深海(フカミ)マコトとは、特撮ドラマ『仮面ライダーゴースト』の登場人物。
仮面ライダースペクターに変身するタケルの兄貴分である。
タケルと同じくゴーストドライバーを持つ仮面ライダー。
仙人はその存在を知っているらしいが、詳しくは教えてくれない。
眼魔とは何らかの形で繋がっており、何か大きな目的のために眼魂を集めているようだが…
多くを救おうと戦うタケルと違い何かを救うために何かを犠牲にする考えを持っており、
その方向性の違いからタケルとは対立することになる。
ちなみに変身ポーズが中腰になり仮面ライダー2号の変身ポーズの前半部分を取るという衝撃的なものであり、
多くの視聴者の中で賛否両論が飛び交ったとか。
実はタケル・アカリとは幼馴染だったが、タケルの父・龍が行った実験に巻き込まれたことで妹のカノン共々眼魔世界に飛ばされてしまい、人間界では行方不明とされていた。
人間界に戻った際にはスペクターに変身する能力を得ており、眼魂になってしまったカノンを復活させるために英雄の眼魂を集めはじめた。
「眼魂を集める」という目的ただ一転に盲進するあまり、人間を守るため戦うタケルやカノン本人の言葉にも全く耳を貸さなくなっており、眼魂を奪うために(人間への被害はそっちのけで)眼魔と戦闘中のタケルに襲いかかる等の理不尽な行動が多々あり、マコトだと気付く前のタケル及び視聴者からは反感を買うことになった。
後にタケルが15個の眼魂を集め願いを叶えようとした際には絶望してしまうも、タケルがカノンを生き返らせる道を選んだことで、その優しさに感激しつつも己の今までの行動を悔い、ついにタケルと共闘。
その後はタケルに協力するようになったが、「けじめをつけなければならない」とタケル達からは距離を置くようになってしまう。しかし、タケル達がピンチの時には必ず駆けつける、名実共に味方2号ライダーとなったのだった。
実は人間世界にいる彼は眼魂に魂を宿した仮初の肉体であり、アランを庇った際に眼魂が破壊されてしまう。
眼魔世界で肉体に宿り蘇った際にはイーディス長官(仙人のオッチャン)に危険な眼魂・ディープスペクター眼魂を受け取り眼魔世界を脱出。
仲間を守るために決意を固めて新たな姿・仮面ライダーディープスペクターへと変身した。
「超MOVIE大戦」での時系列はマコトの態度を見る限りではカノン復活~タケル1回目の消滅までの間の出来事だと思われるが、
TV版のマコトは改心前なので、映画を見た視聴者は「誰だお前」となったとか。
マコトとカノンが目撃したマコトにそっくりの男。眼魔世界の制服を着ている。
ガンマイザーの行動に不安を覚えたアデルが人間界に送り込んだ刺客。
マコトと同じくスペクター(およびディープスペクター)へと変身し、マコト達に襲い掛かった。
倒されても倒されても新たな個体が現れ
アデルは配下としてガンマイザーに対応させて15人を目覚めさせていたが、後に一体化しより強力な存在へと変化している。
だがそれを期に精神が部分的にマコトとリンクし始め、彼の中にもマコトと同じくカノンや仲間を想う気持ちが芽生えていく。
最終的には戸惑いながらもその変化を受け止め、マコトと共にガンマイザーへと立ち向かっていった。
本編終盤、マコトが瀕死の重傷を負った際に彼と融合し救う形で退場した。ちなみにその存在はマコトの中で生き続けており、後述の『仮面ライダースペクター』内でも彼に語り掛けている。
本編及び超バトルDVD『真相!英雄眼魂の秘密!』の後日談となるVシネマ『仮面ライダースペクター』では主人公となる。
その際に彼の出生の秘密についても語られることとなった。
実はマコトは元眼魔世界の重役であるダントンが命を創造する実験で生まれた人造人間(アリア曰く「心の無い人形」)であり、本名は「リヨン」。
完成した際に育ての親であるゴーダイこと深海大悟によってカノン共々攫われ、人間世界の人間として育てられてきたことが明らかになった。
上記の「もう一人のマコト」も、マコト(リヨン)を作る際に大量に制作された人造人間、彼と共に生み出されたいわば兄弟だったのである。
本編上でマコトに倒されても何度も襲ってきたのも、全て別人の「もう一人のマコト」であり、執拗に「俺は深海マコトだ!」と言っていたのは自分の出生を知っていた故の自己暗示であったものだと思われる。
自分の正体、そしてその存在の価値を知ったマコトは絶望しカノンをも拒絶するが、自らの腕を犠牲にカノンを守ったダントンに心を開き、行動を共にし始める。
一方でダントンと相反する思想を持つアランとは対立してしまい、戦いの末にディープスラッシャーでアランの腹部を突き刺し重傷を負わせてしまう。
しかしカノンを失敗作として処刑しようとし、また肉体改造によって救った民を腕を再生するために吸収したダントン。
そしてカノンを庇い消えてしまった西園寺の存在によって彼の気持ちは完全に吹っ切れ、自分の兄弟全員をガンガンハンドで射殺。
自らが…そしてダントンが犯してしまった全ての罪を背負って戦う覚悟を決め、その覚悟から生まれたシンスペクター眼魂によって仮面ライダーシンスペクターに変身。ダントンを打ち倒した。
自分に大切な物をたくさんくれた龍、大悟、ダントンの3人の父親の命・意志・そして罪を背負ってマコトはこれからも歩み続けるだろう。仮面ライダースペクターとして…
マコトが劇中で変身する仮面ライダー。
ゴーストと同じくゴーストドライバーを使い変身し、先端に拳型のユニットを備えた長銃「ガンガンハンド」をメイン武器とする。
ゴーストが1本角なのに対して2本角。
専用バイクは2本角と巻き付いた鎖が特徴的な青いバイク「マシンフーディー」。
カイガン! スペクター! レディゴー! 覚悟! ド・キ・ド・キ! ゴースト!
