交配1ですべて緑になったので、緑が顕性遺伝ということで緑をA、青をaとします。
AAとAaが緑、aaが青で、交配1の子はすべてAaです。
交配2でAaのオスとAaのメスを掛け合わせます。
教科書の表現と違いますが、Aaを(A+a)と書かせてもらいます。
(A+a)×(A+a) = AA + Aa + aA + aa = AA + 2Aa + aa
と計算できて、緑(AA+2Aa) : 青(aa) は3:1になります。(実際に48羽:18羽=3:1)
交配3では緑の個体だけを選んでいるので、親はAAとAaだけです。
(A+A)×(A+A)のペアと(A+A)×(A+a)のペア、(A+a)×(A+a)のペアの3通りができます。
では、3通りのペアの比率はどうなるかを考えます。
交配2の結果から緑の個体だけ選ぶと、AAは全体の1/3 Aaは全体の2/3になります。
問題文に多数のペアと書かれているので理想的な確率に従うとすると、
オスからAAを選ぶ確率は1/3、メスからAAを選ぶ確率は1/3で、(A+A)×(A+A)は1/9となります。
(A+a)×(A+A)は2/3×1/3で2/9。オスメス逆のパターン(A+A)×(A+a)もあるので合わせて4/9。
(A+a)×(A+a)は2/3×2/3で4/9です。
(全部のパターンの確率を足すと1になりますね)
子供の数を計算すると、
① (A+A)×(A+A) = 4AA
② (A+A)×(A+a) = 2AA + 2Aa
③ (A+a)×(A+a) = AA + 2Aa + aa
という組み合わせに対し、先ほど求めた確率から②と③はペアの数が①の4倍なので、子の数を4倍します。
ということで全部合わせると
4AA + 4(2AA + 2Aa ) + 4(AA + 2Aa + aa)
=16AA + 16Aa + 4aa
になります。
このうち交配1のオスと同じAAは、16/(16+16+4) = 16/36 = 0.444
ということで44%になります。