ビックリマン2000とは (ビックリマンニセンとは) [単語記事]

ビックリマン2000とは、ロッテのシール付属ウエハース『ビックリマンチョコ』シリーズのひとつである。

概要！のウワサ

世界観としてはアニメ『スーパービックリマン』の後の話となる。アニメ『スーパービックリマン』ラストで世界が滅んだ後、フェニックスを始めとする主人公四人が創世した「聖魔和合界(せいまわごうかい)」が舞台となっている。
アニメシリーズの続編としての作品であることとビックリマンシリーズの生みの親である反後四郎氏が関わっていないことから、正規シリーズとは異なる番外的な扱いをされることも多い。

従来の「天使」「悪魔」（シール版では「ギガ天使」「バグ悪魔」表記）の他、その両方の側面を持つ「W属(ダブルぞく)」が存在する。また、生まれの属性は絶対的なものではなく、後天的に属性が変化した「転換種(コンバーチブル)」も存在する。
別シリーズでは天使側だが非力な存在とされる「お守り」が、天使属「聖守(サポーター)」と悪魔属「魔守(フーリガン)」に分かれている。（他にも心ひとつで立場を変える「聖魔守(ファン)」、凶悪魔の魔守「暴守(ボーガン)」、聖守と魔守に分かれる前の存在「お守り原種」等もいる）

アニメは1999年 11月～2001年 2月にテレビ東京系で放送された。
他のビックリマンシリーズはアニメとシールでストーリーが異なるが、本シリーズではアニメとシールのストーリー展開に差異が無い。
他のビックリマンシリーズのアニメ作品はテレビ朝日系放送・ABC/東映アニメーション制作だが、本作のみテレビ東京系放送・スタジオコメット制作となっている。そのためかビックリマンシリーズのアニメ作品で唯一ディスクメディア化されておらずVHS止まりで、動画サイトなどでの配信もされていない。

漫画版はコロコロコミックで連載された（作：犬木栄治）。バトル漫画路線が強く、アニメ（シール）とは異なる要素が多い。（『集中豪無編』では「月転層」という異なる時層のパラレルワールドとして扱われている）
他、ゲームソフトやカードゲーム、パチンコ等が存在する。

アニメの続編としてオンライン小説『集中豪無編』がビックリマンオフィシャルサイトで掲載されていた。現在は閲覧不可能。

ストーリー！のウワサ

次界卵編

数多のゾーンで天使属と悪魔属が共に暮らす世界、「聖魔和合界」。ある日、首都「天城京(てんじょうキャッスル)」にある顔の形をした「聖蓋(たが)」が一匹の蝿によってくしゃみをしたことで外れ、聖蓋が封じていた「混沌(カオス)」が世界に溢れ出し、聖魔和合界スーパーヘッドのスーパーゼウスも混沌に呑まれ力を失ってしまう。
未だ混沌の及ばぬ辺境ゾーン「六手の里」で暮らす少年天使タケルは、悪魔に追われていた少年聖守カンジーとスーパーゼウスに出会い、悪魔をゼウスの持っていた「天源核(ビッグバンコア)」の力で倒し2人を助ける。世界を救うため「次界卵(じかいらん)」を探すことを頼まれたタケルは、カンジー、ゼウス、そして偶然出会い巻き込まれた少女聖守ポーチと共に旅に出る。

凶悪魔編

次界卵を巡る戦いから3年後、聖魔和合界に謎の隕石が落下。同時に強大な力を持つ「凶悪魔(きょうあくま)」が聖魔和合界に侵攻してくる。
「戦神(いくさがみ)」復活のため、曇りなき美しい心「照星魂(ブライトソウル)」の持ち主を探す凶悪魔。そして照星魂と思しき魂が表出した時に現れる、凶兆「魔零彗星(まれーすいせい)」。聖魔和合界に再び危機が訪れる。
タケル・カンジーをはじめとする面々は、ゼウスをリーダーとする聖魔和合軍凶悪魔対策本部、通称チームゼウスの実働部隊として元凶と思しき隕石が落ちた地「フロンティアゾーン」へ向かう。
その頃、平穏な生活を送っていたバカラ一家の元に、傷ついた少年天使が現れる。少年・ダーツは記憶を失っており、覚えているのは名前と星天使タケルに会うという目的だけだった…。

