大変良い質問です。むしろ「名前動後」が使える単語自体が非常に少ないです。普通は、respectのように、名詞の場合と動詞の場合とで、アクセントは同じ位置です。その見分け方の基本： ①文の出だし。 ⦿SVになっているをよく分析する。 I respect my father very much.→SVが感じられるので、respectは動詞。 ⇅ I have a great respect for my father.→respectはhaveという動詞が前にあるので、名詞と判断する。 まとめ→respectの前に動詞があるかないか、をよく見る。なければ、respect自体が動詞、その前に動詞があればrespectは名詞。動詞なら、aとかtheとかone'sなどは付かない。 ②文中の場合 ⦿SVOCをよく理解する。OとCの間には、「OがCする」という関係があるし、目的語も取る。名詞なら、目的語を取ることはない。 I noticed my sonｶﾞ respect his fatherｦ. 「私は息子が自分の父親を尊敬しているのに気づいた」 ⦿SVO+to doという文型を意識する。 I advised my son to respect his father more. 「私は息子に父親をもっと敬うように勧めた」 ⦿前置詞の後なら、名詞。 I was treated with respect.「私は丁重な扱いを受けた」 ⦿to do(→動詞原形)とto ～ing(→動名詞)の違いを理解する the key to open the car (with）「その車を開けるための鍵」 ⇅ the key to solving the mystery「その謎を解く(ことに至る)手がかり」 the way to end the conflict「その衝突を終わらせるための方法」 ⇅ the way to ending the conflict「その衝突を終わらせる(ことに至る)道のり」 今、思い浮かぶのはこのあたりです。で、ある生徒さんは、長文の点数が伸び悩んでいました。そこで、英文を訳させて、聞いていたところ、その語が名詞か動詞かの判断にとても時間がかかっていました。そこで、長文で「その語が名詞か動詞かを正しく判別することを特に意識して、しばらく長文問題を解きましょう」と助言したことがあります。 少し時間はかかりましたが、その生徒さんは「動詞・名詞」の判断がだんだんスムーズにできるようになり、長文の得点が伸び、無事進学していきました。 「動詞・名詞」の判断は、とても大切だと思います。しばらく「特に意識」して長文問題に取り組めば、だんだんできるようになる、と思います。ご健闘をお祈りいたします。