あかいいと
あかいいと
初登場は第4世代(『ダイヤモンド・パール』)。
自分が「メロメロ」状態になった時、相手もメロメロ状態にする。
当初はそれだけの効果しかないただのハズレアイテムだった。
…だが第6世代以降、片方の親ポケモンにこの道具を持たせてから育て屋に預けると、見つかるタマゴから孵るポケモンに両親の持っている12の能力の内5つの個体値を遺伝させる事が可能になった(持たせていない場合3つが遺伝する)。
おそらく「運命の赤い糸」とかけているのだろう。
そのため、孵化厳選を行う際には必須のアイテムと言える。
この効果が追加される前では、乱数調整なしではまともな厳選(=対戦準備)ができない(S含めた2~3V程度ならなんとかなるが、他の個体値V前提の調整が利かないのは致命的である。加えてめざめるパワーのタイプも考慮すると……)というキラータイトルのゲームにあるまじき無法地帯であった。
それも今となってはもはや過去の話だが。
故にSM~BDSPではバトルでは殆ど役に立たないにもかかわらず入手しにくいアイテムとなり、サン・ムーンでは48BP(バトルポイント)で交換か、特性「ものひろい」による入手(なお確率はレベル不問で1%)しか入手手段が無い。
サン・ムーンのバトルロイヤルで「じばく」or「だいばくはつ」持ちを3匹エントリーしてわざと退場して4位に貰えるBPを集める場合、3時間から4時間はかかる。
マイナーチェンジ版のウルトラサン・ウルトラムーンでは特定のイベントをこなすことによって確実にひとつ入手できるようになった。
第8世代のソード・シールドでは10BPでの交換とBPのレートは非常に下がったものの、ものひろいではレベル21以上にならないと拾ってこなくなった(詳細な数字は不明だが、確率も前世代と同じ1%ほどの低確率と思われる)。
しかし2020年4月5日〜10日にかけて行われたベイビィポケモンやメタモンなどをピックアップするマックスレイドバトルが、あかいいとを始めとしてパワー系アイテムやしあわせタマゴなどの育成に役立つ道具を報酬とするものだったため、この時レイドバトルをこなす事で複数個を容易に手に入れることができた。
現在ではエキスパンションパスを購入することで行けるようになるヨロイ島の「マスター道場」内にあるウッウロボからも入手できるため、合成の仕様さえ把握していれば比較的容易かつ確実に入手することができる。
ポケモンSVではデリバードポーチで20000円で売られているため、簡単に入手できる。
注意すべきなのは、V箇所が両親併せて5箇所以上となるつがいでないと6Vが生まれないという点。当然だが両親の個体値が低い場合は、子供にほぼ丸ごと遺伝させても強い個体は生まれるはずがない。
上述の通りバトルで持たせても基本的には効果を発揮しない。
よほど「メロメロ」が怖いか、そのポケモンにトレーナーがメロメロになっているのであれば別だが。
基本的には拾えるが、需要が高くなりすぎた第6世代以降は他にBPで入手することになる。