対決列島 単語

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タイケツレットウ

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安田「これより5日間!各地で死闘を繰り広げ、領土を奪い合い、
    最終的により広い領土を確保した方が勝ちとなる!
    日本列は今日から5日間、『対決列島』となるのだァーッ!!」

(対決列島 第一夜より) 

『対決列島 甘いもの国盗り物語 とは、北海道テレビ(HTB)の番組『水曜どうでしょう』にて行われた企画のひとつである。なおオンエア中のサブタイトルは『 the battle of sweets 』と表記されているものもあるが、ここではDVD全集のタイトルに準拠する。

概要

2001年6月15日から10週に渡って行われた、レギュラー放送では最長の企画

企画の発端は2001年度初頭に行われた『一致団結!リヤカーで喜界島一周exit』 内で、リヤカーの引手を押し付け平和的に決定するために、ミスターこと鈴井貴之魔人こと藤村忠寿ディレクターの両名が行った鹿児島名物「氷白熊」の食い対決が行われた際、藤村D敗北したことによる。

そもそもミスターは番組内で「ミスター生き地獄」と称して甘いものを食いさせられるほど甘いモノが苦手であり、かたや藤村Dは餡やをまるでの如く飲み下す、驚異の胃袋の持ちなのである。
過去には『サイコロの旅5 〜キング・オブ・深夜バス〜exit』で鹿児島県内にて快速「なのはな」に乗り込んだ際に、この二人は氷白熊食い対決を行っていた。その際、いい大人である二人がを血走らせて本気で食いをした挙句、藤村Dが余裕でミスターを下していたのである。(ミスター敗北した間、口に残っていた白熊を…いや、何でもない)

その魔神藤村Dが、ミスターに氷白熊敗北したのだ。
演の大泉洋ですら驚愕するその歴史間に際し、打ちひしがれた藤村Dはふと思ったのである。

は実は、甘いモノがそんなに強くはないんではないか?」と。

(対決列島 第一夜より) 

というわけで、ヒゲ藤村忠寿

というな条件を突きつけ、ここに『対決列島』の5泊6日に渡る決戦の火蓋が切って落とされたのである。

対決のルール

  1. 北海道から九州鹿児島までレンタカーで移動し、通過した県でその都度その土地の名産・名物を食い対決する。
  2. 対決チーム対抗戦とし、ミスターには大泉洋魔神にはonちゃん安田顕サポートとして付き、 対決の内容によっては適時彼らの補佐を受けるものとする。
  3. 食いに勝利したチームには、その県の敷地面積ポイントとして与え(1キロメートル1pt)、その合計値が最終的に多かった営を勝者とする。
  4. 通過しなかった県に関しては積み残しとし、最終対決である鹿児島の氷白熊対決勝利した者にそのトータルポイントを総取りさせることとする。
  5. ミスター勝利した場合は「ミスター」の称号を「エンペラー」に昇格し、次の企画ハワイバカンスにいくこととする。
  6. 魔神勝利した場合は「魔神」の称号を「大魔神」に昇格させ、次の企画アラスカユーコンキャンプしながら下りすることとする。

また、旅の最中に互いのの状況やロケ時間の兼ね合い、狭い面積の県での対決(=獲得ポイントの低い勝負)によるモチベーションの低下などを考慮した結果、地方大会」と称してある程度の範囲の通過県のポイント一気に獲得する勝負が数回行われることとなった。

対決チーム紹介

ミスターチーム

鈴井貴之
さんご存知、ミスター水曜どうでしょう。この企画のロケ前までダイエットをしていた。
これまでも「ミスター生き地獄」で見てきたように饅頭・練り物にはめっぽう弱いものの、酸っぱいものを実はかなり得意としており、自己申告では「梅干なら一くらい余裕」。
また、フルーツや冷たいもの(アイスクリームかき氷など)にも較的強い。 
普段は魔神と共にアホ企画を立案し、大泉(たまに安田も)を陥れる側にいるが、今回に限り企画の内容を一切知らされずにHTBの玄関に放り出された。 
大泉洋
すずむし食いの歴史の生き人でもある。
過去には『桜前線捕獲大作戦exit』でわんこそば105杯をらげる程度の能力を発揮した実績を持つ。
しかし視聴者にはどちらかというと食いよりも、「シェフ大泉シリーズ」などに代表される独特な調理スタイル、通称「おみまい」の方が記憶に残っている。
苦手はないが得意なものもない、一般人胃袋をもつ一の男。
ちなみに本企画及び次回の企画(海外)のためにスケジュールが約2週間抑えられているのを知り、「次の企画海外だ」と悟ったそうだ。彼には例によって何も知らされなかったが、それはいつものことなのでわざわざ取り上げるまでもない。期せずして自分と同じ立場に置かれたミスターに対し「その気持ち痛いほど分かる」と同情していた。

