【演奏会記録】2022/9: し・ま・の・オーケストラ 第6回演奏会

1年ぶりの本番やが???

し・ま・の・オーケストラ 第6回演奏会&公開リハーサルin大島
日時: 2022年9月18日(日)
会場:吉海学習交流館 大ホール
指揮:豊嶋和史
ヴァイオリン独奏:大澤理菜子
メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」

私の出番はヴァイオリン協奏曲とイタリアの1stです。去年の中止前はヴァイオリン協奏曲の1stとイタリアの2ndの予定でした。ヴァイオリン協奏曲はマグノリアオーケストラでやってるので2回目ですが、多分これやったのが「軽空母乗組員」時代*1なのでブログが現存してないやつですね…。真夏の夜の夢がとにかく私が得意でないタイプの曲なので避けたかったのだけど他の人がどっちかというとイタリアやりたくないって言ってたのでうまいこと調整できた

最近こういう「定常的に合奏を開催せず、直前のリハーサル数回で本番をする」団体ばっかり乗っている気がしますね…。直近だとモロッコオケは1回、アーベントフィルは3回くらい、本番やったほうの日本海フェスティヴァルオーケストラも1回(というかこちらはまさにしまオケとほぼ同じコンセプト)で、定常的に合奏を開催する団体に最後に乗ったのは幻宴Project(そういえば演奏会やった記録書いてなかった、まあいいや)でもう3年前になります。個人的な思いとしては「高頻度で合奏を開催する団体は合奏の効率の悪さを回数で補っている節がある」と思っているので一般の団体もこういうところから合奏組み立ての技術を吸収していってほしいと思うのですが…

とはいえ回数の少ない団体は指揮者もそうだけど奏者も高い地力を求められるのはそのとおり。1年ぶりにしては「演奏そのものの地力」はそこまで落ちていないものの曲の組み立てとかアンサンブルとかの地力がだいぶ落ちているように思いました。ビジュアルで合わせにいく、というのは針の音楽団やったときは意識的にできていた(と記事に書いてある)のですが、今回はそれができていなかったために「遅い」という指摘をもらったのは反省すべき点です。ファゴットは全楽器の中でも「技の発生フレームが少ない」(=音の立ち上がりが速い)楽器なのでそれで遅いって言われたらなにかが決定的に間違えています。

今回特徴的だったのは音量をとにかく切り詰めにいく方向で合わせる先生だったことで、それもあって普段の吹き方よりも息をだいぶセーブして吹けました。わかりやすいところで言えばヴァイオリン協奏曲の3mov冒頭のフォルティシモとかは全くフォルティシモで吹いておらず音の立ち上がりだけ速い音量メゾピアノくらいで吹いてたのですがそれでも十分でした*2。長期ブランク明けにもかかわらず本番で息圧が足りなくなったのはイタリア3movの中間部だけだったので、地力取り戻したあとでも他の団体でもこういう吹き方に合わせていくのがいいのかもしれない。

日本海オケとほぼ同じコンセプトだった一方スタイルの違いとかもけっこう見えたのですが、このあたりはオフラインで酒を飲ませて吐き出させてください(え


次の本番は本格的に未定です。今年の初めくらいにはTwitterに明示的に楽器はお休み中です、と書いたくらいには優先度が落ちており、一方で今回地力不足でうまく行かなかったぶんは次乗るならちゃんと取り戻してカバーしなければ、というのもあるのですが、松山周辺の団体に空きがなかったり、かといって東京で発表会に出るためのレッスンの回数を稼げるほど東京近辺に行くことがないので本格的に迷ってるところです。とはいえ今自分が音楽が上手くなるためには(ある程度の練習時間を確保した前提で)どっちかというと本業が上手くなることのほうが大事な気がしているので本業が上手くなるほうにリソース割く感じでやっていきますか…。

*1:大学院ドロップアウト前

*2:これはこれで直後のクレッシェンドが効果的になるので楽譜を「バカ正直に」弾くほうが問題があるともいえる