メリアとは (メリアとは) [単語記事]

他のメリアについてはメリア(曖昧さ回避)を参照

″今の言葉、決して忘れずに生きて行きます″

メリアとは、任天堂より発売されたWii専用RPG『ゼノブレイド』 (Xenoblade) の登場人物である。

概要

姓名：メリア
年齢：88歳
身長：156cm
種族：ハイエンター
武器：杖、ロッド、スタッフ
 スキルタイプ：冷静/率直/堅実/内気/情熱
クラフト能力：弱火クラフト時に純度が大きく上がる
声優：勝田詩織

※以下概要において若干のネタバレ有り。

巨神界では、伝説上の存在としてホムス達の間で語り継がれている「ハイエンター」の少女で、エルト海にある皇都アカモートの皇女であり、その血には「一族の神の呪縛からの開放」の希望が宿っている。
ハイエンターの特徴として、ホムスの数倍の寿命、高度な文明と高いエーテル力、そして頭部に特徴的な翼を持つ。シュルク達と出会ってすぐの頃は出自を伏せており、ハイエンターの特徴の頭の翼も頭巾で隠していた。その為、正体が判明するまではメリアの頭の装備を変えられない。

性格は常に冷静沈着で品行方正、徳が深く仲間想いで義理堅い。そして人の上に立つ大器をも併せ持つ。その一方、皇女という立場から口調はやや尊大で堅苦しく、スキルに『率直』とあるように思ったことはすぐ言ってしまう傾向がある。そのため、出会った頃のラインに「俺、ああいうの苦手」とボヤかれたことも。

実年齢自体は88歳とかなり高齢に思えるが、ホムスの年齢に換算すれば17～8歳と、少女の面影を色濃く残す。

ハイエンターの皇主には、同じハイエンターの妻『光妃』と、ホムス（人間）の妻『影妃』を娶る風習があり、メリアは影妃の子。
自分の生まれ(ハイエンターとホムスのハーフ)に劣等感の様なものを感じており、それ故に皇位を継ぐ者としての理想と現実の狭間で苦悩している。その為、元は光妃の子であり兄であるカリアンのほうが次期皇主に相応しいと考えていたが、カリアン自身と父ソレアンの強い後押しがあり、正式に皇太子となる。

一方、光妃には疎まれており、皇太子になるための儀式である墓所詣に向かった際には、刺客を差し向けられた。

ハイエンターの皇太子は正式に皇主になるまでは公の場では仮面で素顔を隠すというしきたりがあり、一般のハイエンター達には顔を知られていない。そこを、気を使ったカリアンが同じ仮面をかぶった影武者を立ててくれたため、皇太子となったあともシュルク達との旅を続けられた。余談だが、この仮面はデザインが少々怖く、話しかけた子供に泣かれたことがあるらしい。

シュルクに淡い恋心を抱いており、口には出さないが物語が進むにつれてその感情は高まってゆく様に思える。
また、ぬいぐるみなどの可愛らしいものが好きなのか、リキのもこもこ感を気に入っているのか、若干リキの事を過保護気味に扱っている。

戦闘面に関しては、多様なエーテル攻撃系アーツと補助系アーツを駆使する事で、あらゆる局面に対応できるオールラウンダータイプ。
エーテル攻撃系アーツが極めて強力かつ高性能で、攻撃にも補助にもフルで活躍するが、癖が有り扱いが難しいキャラでもある。加えてデバフ効果を持つアーツと、回復系アーツ、攻撃を無効化させるバリアを展開するアーツを持つ。

ビジュアル的にも能力的にも、所謂魔法使いタイプのイメージが強いのだが、中盤を過ぎたあたりで唐突に、敵に飛び膝蹴りをかまし強制転倒させる物理アーツまで覚える。
マクナ原生林のディノル・サウラーを蹴り一発で悠々と地に伏せさせる姿は「メリア！すごいや！」とシュルクも感嘆の言葉を漏らす。故にメリアを怒らせてはいけない。
ＨＰが全キャラ中で最も低い事と、強力なエーテル攻撃によりターゲッティングされやすい事が弱点であり、盾役をメンバーに入れたりヘイト低下ジェム等による補強が必要。