勅使河原あるいは勅使川原、勅使ヶ原、勅使瓦(てしがわら、てしがはらなど)とは、日本の苗字、地名である。四字の苗字で1番目に多い。
勅使は「てし、とし、ちし、ちきし、ちょくし、しし、こし」、河原と川原は「がわら、がはら、かわはら」、ヶ原は「がわら、がはら」、瓦は「がわら」と読まれる。
埼玉県北部(武蔵国賀美(かみ)郡勅使河原村、現在の児玉郡上里町勅使河原)発祥の苗字で、「勅使(ちょくし)により開墾された天領の田畑(=勅使田)のある神流川の流域」を意味する。宣化天皇の曾孫である多治比彦王の後裔を自称し(ただし史実とは齟齬がある)、武蔵七党や那須七党にも名を連ねる当地の有力武士団である丹党がルーツである。また、清和源氏小笠原流の後裔というもう一つのルーツもある。関東全域を中心に甲信地方や中部地方一帯にも広く分布し、特に群馬県に多い。
なお「河原者(賎民)の代表者」を意味するという俗説があり、しばしばネット上等では在日認定の根拠とされることもある[1]。しかし先述のようにかなり明確な由来のある姓であり、これらの見解は不用意な憶測または悪質なデマの類と考えて差し支えない(字面からの類推の他に根拠は無く、また勅使をそのように用いる類例も無いし、そもそも語順があべこべである)。
フィクションでは以下の例を含めて専ら「てしがわら」と読まれる。
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最終更新:2025/01/11(土) 14:00
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