コールドゲームとは、途中で打ち切りが宣言された試合のことである。主に野球で使用される。単にコールドとも。
コールドは冷たいという意味のcoldではなく、宣言されたという意味のcalledである。
コールドゲームになるのは大きく分けて「規定以上の点差がついた場合」と「天災や日没などによって試合続行が不可能になった場合」の2つに分類される。
高校野球の都道府県大会や社会人野球の都市対抗野球など、アマチュア野球でよく採用されているルール。高校野球では5回以降は10点差、7回以降は7点差でコールドとなるルールが採用されている。一方で社会人野球では7回以降に10点差がついた場合にコールドとなるのが基本。国際大会でコールドを適用する場合もこの社会人野球の形式が多い。打ち切りとなったイニングをもって、5回コールドなどと呼ばれる。
高校野球は以前は都道府県の裁量に任せられており、そのため7回以降のコールドはあるが、5回、6回の10点差コールドは適用しないというケースもあった。最大点差がついた試合として知られている、1998年青森県大会2回戦の東奥義塾対深浦の122対0の試合は、7回コールドだったからこそ達成した試合だったといえる(5回コールドなら93対0だった)。この試合があったことも影響して、2000年からは高野連がコールドを採用する場合は上記のように統一するよう通達した。
雨、雷、日没など、様々な要因で試合続行が不可能になった場合に採用される。試合が成立するかどうかについては公認野球規則で規定されており、5回裏の攻撃が終了しているとき、ホームチームがリードして5回表の攻撃が終了しているとき、5回裏のホームチームの攻撃中に同点に追いつくか逆転するかしたときのいずれかであれば成立するとされている。この条件を満たさなければノーゲームとなり、試合中止になったのと同じ扱いとなる。アマチュア野球だと5回ではなく7回になっているのが一般的。
なお、間違って覚えている人も多いと思うが、ノーゲームとなった試合も試合が成立しなかっただけであってコールドゲームである。実際、公認野球規則にも「球審によって打ち切りを命じられた試合(コールドゲーム)が次に該当する場合、正式試合となる。」と書かれており、あくまでコールドゲームが試合成立するか否かで規定されている。
コールドゲームでの個人記録は、得点が認められる状況であればすべて正式な記録となる。
例1)ビジターチームが3対2でリードしていて8回表に1点をとり、そこでコールドが宣告→すべて認められる
例2)ビジターチームが2対2から8回表に2点をとり、ホームチームが裏に1点をとったところでコールドが宣告→8回の記録は無効
コールドゲームになった原因を使って、降雨コールド、日没コールドなどと呼ばれる。
近年の日本プロ野球界で有名なコールドゲームとして2005年の日本シリーズ阪神対ロッテの第一戦が挙げられる。濃霧でのコールドゲームという非常に珍しい結果が日本シリーズという頂上決戦で発生したというのは非常に印象に残るものであった。もっともこのシリーズはそれ以外でも何かと話題に上るシリーズであるのだが…な阪関無
コールドゲームが成立した場合、そこまで投手が完全試合やノーヒットノーランを達成していても、それは参考記録となり、正式な記録にはならない。
水球では15点差がつくとコールドゲームが適用される。
以前はサッカーワールドカップの予選で採用されていたことがあった。
掲示板
1 ななしのよっしん
2015/09/06(日) 22:56:42 ID: 3liozk2Z+1
ニンジャスレイヤーは呼吸を整えボードを眺める。長い戦いとなろう。スリーアウトで敗北。さりとて出塁もまた敗北。許されるのは本塁打のみだ。それによってこの一回表で128点を取り、UNIX計算システムに極度負荷を与えて爆発させ、以てコールドゲームとするしかない。29
2 ななしのよっしん
2016/04/21(木) 20:53:38 ID: QACTShgMn0
辞書にもコールド=試合成立という解釈があるのよね
よく読めばここに書いてある通り、ノーゲームもコールドゲームに含まれるはずなんだけど
一般には誤解の方が普通になっちゃってる気がする
3 ななしのよっしん
2023/09/24(日) 10:21:19 ID: 7eq7fp4XuA
向かい合ってお互いの陣地に攻め入る各種ボールゲームで、この時間でこの点差を詰めるのはほぼ不可能というラインはどんなもんだろうか。
急上昇ワード改
最終更新:2024/12/23(月) 02:00
最終更新:2024/12/23(月) 01:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。