声優がアフレコした時期が必ずしも完成間近だとは限らないという事です。
アニメ制作も色々あってそれこそ日本じゃアフレコが当たり前ですが海外ではプレスコ方式もある訳でそうなると制作期間が長い作品なんかは下手をすると何年も前に収録した作品すら流れる事もあります。
今のTVアニメ業界は非常にタイトなスケジュールで放送されており放送枠を確保するのも簡単ではありません。
今作のドラゴンボールも今まで放送されてなかった時間帯に放送されておりこれらは前もって決まってたから出来た訳でその時期が半年以上前だったから結果的に故人になってから放送されたに過ぎません。
TVは基本半年ごとに番組編成しますから製作が出来たからハイ直ぐ放送という訳には行きません。
枠一つ確保するだけでもスポンサーを募ったりTVは基本1時間枠で編成してるので残った時間の枠を何で埋めるとか色々調整が必要な訳です。
ここ最近のアニメブームでようやく各TV局もアニメ放送枠を重視しだしたために放送してるフジテレビも確保できるようになっただけで本来なら現状の枠だけだともっと製作や放送が遅くなってたかも知れません。
それこそフジの今の視聴率の悪い現状打破のためにはアニメ枠の拡充が必要という判断でようやく枠が空けられるようになったのが最近なだけでアニメ制作がそれを待っていては製作が間に合わないから先に作って放送時期を待ってたという感じでしょうね。
そのお陰で何とか原作者が存命の時に大方の製作が出来たともいえる訳でこの辺は早めの製作の良い部分と言えます。
いずれにしてもワンピースのように制作が追い付かずに休止したり他の深夜アニメのようにアニメの質が下がっては本末転倒ですから多少なりともTV局の社運も掛かってる作品はそう簡単には放送できないって事ですよ。
それこそ毎年新作を製作してる同じ東映の特撮番組なんて1年前から新作の始動をしており半年前にはネタバレが出回る事なんて当たり前ですからね。
アニメも同様にTVで放送する以上はTV局側の都合というのやスポンサーのグッズの準備とか色々あるため制作からだいぶたって放送される事は良くある話です。
それこそアニメに限らず映画などの劇場作品なんてクランクアップから1年後以上経って上映される事なんて普通ですから。
ジブリの宮崎監督作品なんて新作発表から10年くらい経って上映されてるでしょ。
要は放送するタイミングがあるので制作が結構早く終わってる事は良くあるって話です。
特に放送局にとって重要な作品ほど直ぐに録って出しみたいなことは無いって事です。
バラエティ番組だって半年後の放送なんてのも普通にありますからバラエティより遥かに手間暇かかるアニメは言わずもがなです。