安田「これより5日間!各地で死闘を繰り広げ、領土を奪い合い、
最終的により広い領土を確保した方が勝ちとなる!
日本列島は今日から5日間、『対決列島』となるのだァーッ!!」(対決列島 第一夜より)
『対決列島 ~ 甘いもの国盗り物語 ~』とは、北海道テレビ(HTB)の番組『水曜どうでしょう』にて行われた企画のひとつである。なおオンエア中のサブタイトルは『~ the battle of sweets ~』と表記されているものもあるが、ここではDVD全集のタイトルに準拠する。
2001年6月15日から10週に渡って行われた、レギュラー放送では最長の企画。
企画の発端は2001年度初頭に行われた『一致団結!リヤカーで喜界島一周』 内で、リヤカーの引手を押し付け平和的に決定するために、ミスターこと鈴井貴之と魔人こと藤村忠寿ディレクターの両名が行った鹿児島名物「氷白熊」の早食い対決が行われた際、藤村Dが敗北したことによる。
そもそもミスターは番組内で「ミスター生き地獄」と称して甘いものを無茶食いさせられるほど甘いモノが苦手であり、かたや藤村Dは餡や餅をまるで水の如く飲み下す、驚異の胃袋の持ち主なのである。
過去には『サイコロの旅5 〜キング・オブ・深夜バス〜』で鹿児島県内にて快速「なのはな」に乗り込んだ際に、この二人は氷白熊の早食い対決を行っていた。その際、いい大人である二人が目を血走らせて本気で早食いをした挙句、藤村Dが余裕でミスターを下していたのである。(ミスターは敗北した瞬間、口に残っていた白熊を…いや、何でもない)
その魔神藤村Dが、ミスターに氷白熊で敗北したのだ。
主演の大泉洋ですら驚愕するその歴史的瞬間に際し、打ちひしがれた藤村Dはふと思ったのである。
「僕は実は、甘いモノがそんなに強くはないんではないか?」と。
(対決列島 第一夜より)
という無茶苦茶な条件を突きつけ、ここに『対決列島』の5泊6日に渡る決戦の火蓋が切って落とされたのである。
また、旅の最中に互いの胃の状況やロケ時間の兼ね合い、狭い面積の県での対決(=獲得ポイントの低い勝負)によるモチベーションの低下などを考慮した結果、「地方大会」と称してある程度の範囲の通過県のポイントを一気に獲得する勝負が数回行われることとなった。
これより以下の項目は、番組内容のネタバレしかございません。 番組未視聴の方は特にご注意ください。 |
最初にして最大クラスのポイント数を誇る勝負。テーマは函館市にある「コーヒールームきくち」のソフトクリーム3種(バニラ、モカ、ミックス)。魔神チームは当初「五勝手屋羊羹」など自分たちに有利な食材で戦うことも考えるが、流石にそれは一方的すぎる上に、餅が多くなる本州エリアで無双できる自信があったため、最初くらいはミスターの大好物であるソフトクリームで「五分の戦い」をすることを選んだ。だがこの舐めプにより、魔神は予想以上の苦戦を強いられることになる。
店から約200m離れた位置にどうでしょう班が陣取り、店までは大泉・安田両名がダッシュで買いに行き→自チーム大将にパス→大将が食べ終わったら次を買いに走る×3、という流れで行われることとなった。なお大泉・安田のダッシュは道中に無人カメラを1台設置する形で撮影されたが、店の中でのやり取りが写らないという、タレントにとってはただひたすら「鬱陶しい」だけの撮影となった。
1本目を先に届けたのは大泉であったが、藤村Dの猛追により1本目終了時点での両者の差は殆ど無かった。ところが、2本目配送の途中で安田が道路上に買ったアイスを落としてしまい(実はヤスケンは落としたアイスを再びコーンの上に乗せようとしたのだが、砂が付いていたので誤魔化すのは無理だった)、それが決定的な差となってミスターチームが見事勝利。
この83,000ptは九州と四国の面積を合わせてもなお届かない埒外の大量得点であり、この大量失点を取りかえさんがために魔神は今後、様々な奸計を巡らすこととなっていくのであった…。
ミスター:83,000pt v.s. 魔神:0pt
1勝 0敗
テーマは「気になるリンゴ」と「アップルクーヘン」のダブルパンチ。
