石田美紀著『アニメと声優のメディア史』に 女性声優が少年役を演じるという慣習は、子役の起用が制限された占領期の連続放送劇から始まり，一九五〇年代テレビ黎明期の人形劇や海外番組の吹き替えを経て、六〇年代以降の連続テレビアニメにまで受け継がれてきた。女性声優の少年役への起用を後押ししてきたのは、労働基準法下の子役起用の困難という法的条件であり、生放送をはじめとする魏実的制約であり、そして経費削減という経済的要請だった。 とありますが、90年代の子役ブームも背景には経費削減あったけど、子役のシナリオ読解力が想定ほどでなかったので今のように推移したかも。浪川大輔の場合、小学生から中学生にかけては学校に席だけあったって感じみたいですし、いくら補習を行ったとはいえ、浪川大輔産の漢字が読めないのって当時の大人の責任かなって感じです。 あと、外画については、長崎行雄監督が著書「埋もれない声優になる』で 外画の事情、 アニメの現場はそうもないのですが、外画の吹き替えの現場などは動画配信サービスが盛んになり、輸入される本数が増えた結果、1作当たりの製作費が頭打ちになり、今かなり厳しい状況だと聞いています また、昔の海外テレビドラマシリーズ全何十巻という形で小出しにして売るようなパッケージビジネスの場合、過去テレビ用に収録したアフレコの音声は版権料の問題で使えないため、新たに収録し直すことになります。結果、通常より安い製作費で作る必要があるため、1人か2人有名な声優を入れ、他は全員養成所の生徒や養成所を出たばかりの新人たちを呼んで収録することになります。海外の映画やドラマの場合、喜怒哀楽の表現が派手なので、多少声の表現が拙くても成立してしまうのです。 前提としては声優に使える人件費が右肩下がりだから、生きのびるために盛大交代が進む。唯、単に世代交代を機械的に行えば、外画出は役者の演技で下手さがごまかせるけど、アニメではごまかしがきかない、結果的に今の世王になったって感じで、夢も希望もない話です。知らなきゃよかったっと思いません？ トレンドから言えばいてい割りあいの仕事がＡＩに取られるのは避けられないと思います。ようはＡＩ以上の演技ができれば生き残れる可能性が高まりますが、年々、職場がちいそうなってきていますから、中堅とはいえ生き残る可能性が微妙になってきています。近いうちの大幅ナビジネスモデルの改変避けれないのではと思っています。