ノーバとは (ノーバとは) [単語記事]

その姿はというと赤いマントを羽織った“テルテル坊主”そのままで、分かりやすくもインパクトのあるデザインが特徴。
顔は(´▲｀)な感じ。

概要

円盤生物：ノーバ
登場作品	ウルトラマンレオウルトラマンメビウスウルトラマンオーブ
サブタイトル	第49話「死を呼ぶ赤い暗殺者！」（レオ）第28話「コノミの宝物」（メビウス）第22話「地図にないカフェ」（オーブ）
体長／全長	0.1メートル～57メートル
体重	20グラム～10000 トン
出身地	ブラックスター

謎の惑星ブラックスターより地球に送られて来た円盤生物第10号で、基本となる円盤形態の他、一般人には普通のテルテル坊主にしか見えない小型形態にも変形する。

胴体は確認できないが左腕には大鎌、右腕には二股に分かれた長い鞭が備わっており、他にも目から撃つビームを武器とする。何より口から吐く赤い狂人化ガスが脅威で、これを浴びた人間は精神が汚染されて凶暴化してしまう（その人間には赤い鎖のようなものが首に巻き付く）。

また、意図は不明だが空を赤く染め、そこから血のような雨を降らせる事もできる。

地球に潜入後はテルテル坊主に化けて街の公園に潜伏、そこにシルバーブルーメによって家族を奪われた事で心が荒れていたトオル少年に出会い、彼に取り付いた。その後は彼を死んだ家族の幻影を見せて街中を歩かせ、自身は狂人化ガスを撒き散らして人間達を次々と暴徒化させた。しかし、トオルの養母が熱心にトオルに語りかけた事で催眠が弱まり、その隙を突かれてゲンにトオルと引き離されてしまい、直後にノーバは本性を表して巨大化する。

迎撃に出た防衛軍を一蹴した後、レオとは赤い雨が降りしきる異様な状況の中で激しい戦いを繰り広げるが、最後はシューティングビームとエネルギー光球を立て続けに受けて爆散した。

どうみてもただの“テルテル坊主”と言うシュールなデザインと、そんな外見に似合わず普通の人間達を次々と狂人化させたり、いきなり気味の悪い真紅の雨を降らして来たりと言ったエグい描写から『レオ』の円盤生物の中でもシルバーブルーメに次いでファンの間で人気（トラウマとも言う）のある怪獣となっている。

ウルトラマンメビウスに登場したノーバ

『ウルトラマンレオ』に登場したのとは別個体という設定で、MAC 全滅後に出現した怪獣であるため「アウト・オブ・ドキュメント」という特別なアーカイブスに記録されている。

デザインなどはそのままだが、本作では口から火球弾を撃ったり円盤形態でメビウスを翻弄するという戦法を見せている。ただし口から吐いていた赤いガスは流石に現代であの描写はマズいと判断されたのか目眩まし程度の効果しか発揮しなくなっており（GUYS クルーが浴びても咳き込むだけだった）、赤い雨も降らす事もなかった。

密かにGUYS基地の付近に潜伏しており、そこでマケット怪獣用の分子ミストを少しずつ盗み出して自分の分身（充分成長するまでは赤い幽霊のように見られていた）を作り上げ、その分身体を暴れさせてGUYS クルーやメビウスを引きつけている間に本体がGUYS基地に直接攻撃を仕掛け、さらにメビウスの体力も奪っておくという以前と変わらない頭脳派ぶりを見せつける。

さらにテレポートで現場に急行したメビウスもその所為でエネルギーを消耗していたため苦戦に追いやるが、コノミが召喚したマケットミクラスの参戦もあって形勢は逆転、遂にはメビュームシュートを受けて倒された。

割と数がいるのか、その後も『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』にもさらに別個体が登場している。

ウルトラマンオーブに登場したノーバ

地球侵略を諦めて改心したブラック指令が同じく地球に滞在する異星人向けに経営していたカフェ「ブラックスター」に彼と共に住んでおり、時たま客に顔を見せていた。

その常連客も既にほとんどが地球を去り、指令もまた店を畳んで地球から旅立とうとした矢先に突如巨大化。実はノーバ自身はまだ地球侵略の夢を諦めておらず、指令またそんなノーバの思いを汲んで本来の姿に戻ると自らノーバの体内に乗り込んで今度こそ長年の野望であった地球制服を果たそうと暴れ出す。

止めに入ったオーブ BMに対しては円盤生物特有の格闘攻撃の通用しない身体と何とも言えないコミカルな動きで翻弄しつつ両手と鎌と鞭を振るい、さらに眼から撃つビームや口から吐き出す赤い毒ガスなど多彩な戦法で彼を苦しめた。オーブオリジンのオーブスプリームカリバーを受けた際にはそれを大口を開けて吸収しようとしたが、やがて限界を迎えたかなんといきなりロケットのように天高く飛び上がり、最後は花火の如く綺麗に散っていった。