今日の産経ニュース(2024年6/18分)

安倍派資金還流「ある幹部から要望」で再開決定 派事務局長が証言 東京地裁 - 産経ニュース
 そりゃ当然「安倍派5人衆」か「下村」か他の誰かはともかく、「幹部議員の了承」なしで裏金還流なんかできるわけがないでしょう。名前を出さない辺りが何ともかんともですが、それでも「俺の勝手な行為にされてはたまらない」ということでこういう発言になったのでしょう。


参院特別委、自民提出の政治資金規正法改正案への賛否 - 産経ニュース
 衆院では賛成していた維新が反対に鞍替えした辺り、いつもながらデタラメな政党です。とはいえそれは裏返せば「大して意味も無い制度改定」を「改革」と言い張ろうとした「維新」の企みが世論の批判(自公案を支持しない人間の方が世論調査で多い)で挫折し、「野党にも支持者がいる」と強弁しようとした自公の企みも挫折した(参院では自公のみ賛成)と言うことでもありますが。


立民・小沢一郎衆院議員「代表選に誰か立てなければならない」 政権取れる執行部求める - 産経ニュース
 小沢氏は82歳(1942年生まれ、同じ年生まれとしては小泉*1元首相)なのでもはや「私が立つ」ではないし、また「ホニャララ氏(岡田*2幹事長、長妻*3政調会長、枝野*4前代表、小川元政調会長など)を代表選で支援する」でもない辺り、彼が「無役であること」もあって「与党・自民党幹事長(海部*5総裁時代)、与党・新生党代表幹事(羽田*6新生党党首が首相)、最大野党・新進党党首、与党・民主党幹事長(鳩山代表時代)」を歴任したベテラン大物政治家とはいえ、迫力に欠けると言うべきでしょう。

 泉健太代表ら執行部について、日本維新の会や国民民主党と関係を構築できていないと指摘。

 「自民にすり寄る」国民民主や維新に、立民が袖にされ、共産がむしろ好意的態度なのにこの言動とは「政治音痴の反共右翼」という点では、小沢氏は泉と何ら変わりなく心底呆れます。勿論「代表の泉」ですら相手にされないのだから「無役でもはや過去の人」小沢氏など維新等にはもっと相手にされません。小沢氏もいつまで大物政治家気取りなのか。
 彼は「民主党幹事長(鳩山代表時代)」が最後の栄光であり、今のところ「国民の生活が第一」「未来の党」「自由党」と言った彼が関わった政党は全て失敗しています。その結果「立民党」に戻らざるを得なくなり、戻った物のもはや「過去の人扱い」が小沢氏です。もはや政界引退した方がいいのではないか。


大阪港湾局の職員が同僚を指して部落差別発言 横山市長「心からおわび」 - 産経ニュース
 「シルバーデモクラシー」(老人差別)、「反共暴言」等「差別常習」維新でも部落差別は駄目なのか(解放同盟から票や金をもらってるから?)と意外です。共産や老人等にも同様に詫びて欲しいところです(詫びないでしょうが)。


上川陽子外相が国連事務総長特別代表と会談 女性の視点で防災対策推進を確認 - 産経ニュース
 というなら「今、震災被害を受けた能登ではそうした防災対策が推進されてるんですか?」と言う話です。
 「私は外相だから関係ない、ここでの話は海外の発展途上国限定」で済む話でもないでしょう。
参考

能登半島地震でも… 国際女性デー“防災に女性の視点を” 災害時の対応 男女の現状は | NHK | 令和6年能登半島地震2024.3.7
「避難所に仕切りがなくて、布団の中で着替えていた」
「下着や、おりものシートのニーズは後回しにされた」
 能登半島地震の被災地の女性から、聞かれた声です。
 避難所で生活している橋詰里美さんに、発災直後の状況を聞きました。
橋詰里美さん
「仕切りもないし、あっても覗いたら見える高さで、布団の中で着替えていた。食料の確保が優先され、下着やおりものシート、尿取りパッドなど、衛生用品のニーズは後回しにされた。女性ならではの体調の変化もあり、避難所の運営には女性が関わることが必要だと感じた」
一般社団法人「男女共同参画地域みらいねっと」 小山内世喜子代表理事
「女性の場合、清潔を保たなければ膀胱炎などになったりするおそれがあるが、声を上げにくい。また、炊き出しは(ボーガス注:男性では無く)女性が作るのが当たり前となってきて、それが1か月、2か月続くと女性が疲弊してしまう。自主防災会などで話し合うときには、女性が入って意見を言うことが大事だ」
 災害時には男女でニーズや影響に違いが出やすいとして、国は自治体に対し、防災を担当する部署に女性職員を配置するなどして災害対応を進めるよう呼びかけています。
 しかし、内閣府が去年12月にまとめた調査では、全国1741の市区町村で、防災や危機管理の担当部局に配置されている女性職員の割合は、去年4月の時点で平均で12.2%にとどまり、女性職員が全くいない自治体は900を超え、半数以上にのぼっています。
 災害とジェンダーの問題に詳しい静岡大学の池田恵子教授は、防災対策に女性の視点を盛り込むことの必要性を指摘しています。
静岡大学・池田恵子教授
「女性のニーズや男性のニーズ、子育て世代のニーズなどそれぞれの被災者に違うニーズがある中で、男性の目線だけで支援をするのには無理がある。実際に女性職員が配置された自治体では職員がいない自治体に比べ、女性用品の備蓄のほか避難所運営の指針に女性への支援などの項目を盛り込むことが進んできている」