二つともリンゴ丸ごと一個を使用したダイナミックなスイーツで、一応ミスターの得意なフルーツ種目ではあるものの、熱を通したリンゴ独特のとろみとパイ生地・バウムクーヘン生地のもったり感はフルーツよりもむしろ餡・餅寄りであったためか、序盤からミスターのペースは全くと言っていいほど伸びることがなかった。
途中、ミスターは「ギブアップ?」と問われて「…ギブアップ」と返答するも「NO!!!」と一蹴され、結局勝負は藤村Dの独壇場で幕を閉じた。
ミスター83,000pt v.s. 魔神10,000pt
1勝 1敗
テーマは「きりたんぽ一本勝負」(醤油を塗ったきりたんぽを串に刺して焼いたもの)。
歯痛に苦しむミスターを慮っての甘味を外してのしかも一本のみという内容ではあったが、藤村Dは一切手加減することなく、①たんぽを串からまず外し、②一気に口にブチ込む、という大泉洋曰く「中国の鉄の玉を飲むおじさん」の如き妙技で堂々の連勝。
仲間であるはずの安田でさえその様子を目の当たりにして絶句、勝負中に大泉から「飲んでるwww」と評されるほどの猛スピードは、この後の勝負の推移を予感させるものであった。
ミスター83,000pt v.s. 魔神22,000pt
1勝 2敗
2日目開幕。テーマは「小岩井農場の搾りたて牛乳早飲み対決」。
勝負の詳細は独立記事『安田さんリバース』に詳しいので、そちらを参照されたし。結果はミスターチームの勝利であった。
なお、岩手県は北海道の次に面積が大きい都道府県であり、これでミスターチームは2勝ながら大量のリードをすることになった。
ミスター98,000pt v.s. 魔神22,000pt
2勝 2敗
藤村Dが得意とする餅系ということもあり当初は互いに餅6個ずつの勝負であったが、ミスター側にハンデとして勝負開始前に大泉へ1個を試食させ、更に安田と嬉野Dにそれぞれ1個ずつ(ミスター側の皿から)試食させ、藤村D6個v.s.ミスター3個で勝負することとなった。
しかしそれだけのハンデをつけてなお、ミスターが必死で餅と格闘する横でトークを挟みながら悠々と自分の6個を平らげ、あまつさえミスターの器に残されたずんだ粉をも口に放り込むという暴虐の限りを尽くし、藤村Dが貫禄勝利。
なお、藤村Dは対決が終わった後の移動中にも「山形といえばさくらんぼだから腹ごなしにさくらんぼ狩りをしよう」という常人離れな提案をし、「腹ごなしに…食うって言うか…?」と勝負に関係ない嬉野Dを恐慌状態に陥れるほどの余裕を見せつけた。
ちなみにさくらんぼはまだ旬の季節ではなかった(ロケは5月末に行われた。大泉曰く真っ青)ため、さくらんぼ狩りは未遂に終わった(藤村「ぶどうは!」大泉「ぶどうはもっと早いだろ!」)。
余談だが、2011年放送の『原付日本列島制覇 第3夜』で三重県を走りながらミスターは「赤福とずんだはツートップだから」とコメントしている。
ミスター98,000pt v.s. 魔神29,000pt
2勝 3敗
ゼリーにはノーマルタイプとチーズクリーム入りのもののふたつをチョイス。ラ・フランス羊羹は所謂「まりも羊羹」タイプのピンポン球状の羊羹であり、これを魔神チーム6個、ミスターチーム4個に分けての勝負となった。
味はゼリーが冷えていなかったため企画内では珍しく不評であり、よりによってテレビでタレントが「うわマズい」と言ってしまうという放送事故が発生した(もちろん、冷えていれば普通に美味しい商品である)。
ミスターチーム先鋒の大泉がその味に苦しむ横で、安田からバトンを受け取った藤村Dがミスターチームの羊羹までポン!と平らげるという展開となり出演者は全員ドン引き。魔神チームは様々な意味で完全勝利を収めた。
ミスター98,000pt v.s. 魔神38,000pt
2勝 4敗
テーマは「宿の夕飯のデザートで出されたずんだ餅」。まさかのずんだアゲイン。
「栃木でずんだ!?」とミスターチームは不平を訴えたが、「栃木で出されたものだから」と藤村Dが平然と押し切り開催。栃木は捨ててもいいと大泉が捨て鉢になる中、ミスターはあくまで全力で挑んだ。が、結局藤村Dの無限のキャパシティの前に惨敗。ちなみにこれがダメ押しとなったのか、翌朝のミスターのお通じは若草色になっていたという。「こっちはお前虫じゃねんだぞ!人にカマキリみたいな食生活させやがって」
