グレイ(ロード・エルメロイⅡ世の事件簿)とは、小説・アニメ『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』に登場するキャラクターである。
演. 青野紗穂(音楽劇『ロード・エルメロイII世の事件簿-case.剥離城アドラ-』)
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』におけるヒロインにして、ワトソン役を務める灰色の髪の少女。一人称は「拙(せつ)」(ウェールズ訛りの古風な英語を話しているという設定)。内向的で寡黙な性格をしており、普段は目深にフードをかぶって顔を隠している。
とある田舎の「霊園」にて墓守としての教育を受けていたが、そこに訪れたロード・エルメロイⅡ世によって見いだされ、彼の内弟子となってロンドンに移り住んだ。普段はエルメロイⅡ世の身の回りの世話をしているが、彼が事件に巻き込まれた際には魔術師としては二流な彼に代わって戦闘を担当する。
魔術に関する造詣は深くないが、フードの中に隠し持つ魔術礼装「アッド」を使っての身体強化を行使し、近接戦を行う。「アッド」自体も鎌を基本として大槌や盾に変化が可能なマルチウェポンであり、さらに奥の手を隠し持っている。
フードの下の素顔は、髪色こそ異なるもののセイバー(Fate/stay night)に瓜二つ。
実はグレイの住んでいた村はアーサー王に限りなく近い人間を作り出すことによってアーサー王を復活させようと数百年にわたり試行錯誤を繰り返しており、グレイはその果てに作り出された成果だったのである。
しかし、本来のグレイはそれでもせいぜいアーサー王に近いと言う程度であった。それが変わってしまったのは『事件簿』本編の10年前、すなわち第四次聖杯戦争の時である。
突然の出来事に村人の多くは歓喜したが、グレイ本人はまるで自分が英霊に乗っ取られていくような、どこまでが元々の自分だったのかを見失いかけるような恐怖を感じていた。
彼女の思いとは裏腹に、一族は待ち望んでいた理想の器がとうとう完成したことを喜び、グレイは「一人の少女」ではなく「アーサー王の現身」として崇められる対象となってしまう。
そんな中で唯一その顔に忌避感を示したのが、村を訪れたロード・エルメロイⅡ世である。彼は第四次聖杯戦争でセイバーと対峙した折、正面約100mから聖剣を放たれるという恐怖体験からトラウマを刻まれていた。そして自らのアイデンティティを塗り潰されようとしていたグレイにとって、その象徴である顔を否定してくれたことは救いに他ならなかった。
Ⅱ世に連れられて村を発ってから暫く経った作中時点ではグレイ自身の世界も広がり、今では嫌悪以外の形で自分の顔と向き合おうとしている。
霊墓アルビオン内部での戦いの最中、とある声が頭の中に響く。再びアーサー王化が進行し銀髪の中に一房金髪が混じるようになった。
宝具たるロンゴミニアドを封印するための匣型魔術礼装。掌ぐらいの小さな喋る箱であり、よく憎まれ口をたたいてはグレイに籠ごと振り回されている。
様々な武器に変形する機構(主に死神の鎌/グリムリーパーをよく使う)や魔力の吸収能力を有する。
この礼装の擬似人格はケイ卿をモデルとしている。(私欲でロンゴミニアドを解放しないという点を期待されている)アトラス院にて制作された七大兵器の一つ「ロゴスリアクト」のレプリカにモルガンが手を加えた物である。
「Gray…… Rave…… Crave…… Deprave
Grave……me…… Grave……、for you……」
彼女が所有する宝具の名前は「最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)」。アーサー王が所有する宝具の一つにして、カムランの丘にてモードレッドを討ち取った聖槍である。
人間でありながら、Fate世界における英霊/サーヴァントの切り札である宝具を所有している理由は、『Fate/hollow ataraxia』の「斬り抉る戦神の剣(フラガ・ラック)」と同様に、神話の時代から現代まで受け継がれてきたものだからであり、普段は神秘が流出するのを恐れて魔術礼装「アッド」に姿を変えている。
使用の際には事前に「アッド」の姿で十分な魔力を吸収してからでないと発動できない。「アッド」の状態では周囲の霊体や魔力を吸収する能力を持っており、吸収した魔力を使ってグレイの身体強化なども行われているが、充分に魔力をため込むと聖槍としての姿を現す。魔術が衰えを見せる現代において、聖槍の破壊力は群を抜く物である。
スマホアプリ『Fate/Grand Order』でも登場し、そちらではランサーとして召喚されたアーサー王が使用するため、『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』を読んだことがない人でもこの槍の名前に聞き覚えはあるかもしれない。