半島での災害「対応見直しを」=能登地震の経験踏まえ―防災白書 | 時事通信ニュース2024.6.14
 政府は14日の閣議で、2024年版防災白書を決定した。
(中略)
 生理用品の配備や授乳室、男女別更衣室の設置など女性の視点に立った避難所運営の重要性が改めて認識されたとして、防災の意思決定過程への女性参画の必要性も強調した。


非常時、国の指示権を拡大する改正地方自治法成立へ 行使最小限とする付帯決議も採択 - 産経ニュース

 事前に自治体から意見を求めることは(ボーガス注:やらないと違法になる義務では無く、やらなくても違法ではない)努力義務とした。国会の関与は事後の報告にとどめ、事前の承認は盛り込まれなかった。

というのでは拘束力は無く、全く無意味と言っていいでしょう(意見聴取が義務で、国会の事前承認でもこんな悪法は許されないと思いますが)。
 テレビ局がろくに批判報道しない中、悪法が成立したことには怒りと悲しみを禁じ得ませんが、今後は「悪法の発動を阻止する戦い」をしていく必要があります(勿論最終的には再改正ですが)。立民が反対したことは「それなりに評価する」一方、維新や国民民主が自公に同調したことには改めて呆れます。大阪維新が「自公の命令権発動」で困った立場になることも「理屈の上ではありうる」のですが「ない」と思い込んでるのか?


神戸最古の女子校に男子受け入れへ 来年4月「共学部」を新設、中高一貫で国内初 - 産経ニュース
 女子校も減っていく傾向であると改めて感じます。


国内「パレスチナ反戦デモ」の裏でうごめく過激派 公安当局、新たな組織拡大活動に警戒 - 産経ニュース
 イスラエル批判デモの主催者、参加者も多様でしょうにこうしたネガキャン記事を書く「親イスラエル&反左翼」の産経にはいつもながら呆れます。拉致問題の方がよほど「うごめく右翼団体」でしょうに。まあ、そんなことだから「反右翼」は拉致問題から距離を置き拉致敗戦になるわけですが。
 あるいは多くの右翼運動で「統一協会が裏でうごめいていた」ことは産経にはどう理解されてるのか?


<主張>皇位継承と改憲 国会延長で成果を挙げよ 社説 - 産経ニュース
 政治資金規正法改正ならまだしも「6/23閉会予定」の国会を延長してまでやる事かよ(呆)、ですね。まあ、延長しないでしょうし、延長しても改憲だの皇位継承だのが進展しないであろう事は自民、改憲原案の今国会提出見送りへ 首相、総裁任期中の実現を断念 | 毎日新聞*7(2024.6.11)、安定的な皇位継承の在り方 立法府総意とりまとめ先送りへ 額賀議長 閉会後も協議意向 | NHK | 皇室(2024.6.14)等が報じていますが。
 改憲なんて「国民全体」は勿論、自民支持層ですら関心は薄い(例えば改憲「賛成」27% 2年連続で減少 毎日新聞世論調査 | 毎日新聞(2024.5.1)参照)し、皇位継承云々も「皇位継承者である秋篠宮(天皇の弟)や悠仁君(秋篠宮の長男)が元気な今」慌てて何かやる必要も無い。
 大抵の日本人は「悠仁君(2006年生まれ)が結婚して男子が生まれれば無問題。女子しか生まれない(あるいはそもそも子どもが生まれない)場合でも、女性皇族(秋篠宮の次女である佳子氏(1994年生まれ)、天皇の長女である愛子氏(2001年生まれ)等)がいるので女性天皇制を導入すればOK、慌てる必要は無い」としか思ってないでしょう。
 大体「女性天皇制は絶対反対→元皇族の復帰」を掲げる自民と「この際、女性天皇制を導入すべきでは」の立民で、意見がまとまるとも思えないし、自民もこの件で「元皇族の復帰(女性天皇制導入の方が恐らく国民の支持は多い)」を強行するほどの度胸もないのでは無いか。