魔神チーム(チームびっくり人間)

藤村忠寿
魔神ヒゲHTBの名物D。実家名古屋で、喫茶店カフェレスト ラディッシュ」を経営していた(放送当時。勿ラグである)。
甘味をこよなく愛し羊羹饅頭などを貪り食らう姿を番組中に何度も撃されている。最も得意とする名物はずんだ餅赤福などの「系」。
しかしその反面、冷たいもので頭痛になりやすい、酸っぱいものが極端に苦手などの弱点も併せ持っている。ミスターの食の属性とはほぼ対極に位置する男である。
企画役と言っても過言ではないが、「裏方は映さない」というどうでしょうのスタンスからか、その食べっぷりがカメラへまともに映る事はほとんどなかった(大泉く「一番食う人がカメラに映らない」)。
onちゃん安田顕
ボクonダヨー!!(o▽n)
出発前には「決闘を申し込む」体で企画発表をするというオイシイ役割を果たす。イケボイス
この企画の収録以前に牛乳飲み対決で「牛乳1本を2け、ぶっちぎりのトップ優勝した」という、ミスターチームにとってはなんとも喜ばしくない経歴を誇る平成怪物
また大泉の談では「あいつの食いはすごい」ということもあり、放送当初は「こんなバケモノ二人を相手にしてミスターチーム大丈夫なのか」と視聴者を震え上がらせた。

……の、だが。 

その他

嬉野雅道
カメラ担当ディレクター。「四国クリームパン食ったろ!」に代表されるように食い物の恨みを深く根に持つ男。
企画では一の傍観者として対決の様子を淡々と記録する立場にあるが、スタッフ側の人間ということで藤村D率いるチームびっくり人間の味方をする事が度々ある。

対決の詳細

※戦績は、ミスターチームを基準に記します。

ネタバレ注意 これより以下の項は、番組内容のネタバレしかございません。
番組未視聴の方は特にご注意ください。

 

第1戦 北海道対決 (83,000pt)

最初にして最大クラスポイント数を誇る勝負。テーマ函館市にある「コーヒールームきくち」exitソフトクリーム3種(バニラモカミックス)。魔神チームは当初「五勝手屋羊羹」など自分たちに有利な食材で戦うことも考えるが、流石にそれは一方的すぎる上に、が多くなる本州エリア無双できる自信があったため、最初くらいはミスターの大好物であるソフトクリームで「五分の戦い」をすることを選んだ。だがこの舐めプにより、魔神は予想以上の苦戦を強いられることになる。

店から約200m離れた位置にどうでしょう班が取り、店までは大泉安田両名がダッシュで買いに行き→自チーム大将にパス→大将が食べ終わったら次を買いに走る×3、という流れで行われることとなった。なお大泉安田ダッシュ中にカメラを1台設置する形で撮されたが、店の中でのやり取りが写らないという、タレントにとってはただひたすら「陶しい」だけの撮となった。
1本を先に届けたのは大泉であったが、藤村Dの猛追により1本終了時点での両者の差はかった。ところが、2本配送の途中で安田道路上に買ったアイスを落としてしまい(実はヤスケンは落としたアイスを再びコーンの上に乗せようとしたのだが、が付いていたので誤魔化すのは理だった)、それが決定的な差となってミスターチームが見事勝利
この83,000ptは九州四国面積を合わせてもなお届かない埒外の大量得点であり、この大量失点を取りかえさんがために魔神は今後、様々な奸計を巡らすこととなっていくのであった…。

ミスター:83,000pt v.s. 魔神:0pt 
1勝 0敗 

第2戦 青森対決(10,000pt)

テーマ「気になるリンゴ」exit「アップルクーヘン」exitダブルパンチ

二つともリンゴ丸ごと一個を使用したダイナミックスイーツで、一応ミスターの得意なフルーツではあるものの、熱を通したリンゴ独特のとろみパイ生地・バウムクーヘン生地のもったり感はフルーツよりもむしろ餡・寄りであったためか、序盤からミスターペースは全くと言っていいほど伸びることがなかった。

