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たまに面白いことをいうブログです

ISUCON4 運営しました!の話

予選からご参加いただいた皆さん、ありがとうございました!おかげさまで参加者も増えまして、今年も運営やらせていただきました。毎回どんな運営やったかを書いているようなので今回も書いておきたい。

エンジニアがやりたいというので 技術コンテスト #isucon の運営をしてみた - 941::blog
#isucon2 の運営担当をしたので準備とか企画とかの話 - 941::blog
ISUCON3 予選の企画と運営をしました - 941::blog
エンジニアが熱狂した 第三回 #isucon 運営の話 - 941::blog

読み返すと長い。今回は短めで。

ISUCON4 概要


LINE 主催・賞金提供
クックパッドさま 出題
テコラスさま 本選サーバ提供
AWSさま 予選サーバサポート

オンライン予選は参加総数 185組、507名
本選出場は 31組、88名でした。

準備から本選までの話は出題チームの @mirakui さんたちと一緒に話したものがポッドキャストで配信されてるのでそちらを聞いてもらえるといいです。
4: ISUCON4 Postmortem - Admins Bar

で、話した内容とかぶりまくるけど続きをどうぞ。

準備の話


本来的には会社主催となると、企画をして、予算取りをして、運営スタッフを決めて、諸々調整をしてという流れでイベントは進んでいくんだけど、今回は全然違って、あれはたしか6月頭くらいにからあげエンジニアの人の結婚式2次会で @tagomoris というISUCONの生みの親が「この人がISUCONの問題作ってくれますから」と連れてきたのは、カメラマンを頼まれて頑張って撮影していたのに突然引っ張りだされて明らかに困惑している @mirakui さんだった。

「おおなるほどなるほど、ではそのようにいたしましょう」と、その場では取り急ぎ先方に伺って説明をするための日程を決めただけだったので大層困ったのではないかと思いますがクックパッドさん本当にありがとうございます。ちなみに当時まだ白金台だったオフィスに伺った時、当日の朝はとても電車のダイヤが乱れていて「今日くしいさんが来るけど電車間に合わないから対応宜しく」と丸投げされた @sora_h さんが出迎えてくださいました。その節はありがとうございました。


予選の準備としては、基本的には ISUCON3 を踏襲する形だったので特に問題なく進められたように思います。ログをしっかり残しておくと次回楽ちんなので去年の俺ナイス!というかんじです。詳細は冒頭に書いた過去エントリとかをご参照ください。


オンライン予選の話


100組超えてほしいなーと思いながらなかなか申し込みが少ない状態が続いて胃が痛い毎日だったものの、蓋をあけてみたら185組の参加。予選の1週間前くらいに「そういえばAWSの方が協賛してくださるかも」という話になり、連絡先を教えてもらってやり取りをして170組のAWSクーポンを提供してくださったのはとても助かった。見積が甘くて15組くらいはクーポン無しになってしまったけども。

「予選参加メンバーが誰かわからないから誘うのが大変」という声があったけれど、申し込みフォームの最初の公開時に本名を入れてくださった方達が沢山いたのと「リストとして公開します」というのを書いてなかったので、あとから公開するということが出来なかったためと一応補足しておきます。次はリストとして出します。

メンバー集めの時点からISUCONは始まってるんだけど、予選の参加メンバーの件については今回からやった来たれ!おひとり様! ISUCON4 参加メンバー募集エリアを用意しました というのはなかなかよかったと思う。マッチングはすごく難しいので「場所は用意します、あとはご自身でがんばってください」という形式にした。結果的に2組かな?チームが出来たようだけど、本選で学生1位になったチームはこの募集エリアを活用して結成されたチームだったのでよかった。

予選当日、集まるところがないという声をチラホラ見かけたのでISUCON4 オンライン予選時の会場提供(渋谷ヒカリエ LINE本社カフェ)についてというのをやった。利用者は二日間で15組くらい。これも好評だったようで何より。
※ISUCONというキーワードはイベント開始時から毎日常に追いかけてるため要望は結構細かく拾ってる



