萌えと電波をこよなく愛する 珠奇屋萌音楽堂

ネット上で視聴できる、美少女ゲームの萌えソングや電波ソング、オープニングムービー、デモムービーなどを紹介

新着デモムービーの感想 “ちょこっと!” 2006/1/30

2006å¹´01月30æ—¥ 04時58分27秒 | æ–°ç€ãƒ ãƒ¼ãƒ“ーの感想“ちょこっと!”
 初デートというとウィンドウショッピングなんかが定番。カラフルな小物を見ては「きゃーかわいいっ!(えへ♪)」といったファンシーな会話をするものです。珠奇屋にも青い春がありまして、生まれて初めてのデートの場所が、秋葉原。「うわー、このコンデンサー、カラフルで綺麗だねぇ!」とか「このトグルスイッチ、かっちょいいなっ!」というファンキーな会話を交えたデートでした。相手の女の子も初デートが秋葉原とはイヤな記憶だろうなぁ(笑)。もちろん、デートはそれっきりでしたけど……。秋葉原も今でこそ立派な「萌えと電波と素敵なサムシングのワンダーランド」ですが、当時はもっと電器な町でしたねぇ。今の秋葉原でデートするのとどっちがマシなのかな? ま、どっちもアレか(笑)。さて、今日も新着ムービーをちょこっと紹介。

 DL:ダウンロードサイト、★:珠奇屋のお気に入り度(個別の感想を書いてみたい度)。

■『Re:』(S.M.L) OPアニメーション/アニメ・MG複合型/ムービー制作:???/歌:『Everyday』(REIKA)/DL/2006年2月3日発売予定/★★★
 スラップスティックな学園ラブコメという設定が非常に分かりやすいムービー。主題歌も桑島由一氏&milktubコンビの、これまた分かりやすいバンドサウンドがグー。ただ、縦ノリが気持ち良い音楽の割には、映像はちょっとおとなしめ。アニメががっつんと動くのは冒頭だけで、後半はスチルを背景にヒロインがちょこっと動く程度。S.M.Lというと『CARNIVAL』の秀逸なOPアニメを思い出すだけに、ちょっと肩すかしをくらった感じがします。期待されるってのは、うれしくもあり辛くもあり、かな。

■『こすちゅーむ☆ぷれいやー』(Art) デモムービー/MG型/ムービー制作:???/歌:『The very player』(REIKA)/DL/2006年2月17日発売予定/★★★★
 REIKAソング繋がりということでこちらも。ちょいとオシャレな渋谷系ソングかと思えば、いきなりロリっ娘の萌えの手(「さわれない、きこえない、みえてない」)で意表をついてきたりと、イントロが“いろんな意味”で素敵。『Re:』の曲もそうだったんですが、この曲を聴いていたら、“いろんな意味”で往年の小泉今日子さんを思い出してしまいました。どっちのファンからも怒られそうですが(笑)。ムービーは、よくある構成ですがポップでグー。肝心のコスプレはもっと見てみたかった気もしますが。

■『ボーイミーツガール』(フロントウィング) OPムービー/MG型/ムービー制作:RMG/歌:『君に再び逢えた奇跡』(YURIA)/DL/2006年2月24日発売予定/★★★★
 Boy meets Girlストーリーで何が悪い?の青春ラブコメの王道ムービー。とりあえず、ハーモニカとギターとシュガーボイスの組み合わせはズルイよなぁ、と。ココロの奥がくすぐったくなる感じがします、はい。シリアスからコメディまで猫の目のように変わるヒロインの表情も魅力的なんですが、3つほど疑問な点も。なんで女の子同士でチューしてんの? なんでエメリウム光線を出してるヒロインがいんの? なんで胸にタイマーがついてるセブンがいんの? もう、たまんねーなっと!(笑) 何の話だっけか?