この後、魔神チームは間違えて福島県を通過してしまった(寝過ごした)ことを告げ、福島の面積はこの先の「地方大会」に積み残すことを告げる。しかしそれは魔神の巧妙な罠だった…。
ミスター98,000pt v.s. 魔神44,000pt
2勝 5敗
栃木対決の行われた宿で早朝に、ミスター側の寝込みを襲う&苦手な餡系(しかも口の水分を奪いまくる)コンボという卑怯極まりない形で開催される。
以後これを「奇襲」と称し、同じスタイルの対決が数回催されることとなる。しかしこの対決、わざわざ奇襲をしなければ勝てなかった勝負であったのか?と大泉が疑問を呈する横で、ミスターからは「(こっちは奇襲もできないし)毒盛るしかないね」という物騒な発言が飛び出す始末であった。だが次のバトルで、ミスターチームはある意味魔神に対して「毒を盛る」チャンスを得る。
ミスター98,000pt v.s. 魔神58,000pt
2勝 6敗
群馬県、埼玉県、東京都、神奈川県、山梨県を合わせた初めての地方大会。
テーマは「川越市の菓子屋横丁で買い込んだお菓子リレー」。地味にどうでしょう初の埼玉上陸である。
奇襲を成功させてすっかり気が緩んでいた魔神は、菓子屋横丁への移動中にうっかり「梅干が苦手」であることを漏らしてしまう。その上、勝負のテーマを「コミッショナー」に任命したミスターチームに任せてしまうという二重の失態を犯してしまった結果、彼らが買ってきたのは、
…というように、見事なまでに魔神の苦手とする「すっぱいもの」ばかりであった。これらを各食品ごとに設定したルールに則り、チームでリレーするのが今回の対決内容となる。なお、梅干は大将戦専用のスペシャルアイテムのため、各チームの大将が一人で食べなければならない。あまりにも魔神チームに不利すぎるテーマに魔神はハンデ戦を要求するが、大泉はただ一言「ノーだ」と突っぱねた。
菓子屋横丁近くの駐車場に停めた車内で対決が始まった。ミスターチームはほぼ互角のペースで麩菓子を撃破し、ビンラムネにさしかかる頃には魔神が盛大にむせた隙を突いてリードを奪う。その上で「梅干しなら一壺いける」ミスターが梅ジャム五袋のうち四袋を直飲みするという荒業を披露してそのリードを圧倒的なモノにし、淡々と梅干しを食べてフィニッシュした。
一方、すっぱいものが苦手な魔神チームは序盤から給水用のお茶(一人1缶)をハイペースで飲み下し、途中顔から笑顔が消えるというテレビマンにあるまじき事態となった。しかも安田が麩菓子を完食した段階でお茶を使い果たすというペース配分のミスを犯したため最後まで深刻な水不足に苦しみ、魔神は「安田くんジャム全部食え!」「雨水飲め!」と無茶苦茶な事を言い出すまでに追い詰められる。その結果、最後の梅干に入るまでに大差をつけられた魔神は敢え無く敗北。関東はミスターの手に落ち、復讐は果たされた。
…だが、これが魔神の怒りに火をつけることになる。ついでに安田は度重なる失態により、「君もう出なくていいから。俺が一人でミスターと戦う」と戦力外通告を下されてしまった。
ミスター116,000pt v.s. 魔神58,000pt
3勝 6敗
テーマは「おやき」。通常おやきにはあんこが入っているが、長野では野沢菜や漬物などのおかずが入ったおやきがよく食べられている。
どうでしょう班の前には『野沢菜』のおやき2個、『あんこ』のおやき2個が広げられた。対決は双方の大将がおやき2個を早食いすると言ういたってシンプルなもの。
しかしこのおやき、外から見ただけでは中身がまったく分からないのだ。
つまり、今回の対決は4個の『中身が分からない』おやきの中から2つを選ぶ、という運の絡む対決となった。こしあんルーレットである。
そしてミスターがまっさきにかぶりついたのは不運なことにあんこのおやき。同時に藤村Dが喰らいついたのも、同じくあんこのおやきであった。
ならば残ったものはどちらも野沢菜のおやき…!