運営チームとして私&出題のクックパッドの皆さんもLINEの会議室に集まった。細かな方針をその場で話して決めたり出来て便利だった。




予選1日目が終わってから「Workloadバグ」というのがあって、予選についてはこれが一番印象深い。ベンチマーカーにバグがあって、それについてどう対処するかという議論を競技終了後の19時くらいから1時間半くらいずっとしていた。1日目と2日目の参加者が公平になるようにするにはどうするのがよいか話し合って、方針が決まってからはゴリゴリとコードを書いてもらったり、どういう説明の仕方にするかを決めてテキストを書いたりと相当大変で、仕事でたまーにあるトラブル対応そのものだった。

admins.barで話した内容そのまんまだけど、今回の出題チームの平均年齢はかなり若い。いま計算してみたら平均年齢23歳。今回は某アニメのアイドルユニットの名前をチーム名にしている事例が結構あって、そのチームが1位になるとその曲が運営部屋に流れるという謎の賑やかさがあったりでワイワイやっていたけど、1日目の終わりのピリッとしたカンジでは皆がやるべきことをやって素晴らしいと思った。mirakuiさんは結構ふわっとした雰囲気の人なんだけど、いざトラブル対応するぞとなった時は目がカッと開くかんじがあって「ああ、しっかりした人なんだなー」とその時に思った。失礼だなこれw で、結局深夜2時くらいまで対応にかかり、終電を逃してしまったので会議室の片隅で寝たのはいい思い出。あまり繰り返したくない。

個人的に予選は「おいしいお弁当を食べよう」と自分で言って美味しいカレーやタイ料理を食べたのがよかった。





本選の話


予選後はテコラスさんとクックパッドさんとで一度集まって、手配してもらうサーバについての細かな部分を詰めたり。問題の内容を伝えてサーバをどのような構成、スペックにしておいてほしいか等。景品や懇親会などについてもここで大体話して今回も快諾いただけてありがたや。

運営的には、当日までの準備は全てやっていたので運営を手伝ってもらうスタッフの皆さんへの説明をしてイベント開始。ちなみに事前準備としては
・優勝パネルの作成
・賞金手配
・本選参加者のカード作成
・参加者への案内
・お弁当やドリンクなどの手配
などがあって結構細かくタスクは多い

カード作成はちょっと大変だった



イベントスタート。当日の朝までゴリゴリとコードを書いていた出題チームはヘロヘロだった。



スタート後にリモートのベンチマーカーにトラブルがあったりして1時間ほど競技終了時間をスライドしたりと細かく調整が必要なことはあったけど、運営的にはテコラスさんのドローンデモがあったりして助かった。


夕方からは取材を受けて色々とお話したり、懇親会の手配をしたり。去年よりもあまり参加人数は変わらないけどフードの量を1.5倍くらいにしたのになぜか足りないということになって焦ったけど、お寿司を手配しておいたのはすごくよかったと思う。寿司は技術イベントに必須という空気にしていきたい。

予選後にこういうことがあったからだけど。
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当日の様子はこちらを参照ください
ISUCON4 本選リアルタイムフォトレポート 【更新終了】 : ISUCON公式Blog


本選結果発表について、発表スライドは そらはくんのアイデアで、順位・点数・チーム名というのが出る構成にした。先に点数が出るので「おおお」となるってわけ。競技終了1時間前までは点数が出るのでみんななんとなく上位の点数を把握しているんだけど、2位の点数が出た時はどよめきがおこっていた。(1時間前の1位だった点数が2位で出たため、1位はさらに上の点数があるのか!という驚き)

そして今年も茶番というカンジになりましたが、LINE選抜チームが優勝して嬉しかった。次回どうなりますかね。楽しみです。

ISUCON4 は出題チームに本当に感謝感謝というかんじの運営的な感想です。ただ、個人的にはちょいちょい出てくる「出題者VS参加者」という構図は実際にあるとしても、それを出題側が声高に言ってしまうのはあまりよくないなと思っていて、そこは静かな戦いであってほしいなあと思ってます。


さて!というわけで次回も開催します!

2015 秋、ISUCON5 早くも開催決定! : ISUCON公式Blog


今のうちにチームメンバー探しておいてくださいね!


最後に今回の出題メンバーと自分の「ISUCON終わったずえええええ!」の一枚。お疲れさまでした!