途中、ミスターは「ギブアップ?」と問われて「…ギブアップ」と返答するも「NO!!!」と一蹴され、結局勝負は藤村Dの独壇場で幕を閉じた。

ミスター83,000pt v.s. 魔神10,000pt
1勝 1敗 

第3戦 秋田対決(12,000pt)

テーマは「きりたんぽ一本勝負」(醤油を塗ったきりたんぽに刺して焼いたもの)。

痛に苦しむミスターを慮っての甘味を外してのしかも一本のみという内容ではあったが、藤村Dは一切手加減することなく、①たんぽをからまず外し、②一気に口にブチ込む、という大泉洋く「中国の玉を飲むおじさん」の如き妙技で堂々の連勝。
仲間であるはずの安田でさえその様子をの当たりにして絶句、勝負中に大泉から「飲んでるwww」と評されるほどの猛スピードは、この後の勝負の推移を予感させるものであった。

ミスター83,000pt v.s. 魔神22,000pt
 
1勝 2敗

第4戦 岩手対決(15,000pt)

2日開幕。テーマは「小岩井農場exitの搾りたて牛乳飲み対決」。

勝負の詳細は独立記事安田さんリバースに詳しいので、そちらを参照されたし。結果はミスターチーム勝利であった。
なお、岩手県北海道の次に面積が大きい都道府県であり、これでミスターチームは2勝ながら大量のリードをすることになった。 

ミスター98,000pt v.s. 魔神22,000pt
2勝 2敗 

第5戦 宮城対決(7,000pt)

テーマは「ずんだ餅exit」。

藤村Dが得意とする系ということもあり当初は互いに6個ずつの勝負であったが、ミスター側にハンデとして勝負開始前に大泉へ1個を試食させ、更に安田嬉野Dにそれぞれ1個ずつ(ミスター側の皿から)試食させ、藤村D6個v.s.ミスター3個で勝負することとなった。
しかしそれだけのハンデをつけてなお、ミスター必死と格闘する横でトークを挟みながら々と自分の6個をらげ、あまつさえミスターの器に残されたずんだ粉をも口に放り込むという暴虐の限りを尽くし、藤村Dが貫勝利

なお、藤村D対決が終わった後の移動中にも「山形といえばさくらんぼだからごなしにさくらんぼ狩りをしよう」という常人離れな提案をし、「ごなしに…食うって言うか…?」と勝負に関係ない嬉野Dを恐慌状態に陥れるほどの余裕を見せつけた。
ちなみにさくらんぼはまだ旬の季節ではなかった(ロケは5月末に行われた。大泉)ため、さくらんぼ狩りは未遂に終わった(藤村ぶどうは!」大泉ぶどうはもっといだろ!」)。

余談だが、2011年放送の『原付日本列島制覇 第3』で三重県を走りながらミスターは「赤福ずんだはツートップだから」とコメントしている。

ミスター98,000pt v.s. 魔神29,000pt
2勝 3敗

第6戦 山形対決(9,000pt)

テーマは「ラ・フランス羊羹」と「フルーツゼリー」。

ゼリーにはノーマルタイプチーズクリーム入りのもののふたつをチョイス。ラ・フランス羊羹は所謂「まりも羊羹タイプピンポン球状の羊羹であり、これを魔神チーム6個、ミスターチーム4個に分けての勝負となった。
味はゼリーが冷えていなかったため企画内ではしく不評であり、よりによってテレビタレントが「うわマズい」と言ってしまうという放送事故が発生した(もちろん、冷えていれば普通に美味しい商品である)。
ミスターチーム先鋒の大泉がその味に苦しむ横で、安田からバトンを受け取った藤村Dミスターチーム羊羹までポン!とらげるという展開となり出演者は全員ドン引き魔神チームは様々な意味で完全勝利を収めた。

ミスター98,000pt v.s. 魔神38,000pt
2勝 4敗 

第7戦 栃木対決(6,000pt)

テーマは「宿の夕飯デザートで出されたずんだ餅」。まさかのずんだゲイン。

栃木ずんだ!?」とミスターチームは不を訴えたが、「栃木で出されたものだから」と藤村D然と押し切り開催。栃木は捨ててもいいと大泉が捨て鉢になる中、ミスターはあくまで全力で挑んだ。が、結局藤村D無限のキャパシティの前に惨敗。ちなみにこれがダメ押しとなったのか、翌ミスターのお通じは若草色になっていたという。「こっちはお前じゃねんだぞ!人にカマキリみたいな食生活させやがって」