身長:202.5cm
体重:96.5kg
パンチ力:6.0t
キック力:10.5t
ジャンプ力:ひと飛び43.0m
走力:100mを5.6秒
スペクターゴースト眼魂で変身するスペクターの基本魂。ゴーストとは異なり「○○魂」という表記がない。
特別な能力は持たないが、マコト自身が実戦経験を積んでいるため基本的な戦闘能力は高い。
必殺技はゴーストと同じく紋章のエネルギーを収束してライダーキックを放つ「オメガドライブ スペクター」。
身長:214.0cm
体重:99.5kg
パンチ力:6.1t
キック力:10.8t
ジャンプ力:ひと飛び42.5m
走力:100mを5.8秒
織田信長のゴーストが入ったノブナガゴースト眼魂で変身する魂。
火縄銃を使って戦った武将である織田信長らしく、ガンガンハンドの銃モードを使って戦う。
必殺技はガンガンハンドを大量に複製し、一斉射撃を放つ「オメガスパーク」。
「オメガドライブ ノブナガ」では他の形態同様にライダーキックを放つ。
ゴーストがノブナガゴーストを出現させたところに割って入り、それを横取りする形で眼魂を生成した。
カイガン! ツタンカーメン! ピラミッドは三角! 王家の資格!
身長:202.5cm
体重:97.5kg
パンチ力:5.9t
キック力:10.6t
ジャンプ力:ひと飛び43.5m
走力:100mを4.4秒
ツタンカーメンのゴーストが入ったツタンカーメンゴースト眼魂で変身する魂。
近距離攻撃が得意であり、ガンガンハンドのロッドモードにコブラ型の携帯電話ツール・コブラケータイが合体した鎌モードをメイン武器とする。
必殺技はガンガンハンドからピラミッド型のエネルギー弾を飛ばし、ヒットした標的を異次元空間に飲み込み消滅させる「オメガファング」。
カイガン! フーディーニ! マジイイジャン! スゲぇマジシャン!
身長:205.0cm
体重:312.5kg
パンチ力:8.7t
キック力:12.8t
ジャンプ力:ひと飛び43.2m
走力:100mを5.5秒
ハリー・フーディーニのゴーストが入ったフーディーニゴースト眼魂で変身する魂。
仮面ライダー電王とは一切関係ない。
変身時にはスペクターの愛車・マシンフーディーが展開・変形したフーディーニゴーストがスペクターに装備される。
当初マコトはフーディーニゴーストに認められておらず眼魂を起動することができなかったが、マシンフーディーを使用して、マコトを拘束したフーディーニゴーストの試練を見事乗り切り変身する資格を得た。
バイクの走力を推進力に変化させることで空中飛行が可能な他、脱出王フーディーニの名にふさわしく相手の拘束からの瞬間的な脱出、また逆に鎖で相手を拘束することができる。
カイガン! ネクロム! ヒウィゴー! 覚悟! 乗っ取りゴースト!
身長:204.0cm
体重:98.5kg
パンチ力:8.7t
キック力:12.9t
ジャンプ力:ひと飛び44.0m
走力:100mを5.0秒
アランにネクロムゴースト眼魂を無理やり使用されて変身したスペクター。
スペクターの素体にネクロムのゴーストパーカーが装備されており、アランの思いのままに動く傀儡と化している。
アーイ! ダァイブ・トゥ・ディープ…
ギロットミロー! ギロットミロー!
ゲンカイガン! ディープ・スペクタァー…
ゲット・ゴー! 覚悟! ギ・ザ・ギ・ザ! ゴースト!