■その他のムービー
・『おねすく! ~おねえさんすくらんぶる~』(デモムービー)
 → 主題歌はRitaさんが歌う『TWO OF US』。ホーンセッションやドラムのリズムが90年代だなぁ。非常に珠奇屋好みです(笑)。
・『サルバとーれ!』(デモムービー)
 → こちらもRitaさんの曲(『Salvatore!』)。God bless you! Salvatore!!がアツイ、縦ノリロックンロール。 それにしても、頭の悪そうなゲームだなぁ(誉め言葉)。
・『すぺーす☆とらぶる』(デモムービー)
 → お、久しぶりのKOTOKOソングだ(『↑青春ロケット↑』)。タイトル通りのグイッと持ち上がる感じがグー。
・『ときたま ふぁんたずむ』(OPムービー)
 → 萌えの手、萌え声、萌え寸劇と、まりな満漢全席な萌えソング(『はっぴー×はっぴーLOGIC』)。まりな大好き、まりなりなー!な人はぜひどうぞ。
・『Love☆Drops』(OPムービー)

新着デモムービーの感想 “ちょこっと!” 2006/1/29

2006å¹´01月29æ—¥ 20時58分36秒 | æ–°ç€ãƒ ãƒ¼ãƒ“ーの感想“ちょこっと!”
 「ハッピーバースデー」の言葉をかけたりかけてもらったりと、自分も含めて、1月生まれの人が周囲に多かった月でした。1月に産まれるってことは、妊娠期間を逆算すると5月に受精したってこと。GWあたりにやることがなかったんでしょうね、きっと。生々しいな、おいっ(笑)。まぁ、でも、カップルが暇になればやることは一つってもんです。となると、正月やお盆休みから10ヶ月後の9月や4月に産まれた人の数はかなり多いんじゃないの?とつい考えてしまいます。でも、実際はそんなことはなくって、毎月まんべんなく産まれているようですね(参考:厚生労働省「人口動態統計」平成17年版、平成14年版(グラフ付き))。つまるところ、発情期のない人間は、年中、まぐわってるってことなんでしょう。ま、相手がいればの話だけど。……はぁ。と、一人の切なさをムービーで癒す“ちょこっと!”。

 DL:ダウンロードサイト、★:珠奇屋のお気に入り度(個別の感想を書いてみたい度)。

■『BITTERSWEET FOOLS リパッケージ版』(minori) デモムービー/アニメ型/ムービー制作:新海誠/歌:『ANGEL HEART』(Jun)/DL/2005年12月28日発売/★★★★★
 2001年発売の作品の再販版とのことで、ムービーもオリジナルとほぼ同じ(だと思う)水彩タッチの映像で綴られる叙情的なムービー。アナログな雰囲気ながら、デジタルのエッセンスも取り入れているのはさすが新海氏といったところ。ヨーロッパを舞台にしたゲームらしく、白を基調とした画面には地中海の乾いた空気を感じます。3DCGに古臭さがありますが、初出が2001年ですからこれは仕方がないですね。ちなみに、ムービーの制作工程については、新海氏のホームページで詳しく解説されているので興味がある方はぜひ。

■『Horizont』(アーテル) OPデモムービー/3DCG・MG複合型/ムービー制作:KEI/歌:『REAL』(みるく・くるみ)/DL/2006年1月27日発売予定/★★★
 3DCGのロボットがグリグリと動く映像やテロップのフォントなど、『ジオグラマトン』に似ているような気がしますが、同じ方が作られているのかな? スチルを使った部分はなかなか丁寧な作りなんですが、その分3DCG部分のクオリティの落差が気になってしまいました。もう少し“望遠”を意識した画面効果を加えれば、映像にリアリティが増したと思うんですが。それにしても、みるく・くるみさんは『The God of Death』の主題歌を歌っている方と同じ人とは思えませんねぇ。

■『Triptych』(ALcot) OPデモムービー/MG型/ムービー制作:RMG/歌:『月と夢』(kaya)/DL/2006年4月28日発売予定/★★★★
 ALcotというと『Clover Heart's』みたいなほんわかとした作品を作るブランドだと思っていたんですが、このムービーはなんとも“ゴシック”な雰囲気。オープニング冒頭の銀板のような湖面に映る月と古城が幻想的かと思えば、一転してホワイトアウトした街並みになったり、暗闇の中で真っ赤なバラが開花するアニメへと続いたりと、なかなか鮮烈。ラストの雪のように舞う白い花びらが、赤く染まる演出にはドキッ! とくにすごいムービーではないですが、コントラストが印象的なムービーです。

