肌がめちゃくちゃ汚い奴が温泉くるのですが入店拒否できないのですか？ 身体中に赤いブツブツみたいのが大量に身体中にあるやつが火曜日、金曜日あたりにいつもきます、まわりも変な目でみてるかんじです、 ああいうの感染したりしないのでしょうか？ 入れ墨客は帰れと声かけてるけど、ああいう皮膚病だかしらないけど、身体中にできものがあるやつには帰れといいません。

まあ、気持ちは分かりますが、ちょっと難しいと思います。 一応、公衆浴場法では伝染性のある疾患の人や、湯船を著しく汚す恐れのある利用者に関しては断れることになってます。前者の例としては疥癬、コロナ、結核などで後者の例としては、出血している、排泄管理が出来ない、などです。 逆に言えば、伝染性でない疾患や湯船を汚す恐れがないなら、公衆浴場法根拠では退去を促せないってことです。 体中にぶつぶつのある皮膚疾患で非伝染性のものって結構あります。乾癬（疥癬と似てる）、アトピー性皮膚炎、などなど。 ただ、乾癬やアトピーであっても患部をかきむしって体液が出ているような状態なら、湯船を著しく汚す恐れがあるに該当します。 じゃあ、刺青の人は別に感染症なわけじゃないし、傷口だって塞がってるから、断るのはおかしいだろうと思われるかもしれません。これは公衆浴場法のような法に根拠があるんじゃなく、各事業体の管理者の判断で管理権の裁量の範囲として決定しています。 例えば、貴方の家に入れる人を貴方は自由に選べますよね。全員無条件で受け入れる必要はないです。当たり前ですが、これは図書館や公道ではできません。公共性があるからです。 でいわゆる町中の銭湯は自治体から助成を受けているのは半公営として刺青を排除できません。納税者になるんでね。図書館と同じです。一方スーパー銭湯は純粋に民間企業ですので刺青を断れます。貴方の家と同じです。 じゃあ、赤いぶつぶつのできた客もこの管理権で出禁にできないのか、となりますね？ 可能か不可能かで言えば、可能です。ただこれは刺青のような大義名分がないです。公衆浴場法にも根拠が求められないなら、誰もがそれに共感してくれるような正義が必要です。感染性がなく、汚さないが赤いぶつぶつが見苦しいってだけの人を追い出す正義ってないんです。その人だって貴方同様、お金の対価に広いお風呂に入る権利があるわけですしね。 ですので、仮に出禁にしたら、その人がその気なら訴訟を起こされます。そうなると追い出した側が敗訴します。そうなると色々お金もかかりますし、今の時代ＳＮＳで炎上して商売がなりたたなくなるでしょう。 ですので、可能であっても多大なリスクをともなう決定になるということです。