登場人物！のウワサ

主要人物

【天使】星天使タケル(せいてんし-) / 星戦使タケル(せいせんし-) / ［星騎使タケル(せいナイト-)］　CV：冨永みーな: 六手の里で暮らす少年天使。戦使トーサンダーの息子であり、「戦使の遺伝子」を持つ。
カンジー、ゼウスと出会い、天源核の力を引き出し悪魔を倒したことから、次界卵を探す旅に赴くことになる。その後天源核は愛用のブーメラン（タケルスペシャル）に組み込まれ、ブーメランで倒した悪魔を天源核に吸い込むようになっている。後に破損したタケルスペシャルに天源核とロココの羽根が融合し、「コアブーメラン」となる。
コアブーメランを失った後はヘッドロココに「聖神(せいしん)パシー」を授けられ、戦使の自覚を持ったことで「星戦使」となり、飛翔可能な「武装翔束(タクティカルウイング)」状態への変身と「翔斬翼(ウイングスライサー)」の使用が可能になった。
ジェノサイドデビルとの決戦で翔斬翼は失われ、凶悪魔編でのタケルは「超聖神の神木」の枝から作られた「トライブレード」を使っている。
［時の密航者・老齢Xに死者の領域「無間冥王獄(むげんフィールド)」に引きずりこまれ己の罪を突き付けられるが、それでも戦使として戦う覚悟を決め、「斬撃鉾(ブーメランハルベルト)」と「魔心楯(マインドプロテクション)」を手にし勇理転身。「勇理聖騎使甲鎧(ゆうりせいナイトメタル)」を纏い「星騎使タケル」となった。凶悪魔との決着後「神」としてそれぞれの世界に去ったアズール・ダーツから「未来」を託される。］
【聖守】賢守カンジー(けんしゅ-) / 聖賢守カンジー(せいけんしゅ-)　CV：鈴木真仁: 真面目で大人しい少年聖守。相手の弱点を見通す「千里ゴーグル」をかけ、様々な知識が記された「百化辞典（ものの本）」を持っている。天城京で混沌から逃げるさなかにゼウスを助けたのがきっかけでタケルと出会うことになり、タケルの聖守となった。車のハンドルを握るとどこぞの葛飾の白バイ刑事よろしく性格が豹変する。親友ケーシーを目の前で悪魔によって失ったため、悪魔を厭っている。
凶悪魔編では聖守階級が上がり「聖賢守」となっており、千里ゴーグルがパワーアップして「ハイパー千里ゴーグル」になっている。
【聖守】天助ポーチ(てんじょ-)　CV：田上香織: 「運命の天使様」を夢見る、面食いでミーハーな聖守の少女。六手の里にてタケルとカンジー、ゼウスに出会い、ゼウスがポーチのポシェットに憑依したことで次界卵を探す旅に同行するはめになった。気が強く怖いもの知らずで、スーパーヘッドであるゼウスを「ゼウスくん」と呼ぶ。一応魔法を使えるが勉強をサボっていたため少ししか使えない。得意魔法は金ダライ落とし。
［本来ならタケルとポーチは出会う運命にはなく、六手の里でタケルと出会うのは「戦使の聖守」であるコーラルのはずだったが、コーラルの運命にW仏 KINGが介入したためタケルはコーラルではなくポーチと出会うことになってしまった。タケルと共に行動していた影響かジェノサイドデビルとの決戦では「戦使の聖守」の能力を発現したが、それ以降は普通の聖守となっている。］
【天使】スーパーゼウス　CV：トニーヒロタ: 聖魔和合界スーパーヘッド。聖魔和合界の中で一番偉い人物である…のだが、色々適当だったり駄洒落好きだったり女好きで煩悩が多かったりと割と俗っぽい。
天城京にて世界を統治していたが、聖蓋が外れ溢れ出した混沌に飲まれZ化（霊魂化）し、力のほとんどを失ってしまう。ハニワに取り憑き命拾いしたところをカンジーに拾われ、カンジーに六手の里へ向かうように頼む。Z化時は取りついたものを肉体として活動し、他の物体に衝突するとぶつかった相手に乗り移ってしまう。
【悪魔】バカラ軍曹 / バカラ大将　CV：入江雅人: 筋骨隆々とした悪魔軍の軍人。ハートマークとバカと呼ばれる事が大嫌い。肩書きが長い上に毎回変わる（のでアニメでは毎回テロップが出る）。悪魔ではあるが、正々堂々を好み曲がったことが嫌いで、部下からの信は厚い。カリスマデビルに従い「バカラ一味」を引き連れ幾度となくタケルたちの前に立ちはだかる。
次界卵編後はダンディーラーと結婚し一女をもうける。「バカラ大将」として、自ら拓いたゾーン「バカラゾーン」で娘を愛でつつバカラを慕う者たちと共に農業に精を出す平和で健康的な生活をしていたが、ダーツと凶悪魔の出現により「バカラ一家」として再び戦いに赴く。
［左眼を隠すスターチップの眼帯は魔力と漢気が合わさったバカラの真の力「漢力(おとこぢから)」を封じるためのもので、外すと戦闘力が跳ね上がり飛行も可能な「パワーバカラ」状態になる。］
【魔守】ダンディーラー　CV：入絵加奈子: バカラに付き従う女性魔守。バカラ一味の頭脳担当。もとは場末のバーで歌う歌手だったが、バカラに命を救われ心惹かれたことで彼の魔守となった。
次界卵編後、バカラと結婚しチップを出産。母の強さを見せるようになる。