身長:208.5cm
体重:129.0kg
パンチ力:23.5t
キック力:26.5t
ジャンプ力:ひと飛び41.9m
走力:100mを5.2秒
イーディス長官から託されたディープスペクターゴースト眼魂で変身するスペクターの強化形態。
ディープスペクター眼魂は変身音の通りギロッと睨みつける目玉を模しており、変身後も全身にギザギザと生えたトゲによって元々怖い悪霊のような姿のスペクターが更に恐ろしくも禍々しい格好の良さがにじみ出ている。
サングラスラッシャーのリデコ専用武器ディープスラッシャーを使用し、闘魂ブースト魂同様にノブナガ魂やツタンカーメン魂などのゴーストチェンジも可能。
イーディス長官は「ものすごい力を秘めた眼魂」と称しており、使いこなせなかった場合は使用者に何らかのデメリットが起こるという。
ギラギラミロー…ギラギラミロー…
ゲンカイダイカイガン!! ゲキコウ・スペクター!!
デッド・ゴー! 激怒! ギ・リ・ギ・リ ゴースト! 闘争! 暴走! 怒りのソウル!
ディープスペクターの二段階目の形態で、背中に巨大な翼が生え、飛行能力と強大な戦闘能力が付加される。その威力は眼魔世界と人間界をつなぐ「眼魔ホール」の破壊が可能。
眼魔世界に干渉し、ガンマイザーに危機感を抱かせるほどである。しかし、名乗り音の不穏さによって視聴者から「暴走か死のリスクがあるのではないか?」と不安を抱かれていた。
身長:205.0cm
体重:98.0kg
パンチ力:5.2t
キック力:9.6t
ジャンプ力:ひと飛び39.0m
走力:100mを6.4秒
ピタゴラスのゴーストが入ったピタゴラスゴースト眼魂で変身する超バトルDVD限定の魂。
ピタゴラスの力によってピタゴラスイッチを発生させ、その仕掛けによって敵にダメージを与える。
マコトはこの魂に変身するために三角の定理について徹底的に勉強したという。
「さぁ…お前の罪を数えろ!!」
仮面ライダーWのゴーストが入ったダブルゴースト眼魂で変身する魂。
Wのサイクロンジョーカーの姿を基に緑と黒を基調とした半分こ怪人の姿をしている。
変身時にはマコトが「さぁ、お前の罪を数えろ!」と決め台詞を言う。
過去に周りを見ずに暴走してしまった「自分の罪」を数えたマコトが、今度は敵対する相手にその罪の数を問うというのはなかなか感慨深い。また、先述の通りVシネマでのマコトは途轍もない罪に直面することになる。ミツザネェといいどうしてWに関するフォームになるライダーは大概何かやらかしてんだ。
必殺技はジョーカーエクストリーム…ではなくサイクロンのマキシマムドライブの「ジョーカーサイクロンキック」
仮面ライダーフォーゼのゴーストが入ったフォーゼゴースト眼魂で変身する魂。
変身直後、タケルからは「それって、言わないといけないの?」とツッコまれている。
フォーゼのベースステイツを元に白地にオレンジのラインが入ったゴーストパーカーを着込んでいる。
主な攻撃手段として、右腕にロケットモジュールを装備している。
必殺技はロケットとドリルを使用した「ライダーロケットドリルキック」。
「セイヤーッ!」
仮面ライダーオーズのゴーストが入ったオーズゴースト眼魂で変身する。
オーズの「タトバコンボ」を元に赤、黄色、緑のゴーストパーカーを着込んでいる。
アーイ! セブンシンカ!!
バッチリミロォ… バッチリミロ…
シン・カイガン! シン・スペクタァー…
プライド!グリード!ラスト・ラース・エンヴィー!グラトニー!スロウス!
ブレイク! デットリーシン…!
自らの罪の意識を認め、その罪を背負う覚悟をしたマコトが出現させたシンスペクター眼魂によって変身する真なるスペクターの最強魂。
眼魂及びスーツはムゲン魂の改造であるため全体的によく似ており、言わばスペクター版ムゲン魂と言える。
ゴーストのムゲン魂と違い、こちらは人の罪の意識を力に変える能力を持っており、七つの大罪それぞれに由来する技が全て揃っている。
この技はVシネマの中で全て実際に披露されており、中には本編未登場のまま終わった技が基となったものも存在する。
必殺技は、六枚の青い翼を生やしながら空高く上昇し、真下に急降下キックを放つ「デッドリーオメガドライブ」。
名前のシンは「真」もしくは罪を意味する「Sin」からとられていると思われる。
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最終更新:2025/01/11(土) 14:00
最終更新:2025/01/11(土) 14:00
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