この後、魔神チームは間違えて福島県通過してしまった(寝過ごした)ことを告げ、福島面積はこの先の「地方大会」に積み残すことを告げる。しかしそれは魔神の巧妙なだった…。

ミスター98,000pt v.s. 魔神44,000pt
2勝 5敗

第8戦 福島対決(14,000pt)

3日開幕。テーマは「ゆべしexit(柚子)」。

栃木対決の行われた宿でに、ミスター側の寝込みを襲う&苦手な餡系(しかも口の分を奪いまくる)コンボという卑怯極まりない形で開催される。
以後これを「奇襲」と称し、同じスタイル対決が数回催されることとなる。しかしこ対決、わざわざ奇襲をしなければ勝てなかった勝負であったのか?と大泉が疑問を呈する横で、ミスターからは「(こっちは奇襲もできないし)盛るしかないね」という物騒な発言が飛び出す始末であった。だが次のバトルで、ミスターチームある意味魔神に対して「を盛る」チャンスを得る。

ミスター98,000pt v.s. 魔神58,000pt 
2勝 6敗 

第9戦 関東大会(18,000pt)

群馬県埼玉県東京都神奈川県山梨県を合わせた初めての地方大会。
テーマは「川越市菓子屋横丁exitで買い込んだお菓子リレー」。地味にどうでしょう初の埼玉上陸である。

奇襲を成功させてすっかり気が緩んでいた魔神は、菓子屋横丁への移動中にうっかり梅干が苦手」であることを漏らしてしまう。その上、勝負のテーマを「コミッショナー」に任命したミスターチームに任せてしまうという二重の失態を犯してしまった結果、彼らが買ってきたのは、

  1. 日本一長い菓子(菓子屋横丁の名物。二人で一本食べる。一すっぱくないが多量の分を持っていかれる)
  2. ビンラムネ(の形をしたモナカラムネの粉が入っており、ストローで粉を吸った後を食べる。一人一本。すっぱい)
  3. せんべい40枚+ジャム5袋(いわゆるソースせんべいチーム二人の共同作業で食べる。黒蜜ソースも売っていたのだが、大泉いわく「あくまでジャム食するのがメイン」。袋には「ちょっぴり酸っぱい青春の味」と書いてあるが、ちょっぴりってレベルじゃないほどすっぱい
  4. 梅干し30個(菓子屋横丁の隠れた名物。昔ながらの漬け方で作っているため、「遊びのいすっぱさ」を持つ)

…というように、見事なまでに魔神の苦手とする「すっぱいもの」ばかりであった。これらを各食品ごとに設定したルールに則り、チームリレーするのが今回の対決内容となる。なお、梅干大将戦専用のスペシャルアイテムのため、各チーム大将が一人で食べなければならない。あまりにも魔神チームに不利すぎるテーマ魔神ハンデ戦を要するが、大泉はただ一言ノーだ」と突っぱねた。

菓子屋横丁近くの駐車場に停めた内で対決が始まった。ミスターチームはほぼ互ペース菓子を撃破し、ビンラムネにさしかかる頃には魔神が盛大にむせた隙を突いてリードを奪う。その上で「梅干しなら一いける」ミスタージャム五袋のうち四袋を直飲みするという荒業を披露してそのリードを圧倒的なモノにし、淡々と梅干しを食べてフィニッシュした。

一方、すっぱいものが苦手な魔神チームは序盤から給用のお茶(一人1)をハイペースで飲み下し、途中顔から笑顔が消えるというテレビマンにあるまじき事態となった。しかも安田菓子食した段階でお茶を使い果たすというペース配分のミスを犯したため最後まで深刻な不足に苦しみ、魔神は「安田くんジャム全部食え!」「雨水飲め!」とな事を言い出すまでに追い詰められる。その結果、最後の梅干に入るまでに大差をつけられた魔神は敢え敗北関東ミスターの手に落ち、復讐は果たされた。

…だが、これが魔神の怒りに火をつけることになる。ついでに安田は度重なる失態により、「君もう出なくていいから。が一人でミスターと戦う」と戦力外通告を下されてしまった。

