ザ・ホークマンとは (ザホークマンとは) [単語記事]

ザ・ホークマンとは、漫画『キン肉マン』に登場するキャラクターである。

概要

キン肉マンマリポーサ率いる飛翔チームの先鋒であり、王位争奪編においてキン肉マンが一番最初に戦った相手でもある。鷹の能力を備える超人でもあり、背中に大きな翼が生え、つま先に鉤爪を持つ鳥類超人。頭部には自らが飼っている鷹のヘル・バードが止まっており、普段は常駐しているため鳥の飾り物を被っているかのように見える。顔は美男子だが、スキンヘッド。もしかしたらヘル・バードはカツラとしての役割を果たすために普段は頭部に常駐しているのかもしれない。

ヘル・バードはただの鷹というわけではなく、フクロウなどの他の猛禽類に変身する能力を持つ。また、ホークマンの姿に変身することもでき、ペットでありながらホークマンと共に戦うバディのような存在となっている。いわば、ホークマンの戦闘スタイルはヘル・バードとのコンビネーションが中心となっており、サタンクロスと同じくシングルマッチの中でツープラトンでの攻撃を実現できる超人と見ることもできる。

ホークマン自身も鳥類と同じ性質を持っており、保護色となることができ、翼も武器となり、変幻自在の空中殺法を得意としている。反面、多くの鳥類と同じように夜になると目がきかなくなってしまう。ちなみに超人強度は旧設定では520万パワーだったが、超人の図鑑によると5100万パワーとなっており、シリーズ最初の敵なのに前シリーズのラスボスであるネプチューン・キングよりも100万パワー高いことになる。

飛翔チームに加わる以前は兵隊超人として生活していたようで、そのような生活に嫌気がさし、キン肉マンを倒し邪悪の神に認めてもらうために飛翔チームの一員として王位争奪サバイバル・マッチに参加した。キザな性格で、ナルシスト気質がある。また、マリポーサへの忠誠心は厚く、ヘル・バードに対しても傷つけられると激昂するなど強い愛情を持っている。

口癖は「ホーホホホ」。

飛翔チームの先鋒として登場し、キン肉マン・チームの先鋒であるキン肉マンと対戦。序盤から実力者であることを見せ、必殺技のスパイラル・ブレッドや鷹のヘル・バードとのコンビネーションでキン肉マンをおおいに苦しめる。テリーマンやロビンマスクら仲間が側にいないキン肉マンを追い詰めるが、奮起したキン肉マンの反撃に遭い、スパイラル・ブレッドによって照明を破壊させられ夜は目がきかないという弱点を突かれてしまう。しかし、ヘル・バードがフクロウに変身したことで克服すると、体を透明化させてからの切り札であるウィングカッターでキン肉マンを再び追い詰める。しかし、ヘル・バードの帰巣本能を利用されて居場所を発見されると、最後はキン肉ドライバーを喰らい、ヘル・バードと共にKOされる。

スパイラル・ブレッド: ヘル・バードが相手を掴んで空中で固定し、ホークマンが自身の羽根を丸めて体を覆うことで巨大な弾丸となり、回転しながら先端で相手を貫く技。
ネイル・クラッシュ: ドロップキックの形からリングブーツから爪が飛び出し、相手を切り裂く技。
変化・フクロウアイ: ヘル・バードが鷹からフクロウに姿を変え、暗がりの中で獲物を照らす。暗い場所で目が効かなくなるホークマンの弱点をカバーする技。
ウィング・カッター: ホークマンが命を懸けた最後の切り札。カメレオンの保護色のようにホークマンの身体が周りの風景と同化することで姿を消し、背中の羽でリング上の敵を斬りつけて攻撃する技。