反党分子『松竹伸幸』、『紙屋研究所』に悪口する(2024年12/5日分)

国際社会はテロにどう立ち向かってきたか・2 | 松竹伸幸オフィシャルブログ「超左翼おじさんの挑戦」Powered by Ameba
なんで「専従は委任契約」みたいな話を今だに信じている人がいるか - かみや貴行のブログ 1%でなく99%のための福岡市政を
 「テロとの戦い」云々、「委任契約」云々については特にコメントしません。
 なお、神谷の批判は、「俺の理解」では、細部を無視して、わかりやすく、平たく言えば、共産の「党員雇用は委任契約」論*1は悪名高い「名ばかり委任(マスコミや共産等が批判)」ではないのか、と言う話です。知識がないので特にコメントはしません。
 「労働実態がいわゆる『名ばかり委任』なら、この批判に限れば神谷は正当だろう」という一般論にとどめておきます。
 ここで問題にしたいのはこのタイトルで

【松竹】
 昨日の神谷貴行さん、上瀧浩子さんをお招きした京都のイベントは意義のあるものになったと思います。(以下略)
【神谷】
 2024年12月3日に京都で行われた私と松竹伸幸さん、上瀧浩子弁護士との討論企画に、会場いっぱいにご参加いただきありがとうございました。(以下略)

なんて集会報告がされてる奇妙さです。
 何で「盛会だった集会でした」など集会を前面に出した記事タイトルで「集会報告」記事を別に一本書かないかと言ったら「たぶん盛会ではなかった」んでしょうね。しかし集会報告をしないのはみっともないのでこういう形で集会報告したのでしょう。
 と俺は邪推しますが、この邪推が正しいのなら改めて「神谷も松竹もくだらない人間だな」とは思います。
 なお、後で上記記事は投稿しますが、たぶん松竹は掲載拒否、神谷は「掲載するが応答せず無視」でしょうね。
 連中のくだらなさがよく分かる話ではあります(特に掲載拒否の松竹が)。


『このマンガがすごい!2025』「オンナ編」にアンケートで参加しました - 紙屋研究所
 「作者の性別」「想定読者(例えば連載雑誌が男性向け雑誌か、女性向け雑誌かなど)」「主人公の性別」「作品のテーマ」「アンケート回答者の性別*2」、何で分けてるのか知りませんし、そもそも「宝島社のこのランキング」に全く興味もない(というか、いわゆるランキング自体に興味がないし、基本的に女性誌のマンガは読まない*3し、コンビニや駅売店にあるようなメジャーな雑誌しか読んでない)ですが「オトコ編」「オンナ編」なんて分けることに何の意味があるのかとは思います(既に同様の指摘は沢山あると思いますが)。
 例は何でもいいですが例えば「作者は女性だが、マンガ主人公は男性(あるいは連載雑誌がいわゆる男性誌)」というケース、例えば

◆尼子騒兵衛『落第忍者乱太郎』(朝日小学生新聞に連載、後にNHK教育でアニメ化)
◆荒川弘『鋼の錬金術師』(月刊少年ガンガンに連載)
→ちなみに「このマンガがスゴイ!オトコ編」で5位(2006年、2011年)、7位(2010年)(このマンガがすごい! - Wikipedia参照)
◆久保ミツロウ『トッキュー!!』(週刊少年マガジンに連載)

等はどうなるのか、と言う話です。
 なおこの種のランキングは「ある程度割り引く必要がある」でしょう。多くのランキングは「全国民」からアンケート*4してるわけではなく、今回の「紙屋」のように「特定の人間(作家や評論家など:紙屋の場合は『オタクコミュニスト超絶マンガ評論』(2007年、築地書館)等を理由におそらくマンガ評論家扱い)」にアンケートしてるのであって「特定の人間」を選ぶ時点で既に「選ばれる作品と選ばれない作品」がある程度決まってしまうからです。さすがに「特定の作家や作品が上位にランクするように、過去の言動をチェックした上で、『この人ならこの作家、作品を上位につけるだろう』と考えて意図的、恣意的にアンケート対象者を選んだりはしない」でしょうが、「紙屋など、実際に選ばれた人間とは別の人間」をアンケート対象にすれば当然、結果も変わってきます。

 なお、ぼくが選んだ2位*5は「オトコ編」で上位を獲得してしまい、「オンナ編」ではかすりもしませんでした。
 ある作品を「オンナ編」にするか「オトコ編」にするか、編集部はかなり融通を利かせてくれていて、どちらかに限定されてしまう作品*6はそれほど多くはありません。両者に分けることの意義と限界の間で揺れる昨今、この方針は現状ではベストなものだろうとぼくも支持していますので、まあ、そういうこともあるよなと思って受け止めました。

