ミソジニー 単語

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ミソジニー

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ミソジニー英: misogyny) とは、男性から女性への嫌悪あるいは憎悪。女性嫌い。直接の暴力、言葉による暴力、性差別などになると問題になる。

概要

一般に、男性が権力を持つ男性社会であることも多く、男性による女性差別は、個人的な嫌悪だけでなく、歴史的・社会的構築であることもままある。ミサンドリー同様、単なる嫌悪は問題ではないが、直接的暴力社会差別となると、問題になる。

ミソジニーは、「女性嫌い」であるが、性的志向が女性好きであるのと両立する。これは例えば、援助交際をする男性セクハラをする場合が当てはまる。つまり、女性一般が社会参加・男性の領域だと自身が考えるところに進出してくるのは望まないが、女性を性的に搾取することは、性欲のために望ましいと考える人たちがいるからである。

宗教、歴史とミソジニー

儒教では、女性男性に従うものという考えや女性に権力を持たせるべきではない、という考え方が存在している。このため、歴史中国朝鮮には女女王がほとんど存在しなかった。(いなかったわけではない。ちなみに西太后皇帝にはなっていない。)また、や殷は末喜妲己といった女性が原因で滅んだとされるが、これも疑わしく、ミソジニーから女性に滅亡の原因を押し付けたのではないか、という説もある。

仏教でも女性悟りの邪魔であると言う記述や、「所詮一皮むけば美しい体の女性だって糞袋みたいなもんで不浄である。」(転女身経)とか「女性悪口は好きだし欲深いし遊び好きだし口うるさいし・・・」(含経)とか、女性になれない(五障)だの、「外面似菩薩内面如叉」だの、と言ったミソジニーに関する記述がある。とはいえ、釈迦女性の出入信を認めているし、一旦男性に生まれ変ってになる(変成男子)や、どんな人でも救ってくれる如来にすがる、などの救済策もある。

イスラム教でも女性男性の所有物とされたり、レイプされた被害者男性を誘惑したとして処罰されてしまうなどといったことが問題になったりしている。

古代オリンピックには女性は参加できなかったし、相続権や参政権女性には認められない地域、時代が多かった。

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