必ず一定の余裕を持たせた数字になります。 理由。 路面からの高さがいっさい変動しない乗り物というのは現実に存在せず、タイヤの歪みやサスペンションの動きなどで多少の上下がありますし、路面の凹凸で跳ね上がることもあります。 場合によっては、積み荷の状態で車体が傾いて頂部の高さも変わるかもしれない。 こうした分（車体の動揺）を考慮して、高さ制限には必ず一定の余裕を持たせるんです。 ちなみに、道路の路面上空に確保しなければならない空間の高さ（建築限界の高さ）は一般道で4.1mとされ、これは、道路運送車両法で車体高さの上限とされる3.8mに対して0.3mの余裕を持たせてある。 この余裕も車体の動揺を考慮した分になって、この0.3mというのは基準を定める一つの目安になっています。 なのでもしかしたら、この0.3mを機械的に適用しているのかも......。