■『AR ~忘れられた夏~』(Circus) プロモーションムービー:01/3DCG・MG複合型/ムービー制作:???/歌:『???』(???)/DL/2006年2月24日発売予定/★★★
 MG部分に関して言えば、テロップの出し方などはなかなかイイ感じ。白い背景にキャラを浮かす演出をよく見かけますが、清潔感と同時に、孤独や不安も感じさせますね。とくに今作では、ストリングスとボーカルのドラマチックな音色が引き立てています。涙の雫が水たまりに落ちるカットは、音楽とぴったりはまって印象的。手足の3DCGは2Dで描くか、もしくは、ばっさりとカットしたほうがスチルとうまく融合したんじゃないかなぁと思うんですが、どうでしょうか。

■その他のムービー
・『すくーるヘブン らぶえろハーレム☆ももいろタイフーン』(デモムービー)
 → 大野まりな嬢は相変わらずだなぁ(笑)。「じゃない?」。
・『AR ~忘れられた夏~』(Tier2イメージムービー) 
 → 歌無しの販促デモ。
・『WHITE×RED』(デモムービー)
 → ムービーはおいといても、「巫女さん同居X学園ラブコメXお手軽RPG」っつうストレートさがなんとも(笑)。
・『宿り蟲』(デモムービー)
 → カメラのレンズに雨があたっているような映像が、おどろおどろしくて○。
・『We Are』(コミケ69デモ)
・『女教師・ゆうこ』(デモムービー)

新着デモムービーの感想 “ちょこっと!” 2006/1/25

2006å¹´01月25æ—¥ 22時45分11秒 | æ–°ç€ãƒ ãƒ¼ãƒ“ーの感想“ちょこっと!”
 また一つ歳をとり、オトナの階段を着々と駆け上っているわけですが、歳の数が増えることよりも気になるのが“肉体年齢”。ジーンズもきつくなってきたことだしと、久しぶりにスポーツジムで汗を流してきました。高校の部活でやったトレーニングメニューを思い出しながら、器械やトレッドミルと小一時間ほど格闘。久しぶりに心地良い疲れを経験し、オレもまだまだイケルぜっ!と実感しました。でも、筋肉痛が治らないんだよなぁ。もう三日もC-3PO状態です……。さて、今回も最近公開されたムービーを“ちょこっと”紹介。

 DL:ダウンロードサイト、★:珠奇屋のお気に入り度(個別の感想を書いてみたい度)。

■『あると』(Purple software) デモムービー/アニメ型/ムービー制作:???/歌:『L』(橋本みゆき)/DL/2006年2月24日発売予定/★★★★
 レイアウトとカメラワークがキラリと光るアニメーション。信号機やトースターなどの日常の何気ない小道具をパッパッと表示したり、伸びをするヒロインを後ろから俯瞰で映したりと映像の見せ方に工夫が感じられます。ラストでカメラが地上から屋上へとぐーっと移動するカットは、アニメだからできるカメラワーク。ソーラーパネルがキラっと光るのもいいですねぇ。もちろん、アニメならではの、観ているだけで頬が緩んでしまうような“動き萌え”もバッチリ。映像にもう少し緩急があればもっと良くなったかもなぁ。

■『がくと!』(銀時計) OPムービー/アニメ型/ムービー制作:Point Pictures/歌:『Never Slash!!』(飛蘭)/DL/2006年3月17日発売予定/★★★
 拳をグッと持ち上げるようなアグレッシブな主題歌にのせて、セーラー服に身を包んだヒロインたちが走る、飛ぶ、戦う、という血沸き肉踊る展開のアツイムービー! 汗が飛び散るほどのスピーディでダイナミックなアニメ映像はなかなかの見応えですが、描き込みが少し足りない様子なので、画面を小さくして観るといいかも。それにしても、公式サイトはユーザーフレンドリーの対極にあるようなサイトだなぁ。どこに何があるんだか……。(追記(1/26):TOP下部にHTML版の入り口がありましたね。ただのバナーだと思ってスルーしてました……。)

■『スピたん Spirits Expedition - in the Phantasmagoria -』(ザウス【本醸造】) デモムービー/MG型/ムービー制作:???/歌:『Step Forward ~君だけの星~』(榊原ゆい)/DL/2006年2月24日発売予定/★★★
 「あ~した~へ、ほっぷ、すてっぷ、じゃんぷっ♪」と跳ねるリズムが楽しいマーチングバンド・ムービー。同じような曲が多いエロゲ主題歌の中で、こういう曲は非常に新鮮です。珠奇屋はこういう楽しい曲が大好き。マーチングの先頭で、バトンを上下に振っているかのように軽快なステップを踏むちびキャラたちはとってもラブリー。ムービーにゲーム画面が挿入されていたりと、いかにも店頭デモっぽいシンプルなムービーなだけに、正式なOPムービーの公開が待ち遠しい出来です。 