ミスター116,000pt v.s. 魔神58,000pt
3勝 6敗 

第10戦 長野対決(14,000pt)

テーマは「おやき」。通常おやきにはあんこが入っているが、長野では野沢菜や漬物などのおかずが入ったおやきがよく食べられている。

どうでしょう班の前には『野沢菜』のおやき2個、『あんこ』のおやき2個が広げられた。対決は双方の大将おやき2個を食いすると言ういたってシンプルなもの。
かしこおやき、外から見ただけでは中身がまったく分からないのだ。

つまり、今回の対決は4個の『中身が分からない』おやきの中から2つを選ぶ、という運の絡む対決となった。こしあんルーレットである。
そしてミスターがまっさきにかぶりついたのは不運なことにあんこおやき。同時に藤村Dが喰らいついたのも、同じくあんこおやきであった。
ならば残ったものはどちらも野沢菜のおやき…!

その野沢菜のおやきに勝負を賭け、決死の覚悟あんこおやきをほおばミスター、その傍らでおやきを飲み込んでいく魔人、そしていつものように魔人が1つめを大きな差をつけて食。
だが、魔人はすぐには2つめに手をつけずにミスター食を待つという余裕を見せる。
そしてミスターが1つめを食、しかしミスターは頭痛に襲われ上体を折り曲げ、頭を抱えていた。苦しげなミスター

だが、これはミスターの策だったのだ…

屈んだ体勢から2つめの野沢おやきに飛びつくミスター! そして魔神の意表を突き、リードをつけて喰らいつく!

しかし次の間、ミスターの口の中には甘い甘いあんこの味が広がった!

大泉  「藤村くんまたもや汚い攻撃にでた! 用意されていたのは4つともあんこだ!」

        「汚いぞ藤村! 卑怯だぞ藤村! 野沢菜なんかなかったんだ! 4つともあんこなんだ!!」

汚い藤村抗議の眼差しを向ける策士(笑)ミスター
々と2つめのあんこ入りおやきを飲み下す魔神藤村
ひっくり返って大爆笑するすずむし
「きったねぇー…」呟くonちゃん安田くん。

こうして関東大会の仕返し了し、長野魔神チームの手に堕ちた。

ミスター116,000pt v.s. 魔神72,000pt
3勝 7敗 

第11戦 岐阜対決(11,000pt)

4日開幕。テーマは「羊羹ひと巻」。

前日に引き続いての奇襲(しかも前日よりい時間)かつ餡子のお菓子であることからミスターに勝ちがあるわけもなく、あっさり藤村D勝利した…のだが。

彼は奇襲という有利な状況に甘えることはなかった。
苦戦するミスターをよそに、魔神藤村は一切手を休めない。
画面の中から小豆色の塊が1つ、また1つと消えていく。
淡々と、しかし異常ペースで消え去る羊羹は、大泉く「積み木がくなってく」が如し。
絶対勝てると分かっていてなお、付け入る隙すら与えまいとしたのだろうか。

こうして羊羹ひと巻を一で消し去った藤村は、堂々と勝利のテレマークを決める。
繰り返すが、時刻は4時半。そして、彼がぺろりとらげたものは羊羹ひと巻。病気である。

この「TVに映しちゃいけない」光景の当たりにして、大泉はおろか味方であるはずの安田さんですら言葉を失い、ミスターは「っぱらからこんなもん食えるやつおっかしいよ」と、布団にうずくまり呪詛を撒き散らしたのであった。

…魔神恐るべし。

ミスター116,000pt v.s. 魔神83,000pt
3勝 8敗 

第12戦 愛知対決(5,000pt)

テーマ小倉トーストカフェレスト ラディッシュ」
何を隠そう魔神実家である。 

藤村Dく「居ても立っても居られない、く出たい」というほどの気恥ずかしい空気の中、『今回のみ勝利後はテレマークではなく「美味しかったよ母さん!」藤村氏のご堂にを掛けることで勝利とする』という追加条件が提示され、あっさりそれが可決。対決列島至上もっとも生暖かい空気で勝負が推移する中、藤村D食の後「カアチャンオイシカッタヨ」と告げ、魔神チームが見事勝利