前作から引き続きロード・エルメロイⅡ世の内弟子を続けているが、前作ラストでアーサー王がサーヴァントとして召喚された影響は大きく、魔力量が増大し、戦闘能力が向上している。
また、本物のアーサー王と同じく、肉体の成長が止まってしまっている。そのため前作から3年以上の時間が経過した『冒険』でもその姿は『事件簿』当時と変わっていない。
小説『Fate/Labyrinth』にて、エルメロイⅡ世の要請を受けて、亜種聖杯戦争が行われていたダンジョンに調査に赴いている。この亜種聖杯戦争には、グレイと入れ違いで消滅済みだったが、アーサー王も召喚されていたため、聖杯戦争参加者にアーサー王と顔がそっくりと言われトラウマを刺激されている。
スマホアプリ『Fate/Grand Order』では、2019年4月に開催された『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』コラボイベントにて実装。イベントの配布サーヴァントとなっており、イベントをクリアしたプレイヤーなら誰でも手にいれることができる。
筋力:B | 耐久:C | 敏捷:B | 魔力:C | 幸運:C | 宝具:A+ |
最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド)
ランク:A+(本来はA++だがグレイが扱いきれないためランクダウン)
種別:対城宝具 / レンジ:1~99 / 最大補足:100人
アーサー王が所持していた世界の表と裏を縫い留める塔の影。彼女の手に余るその力は封印礼装と十三拘束の二重に封印されておりアッドによって必要に応じて解放される。アッドの変形能力はこの槍から漏れ出る力を使用している。二重に封印されていても聖槍の輝きが失われることはない。
イベント「レディ・ライネスの事件簿」報酬。星4アサシン。
イベント参加条件が2部3章introのクリアのため入手難易度は高め。
死霊特攻は範囲の狭さに比例するかのように倍率は高め。アルトリア顔属性は当然あるのでヒロインXから狙われる対象である。
イベント復刻時に宝具強化。槍のアルトリアに若干効果が近づいた。
「巡霊の祝祭 第五弾」にて恒常入手が可能に。サーヴァントコインも入手できる様になった。コツコツ巡霊の葉を集めよう。
HP | (Lv1/Lv80/Lv100) 1692/10580/12828 |
ATK | (Lv1/Lv80/Lv100) 1576/9456/11449 |
COST | 12 |
コマンドカード | Quick/Quick/Quick/Arts/Buster |
所持属性 | サーヴァント、人属性、秩序属性、善属性、人型、女性 アルトリア顔、今を生きる人類、円卓の騎士、ヒト科 |
保有スキル | |
---|---|
対霊戦闘:B (CT7→5) |
自身の攻撃力をアップ[Lv.](3T) &[死霊]特効状態を付与[Lv.](3T) |
封印礼装解除:C (CT8→6) |
自身のQuickカード性能をアップ[Lv.](1T) &Busterカード性能をアップ[Lv.](1T) &無敵状態を付与(1回・1T) |
最果ての加護:B (CT8→6) |
自身のNPを増やす(20%) &弱体耐性をアップ[Lv.](3T) |
クラススキル | |
単独行動:A+ | 自身のクリティカル威力をアップ |
対魔力:C | 自身の弱体耐性を少しアップ |
王の映し身:A | 自身のNP獲得量をアップ |
アペンドスキル3 | |
対バーサーカー攻撃適性 |
最果てにて輝ける槍(ロンゴミニアド) | |
---|---|
カード種別:Buster | ランク:A+ |
敵全体に強力な攻撃[Lv.] &Quick攻撃耐性をダウン(3T)<OCで効果アップ> &Buster攻撃耐性をダウン(3T)<OCで効果アップ> |
|
自身に無敵貫通状態を付与(1T)▲ +敵全体に強力な攻撃[Lv.]▲ &Quick攻撃耐性をダウン(3T)<OCで効果アップ> &Buster攻撃耐性をダウン(3T)<OCで効果アップ> +自身のNPを少しリチャージ(10%)▲ |
2021年4月22日から開催されたコラボイベント『レディ・ライネスの事件簿』にて、本家FGOと同じくイベント限定配布サーヴァントとして実装された。
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最終更新:2024/12/23(月) 10:00
最終更新:2024/12/23(月) 10:00
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