ということで、TBSできょうの午後、1時間半にわたって直木三十五の特番が放映された(http://www.tbs.co.jp/program/naokisanjyugo.html)。直木賞が70年ということは、当然芥川賞も70年ということだが、芥川とくらべれば、現時点での知名度はずっと低い直木のほうにスポットが当てられるのは当然といえば当然か。
番組自体は録画したので、すべてはまだ見ていないが、チラッと見たらそのまんま東が和服姿で案内役を務めていた。直木三十五とそのまんま東、たしかに似てるかも……。
ちなみに、芥川賞・直木賞の創設された1935年には、日本ペンクラブも発足し、初代会長にはこの年『夜明け前』を完成させた島崎藤村が就任している。現在にいたるまで続く文学における二つの制度が、いずれも同じ年に誕生していることは興味深い。