その野沢菜のおやきに勝負を賭け、決死の覚悟であんこのおやきをほおばるミスター、その傍らでおやきを飲み込んでいく魔人、そしていつものように魔人が1つめを大きな差をつけて完食。
だが、魔人はすぐには2つめに手をつけずにミスターの完食を待つという余裕を見せる。
そしてミスターが1つめを完食、しかしミスターは頭痛に襲われ上体を折り曲げ、頭を抱えていた。苦しげなミスター。
だが、これはミスターの策だったのだ…
屈んだ体勢から2つめの野沢菜おやきに飛びつくミスター! そして魔神の意表を突き、リードをつけて喰らいつく!
しかし次の瞬間、ミスターの口の中には甘い甘いあんこの味が広がった!
大泉 「藤村くんまたもや汚い攻撃にでた! 用意されていたのは4つともあんこだ!」
「汚いぞ藤村! 卑怯だぞ藤村! 野沢菜なんかなかったんだ! 4つともあんこなんだ!!」
汚い藤村に抗議の眼差しを向ける策士(笑)ミスター。
悠々と2つめのあんこ入りおやきを飲み下す魔神藤村。
ひっくり返って大爆笑するすずむし。
「きったねぇー…」と呟くonちゃん安田くん。
こうして関東大会の仕返しは完了し、長野は魔神チームの手に堕ちた。
ミスター116,000pt v.s. 魔神72,000pt
3勝 7敗
前日に引き続いての早朝奇襲(しかも前日より早い時間)かつ餡子のお菓子であることからミスターに勝ち目があるわけもなく、あっさり藤村Dが勝利した…のだが。
彼は奇襲という有利な状況に甘えることはなかった。
苦戦するミスターをよそに、魔神藤村は一切手を休めない。
画面の中から小豆色の塊が1つ、また1つと消えていく。
淡々と、しかし異常なペースで消え去る羊羹は、大泉曰く「積み木が無くなってく」が如し。
絶対勝てると分かっていてなお、付け入る隙すら与えまいとしたのだろうか。
こうして羊羹ひと巻を一瞬で消し去った藤村は、堂々と勝利のテレマークを決める。
繰り返すが、時刻は朝の4時半。そして、彼がぺろりと平らげたものは水羊羹ひと巻。病気である。
この「TVに映しちゃいけない」光景を目の当たりにして、大泉はおろか味方であるはずの安田さんですら言葉を失い、ミスターは「朝っぱらからこんなもん食えるやつおっかしいよ」と、布団にうずくまり呪詛を撒き散らしたのであった。
…魔神恐るべし。
ミスター116,000pt v.s. 魔神83,000pt
3勝 8敗
テーマは「小倉トースト@カフェレスト ラディッシュ」。
何を隠そう魔神の実家である。
藤村D曰く「居ても立っても居られない、早く出たい」というほどの気恥ずかしい空気の中、『今回のみ勝利後はテレマークではなく「美味しかったよ母さん!」と藤村氏のご母堂に声を掛けることで勝利とする』という追加条件が提示され、あっさりそれが可決。対決列島至上もっとも生暖かい空気で勝負が推移する中、藤村Dが完食の後「カアチャンオイシカッタヨ」と告げ、魔神チームが見事勝利。
勝負後、ミスター側からは「ここはもうポイントじゃあないですよ」「いいものを見せてもらった」「負けたけど清々しい」という言葉と、惜しみない拍手が送られるという異常事態になる。 また、どうでしょう班は「実家では『たーくん』と呼ばれる魔神」「出掛けにお小遣いを貰う魔神」「結婚式で馬車に乗っていた魔神」などなどの恥ずかし情報をご母堂から直接ゲットし、魔神は勝負には勝つも、精神的には5000ptに釣り合わない超特大ダメージを負う結果となった。
この小倉トーストは本来店で出していない裏メニューで、言ってみれば単なるたーくんの好物というだけのものであった。しかし、放送を見た藩士が小倉トーストを目当てに多数店を訪れるようになったため、ご母堂の計らいにより「公然の裏メニュー」として定着する。その後も各種どうでしょうグッズを店に飾ったり、どうでしょう祭に屋台を出店するなどのご母堂の旺盛なサービス精神により、ラディッシュはどうでしょうの一大聖地として賑わうことになった。
しかし、去る2014年1月。数多のファンに惜しまれつつ、ラディッシュは店の歴史に幕を下ろしたのであった。美味しかったよ、母ちゃん。
ミスター116,000pt v.s. 魔神88,000pt
3勝 9敗
滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県を合わせた2回目の地方大会。