【魔守】ピンゾロイド / ピンゾロイド2号　CV：八十田雄一: バカラに付き従うロボット魔守。不良品として廃棄されるところをバカラに拾われ、彼の魔守となった。語尾が「ピン」で、バカラを「バカ・ラ様」と区切って呼ぶ癖がある。そのためバカラに「区切るんじゃねぇ！」とぶん殴られる。
バカラを庇い天源核に飲み込まれるも、新たなボディ（こっちも不良品）にメモリーを移植し2号（語尾が「ゾロ」）として復活。…したはいいが、今度はバカラの名前を「バカ」の部分だけ何度も繰り返すようになってしまったため、その度バカラに「スクラッチすんじゃねぇ！」と叩き壊される。
【悪魔】星悪魔アズール(せいあくま-) / ［冥王アズール(めいおう-)］　CV：木村亜希子: 「悪魔」の「戦使」である少年。クールな性格だが、タケルには振り回され気味。カリスマデビルから奪った「魂壷(るつぼ)の欠片」を「闇王核剣(コア・ブレード)」として加工し、魂を吸い取ることで「闇王核(ダークマターコア)」として完成させ、天下を得ようとしている。サングラスの下の瞳は右眼が赤、左眼が緑のオッドアイ。
凶悪魔編では魂の状態で彷徨っていたところを幻次界王マルコネオンとサイバー司教に助けられ肉体を取り戻し、ダーツへの剣の手ほどきや修行をしていた。幻次界を凶悪魔が襲撃した際、ダーツを逃がすも凶悪魔に囚われる。
［コーラルの探している「兄」その人にして、コーラル本人でもある。W仏 KINGによってコーラルの運命が改変された際、コーラルの悪魔属時の姿として組み込まれ、闇王核完成のための駒として利用された。記憶や意思もW仏 KINGによる作り物。ジェノサイドデビルとの戦いで力尽きる間際、「妹」であるコーラルだけは助けるため、全ての力を使ってコーラルを切り離した。］
［日食のような「光と闇」の照星魂を持つ。これは「戦使の遺伝子」が変化したもの。コーラルを残し消えた時点でアズールの時は止まっており、幻次界での蘇生後もアズールの時間が動くことはなく、既に「過去」の存在となっている。実は五造大神によって生み出された五造大神継承者候補「第一神子(じんし) プリンス・アズール」であり、本来なら空位になった心産みの神を継ぐはずであった。死んでも完全に消滅しなかったのはその運命と照星魂の影響。しかしアズールは運命を拒み、「死神」として「無間冥王獄」で現世に害を及ぼそうとするものを斬り続けることを選び、後に「冥王アズール」と呼ばれるようになった。］
［コーラルとは精神世界や鏡越し等では会話をしたことがあるが、お互いの肉体がある状態での直接の対面は叶っていない。］
【聖守】愛助コーラル(あいじょ-)　CV：鮭延未可: 旅の途中でタケルたちと出会った純真無垢な聖守の少女。タケルとの出合い方はタケルとポーチの出会いとよく似たものだった。天涯孤独の身で、姿も名前も知らない「兄」を探している。右眼が緑、左眼が赤のオッドアイ。ポーチ同様魔法が使えるが、発動までに3分かかる。凶悪魔編ではケーシーと同じ病院で看護師として働いている。
［戦使の傷を癒す「戦使の聖守」。探している「兄」はアズールだが、実際はコーラルと同一存在（二心同体）。W仏 KINGによって戦使の聖守としての力と記憶を封じられタケルと出会う運命を改変された際に、悪魔アズールを組み込まれW属となり、「コーラル」は天使属時の姿となった。鏡を見ることでコーラルとアズールが入れ替わる。両者記憶は共有していない。コーラルは己の内にあるアズールの存在を感じ取って「兄がいる」と認識し、探し求めていた。自身と兄が同一存在と知っても「いつでもお兄ちゃんと一緒」と前向きに受け入れている。］
［実は五造大神継承者候補「第三神子プリンセス・コーラル」であるため、「第一神子」であるアズールとは血縁はなくとも神子としては兄妹であると言える。］
【天使】虹天使ダーツ(こうてんし-) / ［ダーツインヴォリア］　CV：小林由美子: バカラゾーンにボロボロの状態で現れた少年。記憶を失っており、自分の名前と自分の世界を救うためにタケルに会うという目的しか覚えていない。バカラに拾われ、バカラ一家の一員として行動することになる。癒しと浄化の力を持ち、心優しく、戦いを好まない。
実は幻次界王の息子であり幻次界の王子。幻次界への凶悪魔襲撃時、アズールにより難を逃れたものの、ショックで記憶を失ってしまった。タケルを探していたのはアズールに頼まれたため。力を開放すると背中に虹色に輝く光の翼が生まれ、虹の光が凶悪魔の力をも浄化する。
［その正体は五造大神継承者候補「第二神子ダーツインヴォリア」。マルコネオンにはグリニッジ神官により預けられていただけであり血縁はない。太陽を象る照星魂とは異なる「銀河」の照星魂を持ち、その力で「聖魔和合界」「幻次界」「魔凶次元」が合一した新たな銀河「虹天銀河(こうてんぎんが)」を生み出した。アズールの照星魂とその運命を継承したことで聖魔の狭間で「迷い」を持つ新たな心産みの神として照星昇華(ブライトアップ)し、神の領域から「現在」を見守る存在となる。］