勝負後、ミスター側からは「ここはもうポイントじゃあないですよ」「いいものを見せてもらった」「負けたけど清々しい」という言葉と、惜しみない拍手が送られるという異常事態になる。 また、どうでしょう班は「実家では『たーくん』と呼ばれる魔神」「出掛けにお小遣いを貰う魔神」「結婚式に乗っていた魔神」などなどの恥ずかし情報をご堂から直接ゲットし、魔神は勝負には勝つも、精神的には5000ptに釣り合わない特大ダメージを負う結果となった。

この小倉トーストは本来店で出していない裏メニューで、言ってみれば単なるたーくんの好物というだけのものであった。しかし、放送を見た士が小倉トースト当てに多数店を訪れるようになったため、ご堂の計らいにより「然の裏メニュー」として定着する。その後も各種どうでしょうグッズを店に飾ったり、どうでしょう祭に屋台を出店するなどのご堂の旺盛なサービス精神により、ラディッシュはどうでしょうの一大聖地として賑わうことになった。
しかし、去る2014年1月。数多のファンに惜しまれつつ、ラディッシュは店の歴史に幕を下ろしたのであった。美味しかったよ、母ちゃん

ミスター116,000pt v.s. 魔神88,000pt
3勝 9敗 

第13戦 近畿大会(19,000pt)

滋賀県京都府大阪府兵庫県を合わせた2回地方大会。
テーマは「明石焼き牛乳2本飲み」。

なお大泉はここに移動するまでの中で、ご堂のことを執拗にイジったのは言うまでもない。

前回の勝負から時間が経っていないこと、また出番が少ないことなどの理由から大泉安田の両副将による対決牛乳で大きくリードを取った安田が安定の勝利を収めた。安田が初めてチーム勝利に貢献できた間である。

が、から牛乳は出た。おまけにそのあと、を壊した。やっぱり彼、そんなにすごくないなぁ…。

ミスター116,000pt v.s. 魔神107,000pt
3勝 10敗 

第14戦 岡山対決(7,000pt)

5日開幕。テーマは「サンフルーツ」。

今回に限り、「互いが事前テーマを用意し、宿で相手の寝込みを襲い、先に襲えた方のテーマ対決するものとする」という変則ルールのもとでの勝負となった。というのも、連日連夜行われる魔神チームの奇襲攻撃に苦しめられたミスターチームは「単純に禁止しても駄だ」と理解。それならば、と「お互い奇襲有りなら問題なし」ということである意味奇襲を容認し、また利用することを思い立ったのであった。奇襲とはいったい…うごごごご
そして、互いが狙っていた(と思い込ませた)早ではなく、なんとド深夜(AM1時)というべき時間帯にミスターチームが奇襲に成功。そのままミスターの用意したサンフルーツでの対決となった。

すっぱい柑橘類、かつ寝込みを襲えたミスターに圧倒的有利な勝負ということもあり、ミスターチームの順当勝利
ちなみに魔神チーム元にきびだんごを用意していた。

大泉「玄関にうんこしてってやりましょう」

ミスター123,000pt v.s. 魔神107,000p
4勝 10敗 

第15戦 四国大会(19,000pt)

四国4県を合算しての3度地方大会。
テーマは「讃岐うどん」。

どうでしょう班が「キングオブ讃岐うどん」と称する『山越うどん』exitでのチーム対決。皆で美味しくうどんを掻きこむ中、何ということもなく藤村Dが一番にたいらげ、見事四国にて魔神チームポイント逆転を果たすこととなった。

ミスター123,000pt v.s. 魔神126,000pt
4勝 11敗 

第16戦 九州大会(28,000pt)

鹿児島長崎を除く九州の県を合算する最後の地方大会。
テーマは「スイカ」。

8切れに切ったスイカ(大きさは均一ではない)を大泉安田両名がジャンケンで4つずつ選び、それを大将一人で食いするという内容。しかし、第1回ジャンケン勝利した安田微妙に大きなスイカを選んだ上、その後のジャンケンに全て負けたことにより魔神サイドスイカは見た明らかに分量が多かった。
結果、その量の差がき後半に藤村Dが失速。最後にはスイカの種がの中に入り込む事態となった。一方ミスター薄い二切れのスイカを一切れに束ねて喰らいつくという奇策が攻を奏し、辛くもミスターチーム勝利となる。短い逆転だった。

これまでもほとんどいいところがなかったヤスケンは勝負後、更に厳しい視線されることとなった。

ミスター151,000pt v.s. 魔神126,000pt
5勝 11敗 

最終戦 鹿児島対決(97,000pt)

