chuka's diary

万国の本の虫よ、団結せよ!

インド人もびっくり❕ ルーマー対マスクのH1B ビザ大騒動❓

ディストピアの国アメリカからお届けします。

 

クリスマス明けに暗いニュースで申し訳ないですが、これが今の米国市民が迎えようとしている避けては通れない現実なのです。前回のトランプ政権の時と全く変わらない。それは経済の不安定です。大統領選後の一か月で、今や誰もインフレが終わりアメリカが再び繁栄するというトランプのウソを信じるものなどいない。いや、逆です。この先に来るのは大量解雇に超インフレではないかと疑うようになってきている。

 

選挙でトランプの旗持ちした人は、責任取って欲しい。

 

来月1月20日トランプ就任と同時に始まる大規模移民狩り。

こーゆー米の白人移民による残虐な歴史は原住民ジェノサイドや黒人奴隷制でお馴染みなのでデジャヴ。で歴史は繰り返す、と指摘するインテリ・ユーチューバーも出ているくらいですが、どう考えても吐き気がします。

 

しかしMAGA(マガと発音、トランプカルトのこと)は心ウキウキ。

メディアは今、一体誰が最初に引っ張られて国外にポイされるかという話でもちきりです。しかしここで彼らトランプカルトの期待に水を差す者が現れたのです。

ご存じインド系ビジネスマンでトランプの側近、ビベック・ラマスワミ。DS退治をトランプに仰せつけられ、イーロンマスクの片棒担ぎ。

 

クリスマス明け早々に、アメリカはH1BビザでITワーカーを輸入する必要がある、理由は、アメリカ人は怠情で働きぶりが足りない、これはカルチュアの違いから来ている、と『X』にカキこしてしまった。まことに大胆。

 

ここで騙されてはいけない。H1Bビザを取得して米に高給で移民してきたのは彼の属するインド系です。つまりインド系は移民追放の対象にならない、ということ。

 

これに対してトランプ側近の『白人至上主義』インフルエンサーのローラ・ルーマーが大反発。白人至上主義者は褐色移民を目の仇にしているからです。しかし、ルーマーはユダヤ人白人至上主義者だそうで、事は複雑。で、私には理解の範囲を越えている。

これにイーロン・マスクが、彼所有のテスラEVやIT業界にはインド系のIT従業員が必要とラマスワミに加担。ローラ・ルーマーを『X』使用停止にしたことで、ちょっとした大騒動になっている。  

 

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確かに20世紀末にはITワーカーは絶対的に不足していた。しかしH1Bビザで渡米してきたインド系は高給取りの米人ワーカーを駆逐です。それで大儲けしたのはシリコンバレーですよ。そーゆー背景もあり、今や米ではインド系が金融、技術系に大進出です。インド系でも主として南インド出身が多く、多くは熱心なキリスト教徒です。

 

私達一般市民はクリニックに行けばインド系の医者やナース・プラクティショナーにお世話になっております。また、米横断旅行で宿泊した安モーテルはほぼインド系で占められている。21世紀に入ると米社会上層部への進出度が超スピードになっている移民グループです。