次界卵編～

【天使】福陽気妃(ふくようきひ)　CV：岩坪理江: 常に笑顔の少女天使。その名の通り額に逆さまの福の字（倒福）があり底抜けに陽気で、身体に複葉機がついている。愛称及び一人称は「福ちゃん」。神出鬼没のトラブルメーカーで、巨大な古代船を引っ張る謎のパワーを持つ。
［五造大神のさらに上位の神「超聖神」に仕え、「超聖神の使者」として時空を超えて飛び続けている。立場は五造大神と同等以上。ニコニコ太陽の「光」の照星魂を持つ。悪魔属を蝕む邪伝子を洗い流すため照星魂の力を開放し、銀河をあまねく照らす「大福太陽」となる。］
【天使】シャーマンカーン　CV：宮澤正: ゼウスの師にして補佐官の老天使。カンジーの持つ「百化事典」の著者であり、カンジーの憧れ。混沌によりZ化しテレビに憑依していたが、バカラに誘拐され魂壷に吸収されてしまう。ジェノサイドデビルが打倒されたことで他の魂壷に吸収された者たち共々復活した。
【天使】クリア受神(-じゅしん)　CV：岩男潤子: 「クリスタルゾーン」を守護する女性天使の片割れで、世界中の声を受信することが出来る。
妹のクリア送神(-そうしん)が行方不明になった上、悪魔・なん婆ディスプ霊(なんばあディスプれい)の発するノイズに苦しめられていたが、タケル達が魔守・イタDEN(-デン)を倒したことでなん婆ディスプ霊が本来の姿であるクリア送神に戻り、本来の力が発揮できるようになった。
【天使属】ケーシー　CV：長浜満里子: カンジーの親友の少年。カンジーと共に天城京で学んでいた。天使属と悪魔属が平等であればいいという理想を抱くが、悪魔に襲われてしまう。凶悪魔編では病院で医者として働いている。アニメオリジナルキャラでありシールが存在せず、天使か聖守かも不明。
【天使】ヘッドロココ　CV：近藤孝行: 初代『ビックリマン』の中心人物。かつて聖魔和合を成した偉大な天使。アラクネの谷にて満身創痍の状態でタケルたちの前に姿を現した。
本来ならば神域の存在だが、カリスマデビルを復活させようとする悪魔・老齢X(ろうれいエックス)との交戦時に、時に干渉する能力で「パワーアップの歴史」を破壊され弱体化している。凶悪魔編では天使属の輝(キラ)ヘッドとして働いている。
【悪魔】金縛大魔王(かなしばりだいまおう)　CV：泉尚摯 / 鮭延未可(マオマオ時): 夢の世界に住む幼い少年・マオマオが怒りで凶悪な悪魔となった姿。
夢次元の守護者・熟水天(じゅくすいてん)に助けられ正気を取り戻し、凶悪魔編では金縛大魔王の姿で悪魔属輝ヘッドとなっている。
【魔守】ポーカード / ジョーカード　CV：高橋広樹: カリスマデビルによりバカラ一味に派遣された魔守。有能で冷酷。バカラではなくあくまでカリスマデビルに従っている。しかし、その本性は不実と裏切りを信条とし狂笑を上げる道化。
［人々の心の揺らぎである混沌より生まれ出で、世界に混乱をもたらす混沌の化身「永遠の魔笑」。命から生まれる混沌が存在する限り潰えることのない不滅の存在。］
【悪魔】カリスマデビルX / ジェノサイドデビル　CV：松山鷹志: ゼウスの対をなす強大な悪魔。一度はフェニックスらに協力したが反旗を翻した悪魔属スーパーヘッド。
敗れた後は「混沌」に満ちた悪魔の力の源と言われる空間「魂壷」に潜み、力を蓄えながら復活の機会を窺っていた。

