ネット雑談。

いまさらながら「中学時代、よその子の笛をなめて体操服を取りました」の告白をマイルドに受け止める人が多くて、驚愕する。
かの記事は私は途中で気持ち悪くなったので読まなかったけれど、関連のエントリで概要を知ってさらに驚愕。
こういうのを見ると「中学生男子なんてそんなもの」と軽く考える風潮は問題じゃないかな。
「妄想」と「実際に行動を起こす」は雲泥の差があって「殺してやる!」と一瞬思う人は多くいるだろうが、実際に「殺す」人はまれ、
それくらい深刻に受け止めたほうがいい話なんだけど、「許してやろうよ!」とばかりに精神異常者を受容する美徳がはてなにあって薄気味悪い。
「上手に書けてる!」がその理由だろうが、上手に書く「○チガイ」は多い、というより、「キ○ガイ」だから上手に書けるのだよな。
この精神異常者はもう成人するまで逃げ延びているようなので、今後どんなことを引き起こしていくのか、暗澹たる思いに駆られる。
娘たちの学校でも、数年に一回、「女の子の体操服を盗む、笛をなめる」の事件が起きて、常に簡単にその犯人は見つかるのだが
私の知った例では、首謀者は知的能力の高い子供で、自分ひとりでやってはまずいのを知っていて、
「罰ゲーム」として気の弱い男の子を二人引き込んで、夜中の学校に一緒に忍び込ませた。
結局、体操服を盗む、複数の笛をなめる、なんて行為は気が弱いだけでまともな男の子に出来るはずもなく、といってとめることも出来ず、
ただ夜の暗い教室でしたい放題に振舞う首謀者を眺めていたようだ。
発覚したのはこの二人の様子がおかしくなったためで、首謀者は平気な顔で、発覚後も、二人の子はしばらく学校にこられなかったが、首謀者は元気に通学
ほとぼりが冷めたころ、この首謀者は「お前の笛はなめなかった」などと
事件を「オレが笛をなめたいと考えた程度にかわいいと思っている女の子」「そんなことすらしたくないクソブス」の女の子ランキングにして
面白おかしく周囲に語ることで「武勇伝」化を試みた。
被害にあわなかった女の子までを大きく傷つけ、自分が常に人の上にいるかのように振舞うその奇妙な能力の高さには今でもぞっとする。
当時被害にあって気持ちの悪い思いをさせられた女の子は「ランク上位」におかれることを
「なんだ、こいつ」とより気味悪がったのがほとんどだったが、少々自尊心をくすぐられた女の子はいたようだ。
この首謀者にカウンセリングは行われたようだが、はたして成果があったのかどうか、
その子は、幸か不幸か、娘とは同じクラスにはならなかったものの高校まで一緒だったが(つまり成績は常に良い)
進学校である高校でこの「武勇伝」を語って、生徒たちにドン引きされ、引き込む頭の弱い仲間も見出せず、高校時代はおとなしく過ごしていた。
その後、地元を離れてどこかの私立大学に通いはじめたのに1年足らずで退学、また別の地元以外の私立大学に入ってもやはり退学、
現在自宅警備員をしている。
彼の近所に住んでいる知り合いの子供から聞いた話では「オレがこんなになったのはすべて「毒親」のせいだー!」説を唱えていて
たまたま玄関先で久々に会ったので話したら、1時間以上「オレの毒親話」をされたそうだ。
「面白いんだけど、狂ってるわ」と、さすがに同世代でもはたして、地元以外の私立大学に2回も入れる金を出したような親が「毒親」か、は疑問だったようだ。
しかしその子は「毒親」の言葉を親に聞くまで知らなかったという、世の中にはこんなのんきな子供もいるのだね。
なんにせよ、そういう人間の毒に当てられないようにしよう、というお話。終わり。