笹目桜二郎とは (ササメオウジロウとは) [単語記事]

笹目桜二郎(ささめ　おうじろう)とは、漫画「ジョジョリオン」の登場人物である。

あなた・・・『覚悟して来てる人』・・・・・・　ですよね。
この記事を読むって事は、逆に「ネタバレ」を見せられるかもしれないという危険を、
常に『覚悟して来ている人』ってわけですよね・・・

オレは「笹目桜二郎」。この上の階に住んでるサーファーだ。

ジョジョの奇妙な冒険・第8部「ジョジョリオン」の登場人物。

年齢は22歳。職業は自称・サーファー。(本編中にサーファーをやってる様子はない。)　独身。
住所はM県S市紅葉区杜王町 258 番地マンション「つつじヶ丘」304号室。
イルーゾォに似た服を着ていて、首のあたりと手袋にスタンドと同じようなマークを付けている。斜め前に垂らした短髪が特徴。
生まれた実家は「壁の目」が隆起した場所に立っていた。
子供の頃にいつしか自然と自身のスタンド能力に気づいたらしい。

再登場した際の外見は変わっており、肌が浅黒く、頭髪には多くの×マークが付いていた。欠けた指を覆うのに手袋ではなく指サックを使い、胸にスタンドのマーク、上半身はチョッキの下は裸になった。
精神状態は最初に登場した頃より安定しているらしいが、性格が完全なるクズ(公式認定)にまでなってしまっている。
以下のようなトラブルが吉良とあったにも関わらず、今も吉良の事を親友と思っており、言動が荒くなった後も吉良ホリーに対して「さん」付けで呼んでいる。

2008年の夏頃、海辺で自分の能力を使って、いつものようにサーフボードの真上から、誘いに乗ってきた女の子を殺さない程度に海に沈める遊びをして幸せだったが、そんな日常の最中、いつの間にか背後に立っていた吉良吉影と何となく仲良くなった。吉良は桜二郎の能力が見えていたらしく、桜二郎の方も、吉良の態度と声で殺人を犯していると何気なく思ったらしい。
だが、吉良は桜二郎を気に入らず、サーファーという「海の男」を演じてるにも関わらず、「陸」と「海」どっちつかずの生活をしていて男のふりをしているとまで言われて散々なじられる。

2009年～2011年頃、かなり日焼けした上で港近くのラーメン屋で、パリピっぽいサングラスを掛けた女性とラーメンを食べていた所、またしても吉良になじられ、彼のスタンド能力でシャボン玉を顔に入れられて、女性と共に退散した。そんななじられる日々が続いてゆき、夜中ずっと吉良に「男なら食って証明してみろ」と言われた結果、酒や薬の影響で朦朧としていたせいもあり、それに乗ってしまい自身の両手の指の第二関節から先を爪も骨も肉も含めて10本全部食ってしまった。

それを恨んで、絶対に支配してやると決め、吉良を付け狙い、吉良のマンションの部屋の真上に自分も部屋を借り、吉良が出ていった隙に、東京から杜王町に旅行中の女性を囮にし、吉良と女性との緊縛エロ写真を合成し、吉良の部屋に画鋲に針、のこぎりや棘付きの風呂のチェーン、中南米原産の毒蛇まで2匹持ち込み、トラップハウス状態にして、「吉良吉影」を3日も真上の部屋で待ち続けた。

3日待った結果、吉良と思しき人物が部屋に入ったのに気づき、徐々にその人物の手足を支配していく。途中で誤算はあったものの、無事に「4点」に傷を付け、囮の女性の協力により、対象を完全に支配する。だが、助けが入り、援軍に対処しているうちに、対象に隙を見て摩擦とほとんどの視界を奪われベランダから落下した。

狙った人物が助けたため命拾いしたが、尋問される最中に何度も蹴られたうえ、用済みになった瞬間にも蹴られて再起不能になった。

これで終わりかと思われたが、新ロカカカの収穫まであと5日と迫った時に、資産200億もある晴天バーディーズの女性オーナー、喜谷真亜子(通称：前足マコリン)の愛人としてジャグジーに浸かりながら再登場。東方家に恨みを持つオーナーと共に、東方家を潰して指を取り戻し全てを奪うため立ち上がる。
東方フルーツパーラーとダモカンクリーニング店の接点を見つけ、東方つるぎに揺さぶりをかける。そのまま東方家に移動し、スタンド能力を使って、つるぎを一部操り密輸と資金洗浄の証拠を入手。なおも新ロカカカを手に入れようとする。つるぎ・常敏親子に印を付け、両者のスタンドを確認した後殺害し、目的の物と常敏の金を手に入れて、悠々とタクシーでマンションに戻るが、生きていた常敏の能力により熱が万札から間接的に顔に移り、熱から逃げようとして屋上内のプールに沈んで最期を迎えた。
再登場してからわずか3話の退場であった。

姓の由来は、宮城県石巻市の地名からか。

「4つ」取られなければ…「真上」に立たれちゃ駄目よ…。

ファン・ファン・ファン
【破壊力：E/スピード：C / 射程距離：D / 持続力：A / 精密動作性：E / 成長性：E】: 笹目桜二郎のスタンド能力。男の上半身にアルファベットの「G」に似たマークが数か所付き、両肩の部分から長い脚が4本、腰のベルトの下から短い脚が4本あるスタンド像。分類としては不明だが近距離系ではない模様。連載時は人型スタンド像だったが、単行本で修正された。
人の両手足に傷があり、その真上に立つと、その手足の甲に「G」に似た印が出る。「1点」だけでも印を付けて真上に立たれれば、そこは傷つけられた本人の意思とは無関係に、本体の思うのまま動く。それが両手足「4点」になると、傷つけられた者を完ぺきに動きが支配されてしまう。
スタンドで支配するには、対象に手足に傷を付けた上、本体とスタンドが真上にいないといないため、とても条件が厳しい。第8部のスタンドに限ってみても、ここまで使い勝手が悪いスタンドはないといって過言ではない。
そのこともあったのか再登場した際には直接手足に触れても印が付くようになっており、「1点」だけでも体の一部を印が付いた者の気づかないうちに操作し、ガラス窓を突き破る勢いのパワーが出るようになった。
第3部のスタンド「ジャスティス」の完全下位互換といえるかもしれない。
スタンド名の由来は、アメリカのサーフ・ロック・グループ「The Beach Boys」のシングル兼楽曲「Fun, Fun, Fun」より。