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FS N8560シリーズスイッチ:データセンターの基盤改善を実現

 従来のコア・ディストリビューション・アクセスという3階層モデルから一変し、高密度かつ低遅延を実現できるリーフ&スパイン型ネットワークの需要が急増しています。そこで高密度に対応した25/100Gレイヤ3スイッチの導入によって、ポート不足・大容量トラフィックの問題が解消されます。特にクラウドサービスの提供者たち、いわゆるデータセンターを利用しているIT企業や関連企業などにとって、レイヤ3スイッチは最適な選択の一つとなっています。

 FS N5860シリーズデータセンタースイッチの持つ優れた性能(柔軟性・低遅延・ゼロパケットロス)はデーターセンター内のトラフィック管理を効率化し、セキュリテイの強化を実現します。ここでは、FSのいくつのモデルのデータセンター向けレイヤ3スイッチを紹介します。

  N8560-48BC N8560-32C N8560-64C (2U)
ポート数 48x 25G SFP28、8x 40G/100G QSFP28 32x 40G/100G QSFP28 64x 40G/100G QSFP28
搭載チップ BCM56873 BCM56870 BCM56970
CPU Cavium CN7130 (クアッドコア、1.2 GHz) Intel® Xeon D-1527 (クアッドコア、2.2 GHz) Cavium CN7230 (クアッドコア、1.5 GHz)
スイッチング容量 4 Tbps 6.4 Tbps 12.8 Tbps
転送速度 2.98 Bpps 4.76 Bpps 9.52 Bpps
SDRAM 4GB 8GB 4GB
フラッシュメモリ 8GB 240GB 8GB
パケットバッファ 32MB 32MB 42MB
スタック接続 最大2台 最大2台 最大2台
ファン付き ホットスワップ冗長 4 (3+1) ホットスワップ冗長 5 (4+1) ホットスワップ冗長 3 (2+1)
電源 デュアル・ホットスワップ冗長 (1+1)、AC電源
冷却ファン 前から後ろへ
管理プロトコル SNMP (SNMPv1、v2c、v3)、RMON、gRPC、OAM、Syslog、Telnet、INT
 

FS N5860シリーズの特徴とメリット

マルチギガ対応ポートの搭載による高い柔軟性

 N5860シリーズは10/25/40/100GbE対応のポートを有し、最大2.98/4.76/9.52Bppsの転送処理性能を実現可能に。また、12.8Tbpsのスイッチング容量をもとに、今後、高密度データセンター・クラウドコンピューティングでの活用も期待されます。


低遅延かつゼロパケットロス

 ECN・PFC機能をサポートするN5860シリーズは、RDMA(Remote Direct Memory Access、リモートDMA転送技術)によるパケット転送の効率向上を強化し、データセンターに必要な低遅延を実現した。


キャッシュメモリによるパフォーマンス強化

 本来、データのやり取りには速度差が問題で、遅いほうのデバイスがボトルネックになり、ネットワーク全体のパフォーマンスに影響してしまうでしょう。N5860シリーズは高速・大容量キャッシュメモリを活かし、通信やり取りで起きた遅延問題を解消します。

EVPN-VXLANによる仮想ネットワークの拡張

 Ethernet VPN (EVPN) をサポートするN5860シリーズは、IP または MPLS ネットワーク上で異なるレイヤー 2/3 ドメイン間の仮想接続を実現し、一般的なネットワーク仮想化オーバーレイ・プロトコルで、レイヤー 2 のネットワーク・アドレス空間を 4000 から 1600 万に拡張します。


MLAG対応による帯域幅の節約・ネットワーク全体の冗長化

 N5860シリーズの導入により、機器間の相互接続が簡単に実現できます。ネットワーク冗長を可能にした上で、トラフィックがスムーズに転送されることは帯域幅の節約にも繋がります。


セキュリテイ:監視&保守の強化

 IPv6 ACL、CPU過負荷保護、SSH、SNMPv3、NFPPなどのプロトコルをサポートするN5860シリーズはあなたのネットワークを全方位から守ります。外部からの侵入・情報漏えいを防いだり、トラフィックの異常状況を発見したり、大容量データのスムーズな転送を実現したりすることが可能です。


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