テーマは「明石焼き+牛乳2本早飲み」。
なお大泉はここに移動するまでの道中で、ご母堂のことを執拗にイジったのは言うまでもない。
前回の勝負から時間が経っていないこと、また出番が少ないことなどの理由から大泉、安田の両副将による対決。牛乳で大きくリードを取った安田が安定の勝利を収めた。安田が初めてチームの勝利に貢献できた瞬間である。
が、鼻から牛乳は出た。おまけにそのあと、腹を壊した。やっぱり彼、そんなにすごくないなぁ…。
ミスター116,000pt v.s. 魔神107,000pt
3勝 10敗
今回に限り、「互いが事前にテーマを用意し、宿で相手の寝込みを襲い、先に襲えた方のテーマで対決するものとする」という変則ルールのもとでの勝負となった。というのも、連日連夜行われる魔神チームの奇襲攻撃に苦しめられたミスターチームは「単純に禁止しても無駄だ」と理解。それならば、と「お互い奇襲有りなら問題なし」ということである意味奇襲を容認し、また利用することを思い立ったのであった。奇襲とはいったい…うごごごご
そして、互いが狙っていた(と思い込ませた)早朝ではなく、なんとド深夜(AM1時)というべき時間帯にミスターチームが奇襲に成功。そのままミスターの用意したサンフルーツでの対決となった。
すっぱい柑橘類、かつ寝込みを襲えたミスターに圧倒的有利な勝負ということもあり、ミスターチームの順当勝利。
ちなみに魔神チームは枕元にきびだんごを用意していた。
ミスター123,000pt v.s. 魔神107,000pt
4勝 10敗
四国4県を合算しての3度目の地方大会。
テーマは「讃岐うどん」。
どうでしょう班が「キング・オブ・讃岐うどん」と称する『山越うどん』でのチーム対決。皆で美味しくうどんを掻きこむ中、何ということもなく藤村Dが一番にたいらげ、見事四国にて魔神チームはポイント逆転を果たすこととなった。
ミスター123,000pt v.s. 魔神126,000pt
4勝 11敗
鹿児島と長崎を除く九州の県を合算する最後の地方大会。
テーマは「スイカ」。
8切れに切ったスイカ(大きさは均一ではない)を大泉・安田両名がジャンケンで4つずつ選び、それを大将一人で早食いするという内容。しかし、第1回目のジャンケンに勝利した安田は微妙に大きなスイカを選んだ上、その後のジャンケンに全て負けたことにより魔神サイドのスイカは見た目明らかに分量が多かった。
結果、その量の差が響き後半に藤村Dが失速。最後にはスイカの種が鼻の中に入り込む事態となった。一方ミスターは薄い二切れのスイカを一切れに束ねて喰らいつくという奇策が攻を奏し、辛くもミスターチームの勝利となる。短い逆転だった。
これまでもほとんどいいところがなかったヤスケンは勝負後、更に厳しい視線に晒されることとなった。
ミスター151,000pt v.s. 魔神126,000pt
5勝 11敗
鹿児島+積み残しとなっていた通過しなかった県のポイントを合算した最終決戦。
テーマは「氷白熊 750mlカップ」。
誰が予想したか、ミスターチーム圧倒的不利と思われた対決はほぼ互角のポイントで推移し、この企画の趣旨であった「白熊対決」によってすべてが決まるという状況になった(戦績的にはだいぶ負け越しているのだがそれは突っ込んではいけない)。最初は全然乗り気でなかった大泉も、寝言で「いよいよ九州大会、宮崎決勝。レディーゴー!」と大声で叫んで目を覚ますなど、どうでしょう班は極度の緊張に包まれていた。
対決は鹿児島空港で行われることが予定されていたが、対決の朝に「鹿児島空港では750mlサイズのものは夏季限定でしか販売していない」という事実が判明する。そのため帰りの飛行機の時間が迫る中、急遽どうでしょう班は氷白熊を鹿児島市内まで買出しに行くハメになった。このD陣の手際の悪さに大泉はかなり憤慨することとなる。更に、その買い出しに向かう道中では時ならぬ渋滞に巻き込まれるという大ピンチまで到来。最後の最後でチームの枠を超えて協力せざるを得なくなるという、馬鹿馬鹿しくも感動的な絵面が展開された。
