SDガンダム GGENERATION-Fとは、バンダイが発売したウォーシミュレーションゲームである。
Gジェネレーションシリーズの一つ。略して「GジェネF」 。プレイステーション対応ソフトとして2000年8月3日に発売された。
ファーストから∀まで(ただし∀は製作時まだアニメ放映中だったため他の全シリーズクリア後に追加される1ステージのみのおまけ扱い)のシナリオだけではなく外伝やガンダム・センチネルなどと言った最近のGジェネではゲスト扱いやはぶられ役の作品もシナリオ化されている(前作のZEROも同様)。単純なボリュームで言えば現在でもシリーズ最大級である。
前作ではステージ順が固定されていたが、本作ではシリーズ単位で選択することが可能になった。しかし、シリーズのシナリオをすべてクリアするまで別のシリーズを選択することはできない。この都合上、時系列が後ろである作品からプレイしても詰まりにくいように各機体のパラメータが前作に比べて調整されている。しかし序盤で選択するシリーズ次第では攻略が困難になることもあり、特にファーストガンダムを最初に選ぶと水中など特殊な環境下での戦闘が多いため地味に厳しい展開になる。クリアしたシリーズを再選択する場合はステージ単位での選択ができる(後述のコンバートでクリア済の扱いになったシリーズも同様)。
カードダスやSD系ガンプラと連動しており、それぞれに記載されている黒歴史コードをゲーム上で入力することで該当する機体や戦艦、キャラクターを登録することができる(機体はゲームバランスの関係上テクニカルレベルで制限されている)。カード自体は現在では入手困難だが、全コードを公開しているサイトがあるため、キャピタルが許せばテクニカルレベル次第で強力な機体を一気に投入することも可能。
前作ZEROのセーブデータをコンバートすることが可能で、ZEROでクリアしたシリーズはこちらでもクリア済の扱いになる。この場合、該当するシリーズにはクリアマークではなく前作のロゴスタンプが押される。継承されるのはクリアしたシリーズと編入させたオリジナルキャラクター(階級はリセット)、シナリオクリア数に応じたボーナスキャピタルのみ。
PS時代のシリーズに共通して言えることだが総じてオリジナルキャラクターが強すぎるという問題がある。初期は能力値が高くないが、成長しきれば歴代シリーズの主人公以上のパラメータを持つキャラクターが多く、ゲスト部隊(原作キャラクターたちのこと)と比較すれば一線級のパラメータを持つキャラクターでも二軍落ちしてしまう。その上原作キャラクターはステージの都度キャピタルを払ってレンタルしなければならないため、ゲームが進むほどオリジナル自軍が無双する展開となる(更にZERO全ステージクリアのデータをコンバートした場合は序盤の人材不足という問題もなくなる)。「オリジナルの自軍でガンダムの歴史に介入する」のがシリーズ初期のコンセプトだったためあながち間違いではないのだが、いささか極端である。
PS時代のゲームのため、グラフィックのクオリティなどは現在のGジェネに比べるとさすがに劣るが、登場作の機体やパイロットはマニアックなまでに充実している。ガンダム世界を愛するものにとってはまさに「神ゲー」の名にふさわしいものだろう。
後に拡張ディスクとして、GGENERATION-F.I.Fが発売された。Fのシナリオが原作準拠なのに対し、こちらはその名の通り「If」のシナリオやチャレンジが収録されている。敵が女性パイロットオンリーだったりハロしかいなかったりとバラエティに富んでいる。また前作ZEROや前々作無印のコンプリートセーブデータも収録されている。特にZEROは自力では100%にできない(ガンダム・センチネルのゾアンが生産リストに登録不可)ので、本作のデータを使わないと完璧なプロフィールモードにはできない。
これもPS時代のシリーズに共通することだが、各ディスクにはCDプレイヤーで再生することができるトラックが収録されている(ゲーム中では聞くことができない)。内容はいわゆる「ゲーム機にセットして遊んでね」というメッセージなのだが、収録に参加したスタッフや声優がやりたい放題している無法地帯であり、原作台詞を改編したものや原作では絶対に言わないようなセリフを熱演している。ディスクの現物をお持ちの方は是非聞いてみることをお勧めする(PS本体の音楽プレイヤー機能でも再生可能)。
この作品で初の映像化となり、アニメ公式作品と引けを取らない程のシナリオの量であった。この作品の発売後にガンプラ化されたり、スーパーロボット大戦に参戦したりすることとなり、今では公式年表にも載るほどとなった。BGMや声優は本作がベースとなり、第二次スーパーロボット大戦α参戦時は本作のものがそのまま使われている。
キンケドゥ・ナウを演じた辻谷耕史はキンケドゥがシーブックだということを現場で初めて知った時は「知っていればもっと役作りが出来たんだけれども」と自分の演技に対する不満を述べていた。
掲示板
130 ななしのよっしん
2024/03/01(金) 15:55:36 ID: KgFtrDWl7B
>>128
今更ですまないけど好きな方でいいと思う。
当時FIFしか持ってなかったのもあってそれでも自分は1を選んだけど、専用機禁止に戦艦にも縛りならベルフェゴールがある為2かな。
弟は2でベルフェゴールとエピオンを主力に、余る出撃枠はビルゴ3で戦力補っていった。ここからガンダムファイトEXのLV.Cでまず熱核ギガブースターを手に入れて、EX Lv.Cを全機撃破できるようになるまでひたすらスーパーチャレンジモードのザクのヤツ繰り返していて、その後は鍛えまくったユニットとパイロットのお陰でFIFは全て攻略できたので。
熱核ギガブースターと東方不敗流トレースシステムでかなり助かってた。
131 ななしのよっしん
2024/03/20(水) 03:45:21 ID: zp0ugIOLkc
BGMのアレンジは微妙と言われがちなんだけど
月の繭のアレンジは今でも好きなくらい出来いい
あれで∀ガンダム見始めたわ
132 ななしのよっしん
2024/05/09(木) 23:31:43 ID: 8H93cTwMbY
アナザーガンダムのBGMの充実っぷりが何気に凄いと思う
GガンやWG主役格の個別BGMがキッチリ用意されてる作品なんてほぼないんじゃないか?
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/04(土) 03:00
最終更新:2025/01/04(土) 02:00
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