにも出現する。
金銀クリスタル・HGSS
- 『金銀』では5ばんどうろ、『クリスタル』では24ばんどうろ、『HGSS』では47ばんどうろ・48ばんどうろ・5ばんどうろに出現する。
- また、『金銀』のみクサイハナを持っていればニビシティでNPCのデンジからギャロップ♂(カケアシ)を交換で貰うことが可能(勿論彼でもなければ彼の手持ち個体でもない)。
- ストーリーでは『HGSS』でロケット団幹部・アテナの手持ちで登場。
RSE・ORAS
DPt・BDSP
- 『ダイパ』では224ばんどうろ・229ばんどうろ・230ばんすいどう、『プラチナ』では224ばんどうろ・230ばんすいどう、『BDSP』ではダイパの場所に加えて全国図鑑入手後の地下大洞窟にも出現する。
BW・BW2
XY
- フレンドサファリ(どく)に出現する。
SM・USUM
- 野生では出現しない。
ソード・シールド
- ワイルドエリアの「キバこのひとみ」「ミロカロこ・北」「きょじんのぼうし」「きょじんのかがみ」に出現する。
LEGENDSアルセウス
- 未登場。
スカーレット・バイオレット
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
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初代 | 60 | 65 | 70 | 85 | ※ | 40 | 395 |
第2世代以降 | 60 | 65 | 70 | 85 | 75 | 40 | 395 |
※第2世代以前の「特攻」・「特防」は「特殊」へ纏められていた。
中間進化なので仕方ないが、対戦環境では長らく注目されて来なかった。
第8世代『ポケモン剣盾』
- 過去作配布個体限定であった「やどりぎのタネ」を再習得したことに加え、前世代後半で得た「ちからをすいとる」が注目を浴びる。
- 「しんかのきせき」を持たせればラフレシアよりも高い耐久指数を得られる上に、HPがラフレシアより少ないのも「やどりぎのタネ」「ちからをすいとる」の回復効率という点では寧ろメリットとなる。「どくどく」「こうごうせい」「ねむりごな」といった主要な変化技は覚えられるので、受けポケモンとしては実用圏内となった。
- ただし、ラフレシアより火力と素早さは劣り、持ち物もやることも丸わかりなのは難点。また、ラフレシアより耐久指数が高いとは言っても、あちらと違って「オボンのみ」や「くろいヘドロ」を持てず手動で回復せざるをえないので、やや使い勝手は異なる。ラフレシアとどちらの方が優秀と決められるものではないため、差別化要素を意識して使い分けをするのが重要であろう。
使用トレーナー
ゲーム版
ゲーム版(番外作品)
※ポケモンスタジアム金銀
アニメ版
- エリカ
- ムラサメ・リンドウ(無印68話)
- ジュンジ(無印107話)
漫画版
- エリカ(ポケスペ)
- アテナ(ポケスペ)
番外作品
ポケモンマスターズ
- タマゴから孵化するナゾノクサを主人公のバディとすることが可能で、進化させることが可能。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- エリカのクサイハナ
- ムラサメ・リンドウのクサイハナ
- 無印68話でマサラタウンの近くにあるムラサメ植物園の令嬢・リンドウの手持ちとして登場。ムラサメ家は代々植物栽培の専門家で、植物園の跡を継ぐには草ポケモンを一人前にするという決まりがあったが、クサイハナにリーフの石を使っても進化せずリンドウは植物園を継げないと思っていた。しかし実はこのリーフの石はロケット団から騙されて買った偽物で、弱いと思っていたクサイハナは実は「かげぶんしん」や「ソーラービーム」などを覚えており、ロケット団を撃退している。
- ジュンジのクサイハナ
- 無印107話でクランボ島で出会ったジュンジのポケモンとして登場。サトシのカビゴンに食べられそうになるが、モンスターボールに戻されて助かる。
その他
無印 | 65話・225話・272話 |
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AG | 73話・188話・191話 |
DP | 31話・181話 |
XY | 59話・91話(映像) |
SM | 42話 |
新無印 | 1話・2話・33話・36話・49話・57話・87話・133話・136話 |
劇場版 | 裂空の訪問者・超克の時空へ |
- ちなみに『水の都の護神』に登場するリオンは、幼い頃にクサイハナをラフレシアに進化させたことを未だに根に持っているらしく、そのことを姉ザンナーにからかわれている。
漫画版
ポケットモンスターSPECIAL
- 2章でエリカが♀️のクサイハナを連れており、後にキレイハナへと進化している。9章では通常とは違い目を開いている個体をアテナが手持ちとしており、苦手なほのお技にも耐える打たれ強さを持っている。
関連イラスト
関連タグ
0043.ナゾノクサ→0044.クサイハナ→0045.ラフレシア