ギリギリのところで氷白熊は調達。鹿児島空港の西郷隆盛像の前で「本当に早食いしなくては飛行機に乗り遅れる」というバカバカしくてスリリングな最終決戦を開始。う最後にふさわしくお互いに早いペースと食べやすくする工夫の応酬という熱い展開となった。中盤までの藤村Dにはなかなか頭がキンキンする場面が訪れず、安定した速度で氷を咀嚼し続け僅かではあるがリードを保ち続ける。しかし終盤に至ると互いに頭がキンキンする展開となり、互いに手を止め頭を抱え、それでもなお根性だけで氷を口にする泥仕合が繰り広げられた。そんな最後までわからない一進一退の攻防を制したのは、勝利を確信して高笑いをした後、
「皆で川下りに行こう!!」
という勝利宣言と共に残りの白熊をかき込みテレマークを飛ばした『大魔神』藤村忠寿。
そして決着の瞬間、決戦の地にあった噴水からはあたかも企画の終了・及び大魔神の再臨を祝うかのように水が噴き出したのであった。
かくして、日本全土を戦場に見立てた天下分け目のバカバカしい戦いは幕を下ろした――。
そしてユーコンへ…。
最終結果 : ミスター151,000pt v.s. 魔神223,000pt
5勝 12敗
2014年7月30日より、東北でのイベントの宣伝を兼ねて「10夜連続」+「毎回第一夜から放送していく」形式で、ニコニコ生放送にて対決列島が公式で放送されていくこととなった。
その第二夜の放送に、東北でイベント中の、そして飲みまくって完全に出来上がっていた藤村Dと嬉野DがBSPコメントを利用して降臨。
オーディオコメンタリーがつくことが恒例となっているDVDの発売に先駆けて、数々の裏話を暴露披露してくれたのであった。
北海道対決では「北海道はある程度ミスターチームに取らせる展開も考えていたが、それでも対決前の緊張は尋常ではなかった」「無人カメラは嬉野Dの発案であったが、斬新な演出となったと思っている」「お店に撮影の許可を頼んでいなかった(そもそもどうでしょうで撮影許可を求めることは基本的にない)」など。
また青森対決に関しては「ほぼ勝ちを確信していた」「気になるリンゴはどういう経緯で購入したのか覚えていない、それほど適当に選んだ」「対決中の大泉くんの実況は絵が盛り上がる」などが誤字脱字混じりに明かされ、コメント欄が湧き立つ結果となった。
なお、酔いどれ状態+ニコ生に慣れていないという両ディレクターは視聴者がコメントするタイピング速度に驚愕しており、途中から「もうある程度意味が伝わるなら誤字っててもいいや」と開き直っていたフシがあった。そのためか番組名を「どーでしー」と打ち込んでいたのをはじめ、大泉氏は番組冒頭でいきなり「多い済」と誤字られ、最終的に「O-いずみ」と成り果てるという珍事も発生した。魔神度が過ぎたよ
2014年6月に発売された水曜どうでしょうの一番くじの景品のひとつに「A賞 対決列島ボードゲーム」が登場した。
その名の通り対決列島をモチーフとしたボードゲームである。「対決列島ボードゲーム」の記事もあるのでこちらも参照されたし。
掲示板
56 ななしのよっしん
2023/11/24(金) 11:25:19 ID: SE9tC4uUt+
>>55
そこで合ってるけど本編に組み込まれたのはDVDだけじゃないかな
TV放送だとSAに寄るためにダジャレを言うという下りまるまる入ってなくて未公開VTR集かなんかで流れたはず
57 ななしのよっしん
2023/12/12(火) 20:03:47 ID: LcY/L7Lq6C
>>56
そうだったんだ、ありがとう!
そう言えばずっと前に知り合いから借りたDVDを見たような記憶が
うーん残念
58 ななしのよっしん
2024/10/07(月) 12:38:37 ID: Eky2SXj5eA
初日に大泉が「カブという大きな本筋があって、その傍でやるから面白いんだ」「それを企画のメインに据えちゃって……」って非難してたけど、実は日本列島を車で縦断するってのが隠れたメインテーマで対決はその口実って事実を踏まえると、ちゃんと大泉の懸念はクリアしてたんだよね。もちろんそんな裏テーマは誰にも言ってないから対決をメインに据えた馬鹿馬鹿しい企画にしか見えないんだが。
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最終更新:2024/12/23(月) 23:00
最終更新:2024/12/23(月) 23:00
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