■その他のムービー
・『Lamento』(デモムービー)
・『メタルウルフREV』(ムービー)
・『おしかけスクランブル!!』(デモムービー)

新着デモムービーの感想 “ちょこっと!” 2006/1/23

2006å¹´01月23æ—¥ 17時08分24秒 | æ–°ç€ãƒ ãƒ¼ãƒ“ーの感想“ちょこっと!”
 私、僕、オレ、アタシ……。日本語にはたくさんの一人称がありますね。ネットの文化は“書き言葉の文化”なだけに、書き手の顔である“一人称”にどの言葉を使うかで受け手の印象も大きく変わります。“響き”の違いだけでなく、「私」「わたし」「ワタシ」と、表記の違いでも感じが違いますよね。“珠奇屋”の文章はちょっと硬いので、「私」を使うとさらにかしこまってよろしくない。かといって、“僕”や“俺”ってのもなんだかなぁ。というわけでコレに落ち着きました。自分のイメージが上手く伝わっていないと嘆く人やネットで誤解されがちな人、現実と違った自分になりたい人は、一人称にもこだわってみるといいかも。さて、今回も引き続き、年末年始に公開されたムービーをいくつか紹介。

 DL:ダウンロードサイト、★:珠奇屋のお気に入り度(個別の感想を書いてみたい度)。

■『七彩かなた -夏休み! ドキラブバカンス夢冒険!-』(千世) OPデモムービー/MG型/ムービー制作:癸乙夜/歌:『KANATA』(らん丸)/DL/2006年3月24日発売予定/★★★★
 ジャンル名が「夏と恋と冒険とHと遊園地」ってどんなゲームだっつうの!(笑) 映像はといえば、文字通りのジェットコースター・ムービー。骨太なバンドサウンドにのせて一気に駆け抜ける映像は爽快で痛快。現代から平安時代にタイムトラベルするという物語なだけに、逆回転する時計や反物をモチーフにしたデザインもウマイ。3DCGのMP3プレイヤーが唐突だなぁと思ったら、メインヒロインのアイテムだったのか。物語のキーになるのかな? それはそれとして、あのおっぱいの動きはどうだろうなぁ(笑)。

■『Imitation Lover』(light) OPムービー/MG型/ムービー制作:/歌:『Imitation』(榊原ゆい)/DL/2006年1月27日発売予定/★★★★
 「恋人がすることと同じことをしたら、それは恋人?」「わかんないよね、何が本物か偽物かなんて」。ティーンズがかかる麻疹みたいなもんですかね?(笑) 非常にエイベックスっぽい主題歌はなかなか格好良く、真っ暗な画面に浮かび上がるサイバー風味の選択肢や「Now Loading...」の映像と併せてクールな仕立て。背景に深度を作り、キャラを浮かび上がらせる演出もグー。ただ、全体的な完成度が高いだけに、教室や廊下の“プラスチック”なCGだけが非常に残念。ラストの笑顔は好きだなぁ。

■『むすんで、ひらいて』(タイガーソフト) OPムービー/MG/ムービー制作:癸乙夜/歌:『むすんで、ひらいて』(佐藤ひろ美)/DL/2006年2月3日発売予定/★★★★
 ひろ美節全開のロックンロールにのせて、縦ノリ横ノリでぐりぐりと動くムービーは、ギャルゲーの王道スタイル。ツンデレ風味の金髪ツインテ娘のカットは、もちろん足下から煽りまくり。キっと睨まれながらギリギリと踏みつけられてるって感じがたまんねーなっ、と(笑)。ウィンクにあわせて瞳から星を飛ばしたり、ステップをアニメで表現したりと、細かい作り込みもグー。それはそれとして、縁は“むす”んでも、お“ひら”きにしちゃなんねーだろと思うんだけどなぁ(笑)。(左上の画像は公式サイトより引用。(C)タイガーソフト)