草笛光子、90歳 映画主演にエッセー本も出版 嘘つかず「そのまんま光子」が健康の秘密 - 産経ニュース
 TBSが出資してるのか、通勤時にカーラジオで愛聴しているTBSラジオ「森本毅郎スタンバイ」のCMで毎日宣伝されてるので、この映画『九十歳。何がめでたい』のことは「名前ぐらいは知っています」がまあ、90歳(1933年10月生まれ)で未だに映画出演できる体力に脱帽ですね。


<産経抄>侯爵家の令嬢がいかにスターになったか - 産経ニュース
 タイトルだけで内容が予想付いた方も「年配の方」では多いでしょう。
 「スターになった侯爵家の令嬢」とは先日、「誤嚥性肺炎(老人では良くある死因)による死去」が報じられた女優の久我美子(1931年生まれ、享年93歳)です(産経記事本文はあえて紹介しません)。

久我美子 - Wikipedia
 2004年、義姉にあたる女優・三ツ矢歌子*8死去の時に、久々に公の場に姿を見せた。

ということで近年はほぼ引退状態だったようですが。
 訃報を報じる記事も

俳優 久我美子さん死去 93歳 映画「また逢う日まで」で名演 | NHK | 訃報
 NHKでは1986年から放送された連続テレビ小説「都の風」や1999年のドラマ「天涯の花」など多くの作品に出演しています。

などかなり前の作品しか出てきません。
 久我美子 - Wikipediaでも一番新しい出演作品は映画「川の流れのように(2000年)」です。

参考

久我美子 - Wikipedia
 久我が侯爵家出身ながら芸能界を志した理由は、祖父の久我常通が第36代当主だった大正時代から続く、久我侯爵家の経済状態の悪化を打開するためであった。当時の久我家は世間知らずの祖父と父親が、高利貸しに金を借りて慣れぬ事業に手を出して失敗し家屋敷を押さえられた上に、さらにその窮状を詐欺グループに付け込まれ、1932年、自邸内に事務所を置かせた欠食児童同情協会の寄付金詐欺事件で新聞沙汰になり、警視庁から厳しい取り調べを受けるなど、経済的に追い詰められていた。久我が戦後、映画界にデビューする前からすでに実家の評判は芳しくなかった。
 久我の東宝ニューフェイスへの応募は、戦後の華族制度廃止でますます実家の生活が悪化することを憂慮し、家計を助けるため職につきたいという一心からのものであったが、実家からは久我家の「体面を汚す」と猛反対された。結局久我が本名を名乗らないことと、住民票を親類宅に移すことという条件で芸能活動を許された。漢字は同じでも本名「久我美子(こが・はるこ)」が芸名「久我美子(くが・よしこ)」と異なるのはこのためである。

*1:宮沢内閣郵政相、橋本内閣厚生相等を経て首相

*2:鳩山、菅内閣外相、民主党幹事長(菅代表時代)、野田内閣副総理・行革相、民主党代表代行(海江田代表時代)、代表等を経て立憲民主党幹事長

*3:鳩山、菅内閣厚労相、民主党代表代行(岡田代表時代)、民進党選対委員長(前原代表時代)等を経て立民党政調会長

*4:鳩山内閣行政刷新担当相、菅内閣官房長官、野田内閣経産相、民主党幹事長(海江田、岡田代表時代)、民進党代表代行(前原代表時代)、立民党代表等を経て立民党「つながる本部」特別参与

*5:福田、中曽根内閣文相等を経て首相

*6:中曽根、竹下内閣農水相、宮沢内閣蔵相、細川内閣副総理・外相等を経て首相

*7:タイトル「任期中の改憲断念」ですが、総裁に再選されれば話は別ですが、再選される保証は勿論無い。

*8:三ツ矢の夫は映画監督の小野田嘉幹で、久我の夫は小野田嘉幹の弟である俳優の「平田昭彦(本名:小野田昭彦)」