シェルター(shelter)とは、
本記事では上記1.について記載する。
何らかの脅威から逃げ込むため、危険から身を護るための避難所を指す言葉である。いわゆる防空壕などもシェルターの一種と言える。
「戦争」「天災(竜巻・津波など)」「個人の加害者」など想定する脅威・危険は様々であり、「何に対するシェルターなのか」でそれらの性質は大きく異なる。例えば核攻撃に対するシェルターは放射線や爆風や放射性降下物などを耐えしのぐ必要があるため、非常に強固な防護を固めた地下施設であったりする。一方、家庭内暴力などから被害者を守るための「シェルター」は、運営者の庇護によって暴力を振るう加害者を寄せ付けないようにはされているが、建物の構造そのものは通常の建造物である。
「盾」と「兵士の一団」を指す言葉が組み合わさったものが語源と言われる。
かつて、アメリカ合衆国に代表される「西側」(資本主義諸国)と、ソビエト連邦に代表される「東側」(共産主義諸国)の間での「東西冷戦」構造が続いていた時代には、双方の勢力が大量の核兵器を配備して相手国を明確に敵視しつつ睨みあっていた。
そのため、その当時は「第三次世界大戦」や「全面核戦争」は絵空事ではなく現実に起こりうる恐怖として人々に認識されており核爆弾に対するシェルター(その多くは地下シェルター)が各国で多数建造された。各国政府などが重要拠点/重要人物防衛用に核シェルターを作成しただけでなく、民間企業が作成して販売したものもあった。
さらに、「全面核戦争が勃発した場合、放射性降下物による放射能汚染が長期間継続する」「世界各地の核爆発で舞い上がった粉塵により日光が遮られ、地球全体の大幅に気温が下がったままとなる「核の冬」が到来する」「これらの世界的な環境悪化や有力国の政府が核戦争で壊滅した影響で、人類の文明は失われる」といった悲観的な予測を立てる者も少なくなかった。そのため、年単位での長期間立てこもることを想定したようなシェルターも実在した。
冷戦当時制作された創作作品においても、しばしば核シェルターが扱われている。
幸いにも冷戦時代には実際には核戦争は勃発せず、したがって核シェルターがその本来の役目を果たすことはなかった。そして、ソビエト連邦が1991年に崩壊して冷戦構造が終結して以後は「全面核戦争」のリスクは大幅に減じた。そのため、既に上記のような核シェルターの中には機能維持が打ち切られたもの、あるいは改造されて他の目的に転用されたものが少なくない。
掲示板
1 テトたん
2017/01/01(日) 05:39:50 ID: 4M27byYt33
sm28440735のおかげでこの記事に辿り着きましたが、あまり関係ないですね。
>>sm28440735
2 ななしのよっしん
2023/05/04(木) 16:17:23 ID: L5U2J1MvSV
売れるシェルター、政府は予算計上
https://
大阪の輸入販売会社「シェルター」社長の西本誠一郎(86)によると、1962年の創業後しばらくは「馬鹿にされたり笑われたり」。近年も原発事故や核実験のたびに問い合わせが来るが、「売れるのは年に数件あるかどうか」。
その状況がウクライナ戦争で一変。
3 ななしのよっしん
2023/08/02(水) 18:25:01 ID: QS3dghwngN
伏せる程度でも大幅に被害を減らせるし穴掘っただけの塹壕でも砲爆撃にかなり耐えるという事実を絶対に何が何でも学ぼうとしないアホが多くてキツい
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最終更新:2024/12/23(月) 15:00
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