ラグビーワールドカップ2023、いよいよ決勝トーナメント。
であるが、日本代表は一次リーグで敗退してしまったので、
うんでもすんでもない。スポーツジャーナリズムって一体。
新日鉄釜石の黄金時代以来のラグビーファンです。
尤もTV観戦ばかりで、ファンを名乗るのは烏滸がましいのですが。
なぜ、司令塔の役目を担う、SH斉藤選手、SO松田選手は、
決勝進出を懸けた大一番、対アルゼンチン戦。
コンテストキックを、多用し続けたのであろうか。
明らかに相手有利であり、仕掛けたコンテストキックを奪われ、
再三ピンチを招き、どころか、トライにまでも結び付けられてしまった。
頭のまわるハーフ団なら、コンテストキックは味方不利だ、
止めようと、戦術を切り替えるはずなのだが。
斉藤選手のスピード、運動量は、そりゃすごいよ。
松田選手のプレースキック成功率は、驚異的ですよ。
でも、ハーフ団に一番求められるものは、状況判断じゃないの。
2015年のSH田中選手、SO小野選手、
2019年のSH流選手、SO田村選手のハーフ団に比し、
今回の斉藤、松田のハーフ団は、僕の目には、凡庸に映った。
然るに、スポーツジャーナリズムは、それには一切言及なし。
専ら「桜の戦士」がどうのこうのと、競技自体には触れない。
僕の目が、素人目なのだろうか。
司令塔って、往年の釜石松尾とか同志社平尾とか、
ラグビーセンスに長けたファンタジスタが務める、
ポジションだよねって、僕は、思うのだが。
そのセンスを備えた、田村選手や山添選手が選出されなかったのは、
故障だとばかり思っていたのだが、そうではないらしい。
納得いかねえなあ。今回の日本代表のラグビーは、
2015年19年に比し、創造性がなく、僕にはつまらなかった。
マニアックなファンの目には、どう映ったのだろう。