 何が「現状ではベスト」で「支持」なんだかさっぱりわからない意味不明な文章です。「作者の性別*7」「掲載雑誌の性格(いわゆる少年誌、少女誌など*8)」「主人公の性別」「作品のテーマ*9」「アンケート回答者の性別」など「明確な分類基準がない」のならそんなものは不要ではないのか(そもそも「現状では」ということは、今後紙屋が何らかの理由から「廃止方針」を主張することもあり得るのか?)。
 一体そんないい加減な分類に「どんな意義」があるのか全く意味不明です。
 ほとんどのランキング(マンガであれ、小説であれ)が「男」「女」という分類はしてないでしょうに。
 「性別区分無しで選ぶと男性作家ばかり選ばれるから女性作家優遇の意味で区分した(いわゆるポジティブアクションの一種)。オンナ編はすべて女性作家から選ぶ。そうしないと評価されるべき女性作家が全然評価されない*10」とか何か意義があるなら話も別ですが、「区分が曖昧」ではそんな意義があるとは思えません*11。

 1位で選んだもの*12が、「オンナ編」でも「オトコ編」でもほとんど誰にも選ばれなかったのは納得いきません! どうしてみんなこの作品の良さをわかってくれないんだ…。

 ふざけた書きぶりですが、紙屋のことだから「あの作品を評価しないなんて他の連中はアホか」と本心ではよほど憤慨してるんだろうなとは思います。ただ、そういう悪口をしても「無礼な野郎として、宝島社からアンケート対象から外されるだけ(紙屋のマンガ評論家としての仕事が一つ減るだけ)」で終わる(場合によってはそれプラス、他のマンガ評論家等との人間関係が悪くなる)から悪口しないんでしょう。
 裏返せば「松竹の方向性で何故行かない(俺の要約)」と悪口雑言した党(その結果当然ながら除名)については「それなりに配慮した宝島社やマンガ評論家連中と違って軽く考えてた、舐めてた」てことなんでしょうね。それも党員としてどうかと思いますが。

*1:神谷との裁判で党側がそのように主張してるらしい

*2:勿論「男性の紙屋」が「オンナ編」で回答してるので明らかにそうした区分けではないですが。

*3:従って女性誌掲載のマンガが多い「オンナ編」の上位マンガ(勿論男性誌掲載のマンガも一部ありますが)はそのほとんどが読んでない以前にその存在を知りません。

*4:全国民アンケートだと作品の価値に関係なく「大手出版社刊行の有名雑誌に掲載された有名作家の有名作品(特にアニメ化、ドラマ化、映画化された著名作品)」ばかりがランキング入りしてしまうと言う問題があるでしょうが。

*5:但し、何故か具体的作品名は書かない紙屋です。そうすることでこのランキングにおいて「男」「女」の区別が有益かどうか議論もできると思いますが。

*6:いわゆる男性誌に男性作家が描いていて、主人公も男性、テーマも別に「女性的でもない」と言うケースか?

*7:但し、「レアケース」ではあるでしょうが、性別を明らかにしてない作家もいるでしょうし、クエスチョニング、トランスジェンダー、ノンバイナリーとか「一般的な男女に当たらない性的立場」をカミングアウトしてる場合だったらどうするんだという話もあります(この点は「主人公の性別」「アンケート回答者の性別」でも該当することでしょう)。

*8:まあこれも最近は雑誌の性格が「それほど明確ではないこと」が多い気がします。

*9:まあ、そんなにはっきりと男女で分けられるテーマばかりでもないでしょうが、例えば「シングルマザーの経済的苦境を描いた漫画」なんかが想定できます。

*10:実際、そういう価値観から女流文学賞 - Wikipedia(1962~2000年、後に『婦人公論文芸賞』(2001~2005年)、『中央公論文芸賞』(2006年以降)に発展的解消。1962~2005年まではすべて女性作家が受賞したが、2006年は『お腹召しませ』の浅田次郎が受賞し、性別区分はなくなった)、 女による女のためのR-18文学賞 - Wikipedia(新潮社主催、2002年~)とかあるわけです。

*11:とはいえ、このマンガがすごい! - Wikipediaを見る限りでは「オトコ編」は「男性作家」が、「オンナ編」は「女性作家」が「多い」ようですがこれが「アンケート回答者や宝島社が意図的にそうしてるのか?(それとも単に偶然そうなってるだけか?)」「そうした区別をつけないと男性作家ばかりが選ばれるのかどうか?」はわかりません。

*12:但し、何故か具体的作品名は書かない紙屋です。