■その他のムービー
・『この青空に約束を』(予告ムービー(1)): 波とカモメの環境音とピアノのメロディだけのプレリュード的なムービー。明日まで限定で、「特大“漢”バナー」を一番下に掲載します。これはバナーとは言わないだろ、というツッコミは戯画までどうぞ(笑)。

新着デモムービーの感想 “ちょこっと!” 2006/1/21

2006å¹´01月21æ—¥ 22時59分58秒 | æ–°ç€ãƒ ãƒ¼ãƒ“ーの感想“ちょこっと!”
 年末年始のランキングで完全燃焼してしまったせいか、ここのところムービーはお腹いっぱい状態だったんですが、やはり観ないと寂しくなるものですね。三つ子の魂百まで、雀百まで踊り忘れず。体の中のオタクDNAがうずうずしてきたので、更新再開です。さてさて、更新がストップしている間にも、たくさんのムービーが公開されました。さすがに全部は紹介できませんが、今回から何回かに分けていくつか紹介していきたいと思います。

 DL:ダウンロードサイト、★:珠奇屋のお気に入り度(個別の感想を書いてみたい度)。

■『はぴくり』(Rondo bell) OPムービー/MG型/ムービー制作:神月社/歌:『魔法みたいなクリスマス』(KAKO)/DL/2006年1月27日発売予定/★★★★
 ハッピークリスマス“はぴくり”をテーマにしたゲームのハッピームービー。笑顔がキュートなかわいいヒロイン、ベルの音がにぎやかなクリスマスポップ、雪の結晶を取り入れたデザイン、テンポ良く動くコミカルな演出など、クリスマスのハッピーでハートフルな雰囲気はばっちり。主題歌を歌うのは、珠奇屋が大好きなKAKOさん。昔懐かしいTVマンガの主題歌っぽい澄んだ歌声が好きだなぁ。それにしても、戯画の新ブランドの立ち上げのたびに神月氏がムービーを作ってますね。何回「1st Impression」の文字を観たことか。

■『Gift にじいろストーリーズ』(MOONSTONE) ムービー/MG型/ムービー制作:???/歌:『七色のリボン』(藤弥美里)/DL/2006年1月27日発売予定/★★★★
 冒頭に映る登場人物たちの笑顔が印象的なムービー。これはスゴイというムービーではないですが、オブジェクトを一つ一つ丁寧に動かしているのがいいですね。ばつ丸もどきの目つきの悪い鳥がヒロインの間を飛ぶカットは、画面の奥行きを感じさせるカメラワークがグー。演出で上手いなぁと思ったのが、ヒロインが吐く白い息。冬の寒さを表す一コマですが、寒いからこそ“見ることができる”人の温もりでもありますね。惜しむらくは、この演出が一回しか使われていなかったこと。もっと使えば良かったのになぁ。

■『めいどさん★すぴりっつ!』(Sirius) デモムービー/MG型/ムービー制作:RMG/歌:『アナタに咲く花』(Kuniko Miyashita)/DL/2006年1月27日発売予定/★★★★
 「三食岩風呂メイドつき エッチ満載ラブストーリー」。家を買ったらメイドが付いてきたって、おいっ!な、どう考えてもドタバタ・エロコメなのに、主題歌はなぜかアンニュイでお洒落なニューミュージック調。エレピとギターのメロディが好きな珠奇屋にはかなりツボです。セピアとモノクロを取り入れた映像には、派手さはないですが落ち着いていて良い感じ。「愛をくれた」の歌に合わせた口パクはグー。これで画質がもう少しよければ完璧だったのに。RMGムービーとしてはちょっと地味、かな?

■その他のムービー
・『すくーるヘブン らぶえろハーレム☆ももいろタイフーン』(デモムービー)
・『まじかるティーチャー 先生は魔女?』(店舗用デモムービー)
・『星の王女 光のつばさ』(OPムービー)
・『桜坂一丁目一番地』(店頭デモ)

「もうすぐレールを降りるとき」

2006å¹´01月09æ—¥ 05時08分36秒 | é›‘文・時事ネタ
 公園を走り回っている自分の子供が、目の前で転んだらどうするか? 「大丈夫?」と手を差し伸べるのが、愛のある行動です。でも、手を差し伸べない「愛」もあるかもしれません。

