日本の社会は基本的に能力主義社会ですので、大体「優秀な人」(その企業が求める能力を高いレベルで持つ人/期待値を含む)順に良い職に就けます。
Aレベルの人はAランクの企業
Bレベルの人はBランクの企業
Cレベルの人はCランクの企業
…という具合です。
そして、就職に限定して言うなら、大学は「優秀な人」になる為の手段の一つに過ぎません。
ですから、大学に行って「優秀な人」になれればFラン大学でも行く価値はあります。
しかし、大学に行っても「優秀な人」になれなければ「若さ」というアドバンテージを失うだけで、逆に就職で不利になる場合があります。
企業は駄目大卒を「4年歳食った高卒」(高校新卒より劣る)と見下す場合もあります。
それゆえ、どちらが良いかは貴方自身が自分の才能・能力・適性を良く考えて自分で判断するしかありません。
貴方を知らない他人に聞いても正しい答えを得る事は難しいのではありませんか。
コインを投げて表か裏か程度のレベルの話になるでしょう。
✷注意点
①:「大学に行きさえすれば良い職に就ける」⇦言うまでまなく大嘘ですよ。
②:「大卒は高卒より給料が高い」⇦同じ企業に大卒が総合職として高卒が技能職や一般職の場合はね。
同じ企業でも大卒が技能職や一般職なら待遇は高卒並という事が多いでしょう。
また、就職先企業が違えば高卒>大卒の場合もありますよ。(高卒が大企業、大卒が中小零細企業等の場合に多い)
③:「大卒なら応募条件大卒以上の企業に応募できる」⇦応募出来たって採用されなければ無意味でしょう。
ブラック企業にしか採用されなければ就職先はブラック企業ですよ。
※大卒の学歴は能力が伴って初めて効力を発揮します。
能力を伴わない大卒の学歴など、日本の様な厳しい能力主義の社会ではほとんど意味が無いと思いますよ。
能無しを採用すると企業が傾く危険がある。
今は大学進学率が6割程度あります。
そして、高校での成績がそれなりに良くても、高校新卒「指定校求人」で一流大企業に就職したり、医療系の専門学校に行く人もいます。
ですから、Fラン大学に行く人のレベルは、高校卒業生が10人いれば7~8番目程度でしょう。
それを同じ大卒だからと言って、一流大学に行くような人(1~2番)と同列に考えるのは愚かな話です。
就職レースは貴方が小学生の頃から始まっているのです。
Fラン大学に行くレベルだと先頭のはるか後ろを走っているようなものです。
大学に入れば、同じスタートラインから「よーい、ドン」でレースが始まるわけではありません。