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中3です古文について質問です。 宇治拾遺物語『清水寺二千度参り』のいう話の 『「否、かくては受け取らじ。三日して、この由を申して、おのれ渡す由の文書きて渡さばこそ、受け取らめ。」と言ひければ、』 という文があるんですけど、 『3日して』というのが、負けた人が追加で3日やってからにして!って意味だと思ったのですが、勝った側が3日精進したと書いてありました なんで勝った方がするってわかるんですか? 画像の黄色マーカーの部分です!

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文学、古典 | 宿題90閲覧

回答(1件)

(原文) 「よき事なり。」と契りて、その日より精進して、三日といひける日、「さは、いざ清水へ」と言ひければ、この負け侍、このしれ者に会ひたると、をかしく思ひて、喜びて連れて参りにけり。 (直訳) 「よいことだ」と約束して、その日から精進して、三日たった日に、「さあ、清水寺へ」と言ったので、この負け侍は、このような愚か者に会ったものだと、おかしく思って、喜んで連れ立ってお参りした。 確かに「その日から精進」の主語は直接には書いてありません。 ただ、この後、 「負け侍、このしれ者に会ひたると、をかしく思ひて」 とあります。 ここからは、負け侍が「二千度詣りを譲るというのを本気にするなんて、アホちゃうか」と勝った侍をばかにしていることが分かりますよね。 そんな負け侍が、まじめに精進すると思いますか? そう考えたら、精進したのは勝った侍だと分かります。

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