タミフルの何が妙か

タミフル飲んで異常行動、というのが問題になってます。寝ていたこどもがいつのまにかベランダから飛び降りるだなんて、最悪ですよね・・

ところでこの薬、一番不思議なのは「今、この薬の8割は日本で処方されている」ってことでしょ。

「なぜ、他国の医師が全く使わない薬を、日本の医師は大量に使用するのか?」

もしくは、「日本で大量に処方されている薬なのに、なぜ他国の医師は全く使っていないのか?」

輸入元の中外製薬、製造元のロシュ。いったいどのくらいのお金を厚生労働省の役人とそのご用聞き学者に渡せば、こんなことが可能になるのか?って思うよね。

★★★

薬害って実は結構ありますよね。肝臓ガンに進行する可能性のあるC型肝炎の一部は、昔小学校等で強制的に全員が摂取させられた「予防注射」で感染した、と言われている。今の40代〜50代の人が発病してる。

最近は義務化されなくなった「三種混合ワクチン」も相当の副作用があると言われているが、それを強制的に打たれた幼児、児童の世代がいる。今何歳くらい?

妊娠中に風疹になると困るといわれて、女児が全員強制的にうたれた予防接種もすごい副作用があると言われている。そもそも妊娠中に風疹にかかる可能性と、その予防接種の副作用とどっちが・・・って感じだ。

タミフルだって「神経」に影響を与えるわけで。今、異常行動がなかったからといって、将来何かの影響がでないとは限らない。


なんで他国の医師はこの薬をほとんど使わないか?
といえば、治らないからじゃないかな、この薬でインフルエンザは。

たとえば「風邪薬で風邪が治る」と思っている人、いるんですかね?風邪薬=総合感冒薬というのは、解熱剤と咳止めと鼻止めと睡眠薬が混ぜてあるだけだよね。

つまり、熱を下げたり、咳をとめたり、鼻水を止めたりはするけど、これらはすべて「症状」であって、風邪薬ってのは「風邪の諸症状」を緩和もしくは阻止するだけです。風邪を治しているわけではない。

タミフルも同じ。インフルエンザを治す薬ではないでしょ、これ。「高熱」という症状を抑えるだけの薬だ。

結局のところ、栄養と睡眠によって体の抵抗力が回復して免疫力を強化して風邪やインフルエンザを克服するしか「治すメカニズム」はない、んだよね。


単なる「症状の緩和」のために(副作用の有無に限らず)薬を飲むべきか?という質問に対する回答が、日本は他の先進国と異なるのだと思う。だから、「日本だけで使われる」んだと思う。

乳幼児や超高齢、もしくは病弱な人でなければ、インフルエンザで人が死亡する確率はとても低い。だから無理矢理「異物を体に入れて」「症状を抑えるべきでない」と考えるか、「異物を体にいれて」「治らなくても」「症状を抑えるべき」と思うか。

特に40度近い熱を一気に“無理矢理”下げるタミフルは、「ものすごい効き目」であって、その「ものすごい怪力」が、当然体の別の部分にも「ものすごい作用」をおよぼしているだろうことは想像に難くないよね。



いや、高熱に苦しむ子供がいて、薬を飲ませたらけろっと熱がさがったら、親も嬉しいし医者もうれしいだろう。それはよくわかる。

でも、他の国の親も医者もそうは考えてないってことだ。彼らは「寝てれば治る病気だ。薬は症状を緩和するだけ。だったら変なものを飲ませないほうがいい。」と思っている。特に「解熱」と「頭痛止め」ってヤバイ薬な気がする。


なんで日本だけ考え方が違うんだろう?


んじゃね。