鹿児島+積み残しとなっていた通過しなかった県のポイントを合算した最終決戦
テーマは「氷白熊 750mlカップ」。

が予想したか、ミスターチーム圧倒的不利と思われた対決はほぼ互ポイントで推移し、この企画の趣旨であった「白熊対決」によってすべてが決まるという状況になった(戦績的にはだいぶ負け越しているのだがそれは突っ込んではいけない)。最初は全然乗り気でなかった大泉も、寝言で「いよいよ九州大会、宮崎決勝。レディーゴー!」と大で叫んでを覚ますなど、どうでしょう班は極度の緊に包まれていた。

対決鹿児島空港で行われることが予定されていたが、対決鹿児島空港では750mlサイズのものは季限定でしか販売していない」という事実が判明する。そのため帰りの飛行機の時間が迫る中、急遽どうでしょう班は氷白熊鹿児島市内まで買出しに行くハメになった。このDの手際の悪さに大泉はかなり憤慨することとなる。更に、その買い出しに向かう中では時ならぬ渋滞に巻き込まれるという大ピンチまで到来。最後の最後でチームえて協力せざるを得なくなるという、馬鹿馬鹿しくも感動的な絵面が展開された。

ギリギリのところで氷白熊は調達。鹿児島空港西郷隆盛像の前で「本当に食いしなくては飛行機に乗り遅れる」というバカバカしくてスリリングな最終決戦を開始。う最後にふさわしくお互いにペースと食べやすくする工夫の応酬という熱い展開となった。中盤までの藤村Dにはなかなか頭がキンキンする場面が訪れず、安定した速度で氷を咀嚼し続け僅かではあるがリードを保ち続ける。しかし終盤に至ると互いに頭がキンキンする展開となり、互いに手を止め頭を抱え、それでもなお根性だけで氷を口にする泥仕合が繰り広げられた。そんな最後までわからない一進一退の攻防を制したのは、勝利を確信して高笑いをした後、

「皆で下りに行こう!!」

という勝利宣言と共に残りの白熊をかき込みテレマークを飛ばした大魔神藤村忠寿
そして決着の間、決戦の地にあった噴水からはあたかも企画の終了・及び大魔神の再臨を祝うかのようにが噴き出したのであった。

かくして、日本全土を戦場に見立てた下分けバカバカしい戦いは幕を下ろした――。

そしてユーコンへ…。

最終結果 : ミスター151,000pt v.s. 魔神223,000pt
5勝 12敗 

余談

ニコ生放映

2014年7月30日より、東北でのイベントの宣伝を兼ねて「10連続」+「毎回第一夜から放送していく」形式で、ニコニコ生放送にて対決列島が公式で放送されていくこととなった。

その第二の放送に、東北イベント中の、そして飲みまくって全に出来上がっていた藤村D嬉野DBSPコメントを利用して降臨。
オーディオコメンタリーがつくことが恒例となっているDVDの発売に先駆けて、数々の裏話を暴露披露してくれたのであった。

北海道対決では「北海道はある程度ミスターチームに取らせる展開も考えていたが、それでも対決前の緊は尋常ではなかった」「カメラ嬉野Dの発案であったが、新な演出となったと思っている」「お店に撮許可を頼んでいなかった(そもそもどうでしょうで撮許可めることは基本的にない)」など。
また青森対決に関しては「ほぼ勝ちを確信していた」「気になるリンゴはどういう経緯で購入したのか覚えていない、それほど適当に選んだ」「対決中の大泉くんの実況は絵が盛り上がる」などが誤字脱字混じりに明かされ、コメント欄が湧き立つ結果となった。

なお、酔いどれ状態+ニコ生に慣れていないという両ディレクター視聴者コメントするタイピング速度驚愕しており、途中から「もうある程度意味が伝わるなら誤字っててもいいや」と開き直っていたフシがあった。そのためか番組名を「どーでしー」と打ち込んでいたのをはじめ、大泉氏は番組冒頭でいきなり「多い済」と誤字られ、最終的に「O-いずみ」と成り果てるという事も発生した。魔神度が過ぎたよ

対決列島ボードゲーム

2014年6月に発売された水曜どうでしょう一番くじ品のひとつに「A賞 対決列島ボードゲーム」が登場した。

その名の通り対決列島をモチーフとしたボードゲームである。「対決列島ボードゲーム」の記事もあるのでこちらも参照されたし。

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