道徳的動物日記

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『21世紀の道徳』がじんぶん大賞に入賞しました(年末のご挨拶)

 

 

 

 

 30作中29位だけど。

 

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 大学に所属してもいなければ批評ゼミに通ったり同人誌を出したりしたこともなく、はてなブログでしか意見や文章を発表してこなかった一介のブロガーであった自分が単著を出版できたこと、その単著が名だたる学者や著述家たちの著作に並んでじんぶん大賞にランクインしたことは、うれしく思います。 上位陣にいかにも「流行り」なジェンダー系の本や毒にも薬にもならない哲学エッセイが並んでいることには「しょうもねえな」と思ったけれど。2021年12月とほぼ一年前に出版されたこの本のことを2022年11月まで忘れず、投票していただいた読者の皆さまにも感謝を表明します。ありがとうございます。

 

 今年の1月からは一旦正社員を辞めて、業務委託社員としてパートタイムで働きながら、次の著作の執筆や執筆のための参考書籍の読み込み、翻訳作業や各種雑誌・オンラインメディアでの記事や書評の執筆などを行ってきました。そろそろ貯金がヤバいので、来年の4月に正社員に戻る予定です。ぼくの生活を支援されたいと思う方はクリスマスプレゼントだと思ってぜひ下記のほしい物リストからなんか買ってください。

 

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 次の著作は、『21世紀の道徳』と同じく、晶文社のホームページに連載したコラムを書き直したり書き下ろしのコラムを3〜4本ほど追加したものとなります。今年の後半はオンライン記事の執筆に手一杯になってしまって単著作業に手をつけられなかったので、年始からは気を引き締めて一気に書き下ろしを行い、ひとまず雛形にまで整える予定です。

 

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 いざ「作家」として一年間を過ごしてみた結果、思った以上に儲からなかったり家賃や税金や保険料でどんどん貯金が吸い取られていったりして「こりゃ続けられんわ」と悟るに至ったわけですが、東京で一人暮らしをしながら作家として生きることは学生時代からの夢だったので、一年ちょっとだけでもこの得難い経験ができたことは、うれしく思います。来年からはより戦略的・長期的な観点を持って、会社員と作家業の両立にチャレンジしていきたいと思います。あと、この状況でインボイスが導入されたらマジで死ぬからその前に会社員に戻らざるを得ない。

 また、作家業を本格的にスタートして初めて知ったことは「オンライン記事の執筆ってあんまり儲からない」ということ、および、「紙媒体ってなかなか儲かる」ということです。体感だけれど、平均してだいたい1文字あたり2.5倍くらいの金額の差がある。自分はネット畑出身なので文章の題材やテーマがどうしても「ネット的」になりがちという面は自覚しており、またオンライン記事を書かせていただけること自体もとてもありがたいことなのですが、紙媒体の原稿依頼がもっと来てほしいなあ、と思うところもあります。欲を言えば文芸誌で連載したい(原稿料が高くて儲かるから)。その連載をまとめて単著にしたい(原稿料+印税の一石二鳥でさらに儲かるから)。

 というわけでこの記事を目に留めた編集者・出版社の方々は、ぜひ、紙媒体でぼくを連載させることをご検討ください。著作やこのブログの過去記事を読めばわかると思いますが、わりとどんなテーマでも内容のある文章を書いたり他人と違う意見を言ったりすることができます。

 

 参考までに、この一年のお仕事一覧です。

 

●紙媒体

 

・PHP研究所『Voice』2022年 10月号「ネット空間を主戦場にする詭弁家」

 

 

 

 

・講談社『群像』2022年 7 月号「感情と理性:けっきょくどちらが大切なのか?」

 

 

 

 

・中央公論2022年 5月号「世界で燃え広がるキャンセル・カルチャー日米の事例から考える現代版「私刑」の功と罪」

 

 

 

●オンライン記事

 

shueisha.online

 

toyokeizai.net

 

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gendai.media

 

 

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それでは、よいお年を!