浩とは、日本・中国語圏の名前である。
日本の名前
ひろしと読んで男性の名前に使われる。また、ひろと読んで女性の名前にも使われる。
中国語圏での名前
漢字として
- 意味
- 水の広大なさま、有り余る、盛大な、たくさんの、はてない、という意味がある。〔説文解字・巻十一〕には「澆(そそ)ぐなり。水に從ひ告聲」とある。〔書経・堯典〕に「浩浩として天に滔る」とあるように、浩浩で水がゆたかなさまを表すのに使い、そこから広大という意味がある。
- 字形
- 形声。声符は告。
- 音訓
- 音読みはコウ(漢音、呉音)、訓読みは、ひろい。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。1951年に人名用漢字に採用された。
- 語彙
- 浩恩・浩瀚・浩気・浩浩・浩然・浩歎・浩蕩
異体字
- 澔は、〔集韻〕に浩と同じとある異体字。JIS X 0213第三水準。JIS X 0212補助漢字。
- 㬶は、〔字彙〕に浩と同じとある異体字。よく似た𦛩は造の異体(㬶は月に、𦛩は肉に従う字)。
- 𤅡は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。〔康煕字典〕の引く〔博雅〕に「𤅡𤅡、大なり」とある。
- 𤅆は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
関連項目