カルローズ米を食べてみた

昨年、小泉さんが農林水産大臣だったときに放出された備蓄米(古古古米)は入手できず、味の確認ができなかったので、2025年末にスーパーで見つけたカルローズ米(アメリカ、カリフォルニアのお米)を買ってみました。

味見目的なので1キロでよかったのですが、2キロの袋しかなく。銘柄米が 2キロ 2千円を超える中、こちらは1300円。半額に近い、くらいのお値段です。

まずは普通に炊いてみたところ・・・

えーーーー美味しくない!

そもそも炊飯器の蓋をあけたときの匂いからして違和感。

いつもの(お気に入りの銘柄米では)”お米の香り”なのに、今回は「変な匂いがする」という印象。

食べる前からゲゲゲとなりました。

実際に食べてみても、味も食感もいつものお米とは大違い。
粘り気がなくパサパサしていて、甘みも感じられない…

いわゆる「白ごはん」として(焼き魚やお刺身や卵のぶっかけ、納豆などとは)食べる気がせず、どうしようかと考え込みました。

実は私、アメリカ(カリフォルニア)での留学中は、2年間ずっとカリフォルニア米を食べていました。
その頃たべていたのは、下記の「錦」や、「田牧米」といったブランド米だったんです。

それらは日本の銘柄米と区別が付かないくらいおいしかったので、カルローズ米もいけるんじゃないかと思ってたのですが、まったく違ってましたね。

あとで調べたところ、同じジャポニカ米といってもカルローズ米は(タイなどアジアで多く使われる)インディカ米に近い種類だそう。

私が留学中に食べていた「錦」や「田牧米」は純粋なジャポニカ米な上、生産者の意思で(日本の銘柄米と同じように)さまざまな品種改良が行われており、かなり日本でのお米の食味に近くなってるらしい。

なるほどね。

今回は米不足と米高騰による輸入ですから、量が必要。
となると、ブランド米ではなく、大量に輸入できるカルローズ米が選ばれたんだろうと思います。

で、あたしの手元にある2キロのカルローズ米。

食べ盛りの中学生でもいれば数日で消化できるでしょうが、我が家では2キロ(約13合?)は3週間くらいもつ量。

どうやって消費しようかと考えたのですが、冷静に考えれば「マズいわけではなく、伝統的な和食の白ごはん用途にあわないだけ」なので、作る料理を工夫すればいいと理解。

そこで、いろんな「丼の具」を買ってきました。
それらをカルローズ米で食べてみたところ・・・

牛丼はいつものお米のほうがおいしいけど、

麻婆丼など、味の濃い丼ならカルローズ米も十分に美味しくいただけるとわかりました。

というか、スパイシーなカレーとかリゾット、エスニックなお料理、チャーハンなんかだと、こっちのほうが美味しいかも。

雑炊もまあOK。

というか、「白ごはん」以外の食べ方だと、日本の(高価な)銘柄米を使うのは「もったいない」のかもしれないです。

銘柄米のおいしさははやっぱり「炊きたての白ごはん」でもっとも際立つので、それ以外の食べ方だとちょっともったい。というか、雑炊にしちゃうと銘柄米でもブレンド米でも味の違いがよくわからなくなる。

今回、いろんなインスタント食品を試せたのも(副次的にですが)いい経験になりました。

こういうのも(↓)カルローズ米によくあいましたね。

下記だと、豆ご飯は(あきらかに)日本の銘柄米のほうが美味しい。牛丼もできれば日本のお米がいい。でも、麻婆丼だと違いがわからなくなり、クッパだとむしろカルローズ米がいいって感じ。伝わります??

と、いろいろ試行錯誤した結果、(インスタント食品ばっか食べてられないので)最後はチャーハンばかり作ってました。

てか、チャーハンて水分の多い粘りある日本のお米だと、短時間で水分を飛ばし、パラパラにするためには中華料理店にあるような火力の強いコンロが必要だし、フライパンを煽るなど技術も必要でしょ。

でも、カルローズ米はもとからパラパラしてるんで、むしろ簡単なんです。

★★★

以上、今回は「社会派」としてのお試し購入であり、今後はまた「いつものお米」をふるさと納税でいただく予定ですが、でももし今の私が、

・学生時代みたいに経済的に苦しければ、
or
・中高生が3人いる、みたいな食べ盛り家庭だったら、

間違いなく「日本の銘柄米」と「カルローズ米」を使い分けるだろうと思います。

だって、お刺身や焼き魚の日は日本米、チャーハン、エスニックカレー、麻婆丼、リゾット、クッパなどの日はカルローズ米と使い分けるだけで、米代はかなり節約できます。

ちなみに、日本は輸入米にキロ 341円の関税をかけています。

今回、私の買ったカルローズ米は 2キロ 1300円でしたが、うち 682円が関税なので、それをのぞけば 618円で買えるはずなんです。

そうなればキロ309円、5キロでも1545円です。今だと、日本の銘柄米の1/3の値段で買えるというわけ。

輸送費や輸入経費がかかってもこれだけ安いのだから、日本のお米が(おいしいとはいえ)いかに高価な商品なのかよくわかります。

おそらく関税を廃止したら、多くの家庭が「チャーハンや丼モノの日はカリフォルニア米を使おう」と考えるでしょう。

また、日本米に2割くらいカルローズ米を混ぜる、みたいなブレンドの使い方なら、牛丼やカレーも問題ない(ふつーの舌の人なら味の違いがわからない)と思うので、食費の節約にはかなり役立つと思いました。

私は、お米の自給率を下げるべきだとは思ってないので、かならずしも米の関税撤廃を支持するわけではありませんが、「私たちは世界でもかなり高価なお米を買って食べている」という事実は、多くの人が理解しておいてもいいのかなと思った次第です。


そんじゃーね

今回の件は音声配信でも話していきます!
・音声配信:カルローズ米を食べてみた!



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