凶悪魔編～

【聖守】糖衣嬢(とういじょう)　CV：仲尾あづさ: 天城京の病院で看護師をしている聖守。おっとりした女性だが、怪我人は放っておけない。医療班としてタケル一行に同行する。
無免許医の悪魔・893 医師(やくざいし)の娘であり、生まれは魔守の転換種。炎を見ると魔守としての荒々しい性格が表に出る。
【悪魔】凹十魔(おうとま)　CV：近藤孝行: 車型悪魔。次界卵編では悪魔軍の一員だったが、天源核奪取の為に誘拐したコーラルと逆に仲良くなってしまう。コーラルを助けて悪魔軍を離反、コーラルと再会を約束して走り去った。凶悪魔編ではその縁でタケル一行の乗り物として活躍することに。
【魔守】魔助チップ(まじょ-)　CV：松本美和: バカラとダンディーラーの間に生まれた娘。凶悪魔編時点で2歳。母似。バカラに溺愛されている。
【天使】マルコネオン　CV：西村仁: 聖魔和合界とは別次元にある「幻次界」のヘッドで、ダーツの父。アズールの魂を発見した。幻次界が凶悪魔の襲撃を受けてからは消息を絶っていた。
『新ビックリマン』のピア・マルコ（アレキサンマルコ）の子孫であり、王気に溢れた強く優しい人物だが、初代マルコ同様お茶目でいたずらっ子な面も。
【凶悪魔】邪凶大帝ベールガイスト(じゃきょうたいてい-)　CV：岩崎征実: 「魔凶次元(まきょうじげん)」から来る「凶悪魔」のヘッド。戦神を復活させ「邪伝子(じゃでんし)」により「邪神属」になろうと目論む。青黒い太陽のような「闇」の照星魂を持つ。

神

創造界帝W仏 KING(そうぞうかいていダブルブッキング)　CV：金子はりい: 五造大神(ごぞうたいしん)のひとり「心産みの神」にして、天使属と悪魔属の二つの顔を持つ「W属」のヘッド。タケルたちに次界卵の在処を仄めかす。
［天使属と悪魔属の対立を終わらせるためにW属だけの世界を造らんと、コーラル・アズールの運命に干渉するなどして次界卵を求めたが、次界卵は神には発動出来ず、また神が命に干渉することは原則として許されていないため、次界卵の中に封じられた。その後、ダーツインヴォリアが後継となるまで心産みの神の座は空位となる。］
次界胎后ノヴァ(じかいたいごう-)　CV：根谷美智子: 五造大神のひとり「国産みの神」。蜘蛛のような姿の女神。天源核と闇王核を取り込むことで次界卵を創り出すことが出来る。
崇命界王ミラー寿(すうめいかいおうミラージュ)　CV：岩崎征実: 五造大神のひとり「命産みの神」。時の管理者である天使・グリニッジ神官が仕える神。
天雷将虚主守(てんらいしょうコズモ)　CV：内藤玲: 五造大神のひとり「天(そら)産みの神」。
魂轟神マグマインド(こんごうしん-)　CV：竹本英史: 五造大神のひとり「地(おか)産みの神」。
戦神カリユガ(いくさがみ-)　CV：深見梨加: 凶悪魔の生みの親であり魔零彗星そのものである邪悪な女神。その力は計り知れない。
かつてお守りの聖地「天地球」をいとも容易く破壊したが、五造大神によって封じられた。