 今日は、珠奇屋の心にグッときた歌を二曲紹介。

 冒頭のシチュエーションを、母親の視線で歌った曲があります。

少しくらいの痛みなら 耐えてごらん
もしも抱えられない悲しみ拾ったなら
魔法の呪文できっと助けてあげる
だから自由に走って良いんだよ

  (『太陽』(歌:Rita)より)


 転んだ子供に手を差し伸べることは簡単だけれど、このお母さんは「少しくらいの痛みなら 耐えてごらん」とあえて何もしないんですね。これが愛なんだなぁと珠奇屋は思います。

 生きていれば嫌なことも辛いこともたくさんあるのだけれど、どんな時でも自分の腕と脚で立ち上がろうとすることが大切。なぜなら、それが「自立する」ということだから。

 でも、時には一人では立ち上がれないこともある。「夢は願っていれば必ず叶う」というほど世の中は甘くないから、挫折することもあるはず。けれど、どんな時にも必ず救いの手があると思う。なぜなら、ボクらは「社会の中で生きている」から。世の中は厳しいけれど、思っているほど冷たくはない。決して優しくもないけれど、それでもどこかに心を寄せることができる居場所が必ずある。だから自由に走って良いんだよ。

 手塚治虫は、漫画『ブラックジャック』の中で、人生をSLと例えました。でも、旅がホントに楽しくなるのは、窮屈な座席におさらばして列車を降りてからじゃないかなぁって思う。自分の好きな景色を見に行けるし、美味しい物だって食べに行ける。その代わり、重い荷物を持って、自分の脚で歩かないといけないから大変なんだけど。

お前だけの夢を追えばいい
あなたの言葉熱く染みる
指先で拭おうか 明日が見えなくなるから
もうすぐレールを降りるとき
行く先はまだ遠いけど
夢が詰まった 風が吹く街
強いステップ刻む

  (『APPLE Tree』(歌:みとせのりこ@Kirche)より)



 今日は成人の日。おめでとう。そして、がんばろう。


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■引用情報
▽『太陽』(『ひなたぼっこ』主題歌)
歌・作詞:Rita、作曲・編曲:Blueberry&Yogurt/ダウンロード

▽『APPLE Tree』(『APPLE Tree』収録)
歌:みとせのりこ@Kirche、作詞:みやぞう、アレンジ:Manack/ダウンロード

【ムービー2005】終わりのあいさつ

2006å¹´01月07æ—¥ 03時14分22秒 | 2005年ムービーランキング
 やーーーっと終わった。今回の企画をやってみて分かったこと。

 好きなことも、延々やり続けると苦行になる(笑)。

 ランキングに入るムービーはすべて「良い」作品ばかりだけに、どれもこれも誉める形になり、途中で言葉が足りなくなってホントに困りました。とくにスチルMGの上位作品の解説は、総合ランキングでも入ることが分かっていたので、読み返してみると結構なおざりな文になってますね(笑)。人様の作品について偉そうにアレコレ言うのですから、せめて手前の文章力くらいは上げておかないといけません。今年の抱負です。

 この企画をやるにあたって、無駄に大量のムービーを観ましたが、珠奇屋が見逃している作品がきっとあるはずです。「おい、珠奇屋! なんであの作品が入ってないんだ?」というお叱りの声がありましたら、コメントボードにでもメッセージを残していってください。もしかしたら、改訂版ランキングが出るかもしれません。

■2005年のムービーを振り返って
 
 2005年は優秀なムービーがたくさん公開された年でした。ムービーの製作環境がハードウェア的にもソフトウェア的にも向上したのと、高速なネット回線の普及により販促ツールとしてのデモムービーの重要性が認識されてきたおかげではないかなと思います。2006年もこの流れはますます加速するのではないでしょうか。

 2005年のムービーのリストを眺めていて思うことは、やはりRMGと神月社氏の作品が圧倒的に多いなぁってことですね。総合ランキングで1位になったRMGはコンスタントに良いムービーを作っているし、神月氏もランキングにこそなかなか反映されなかったものの、アベレージヒッターとして活躍されていましたね。

 とはいえ、競争の無い世界に刺激は生まれないというのが世の常。才能があれば仕事がもらえるというほど世の中は甘くはないですが、それでも新しいクリエーターさんがどんどん出てきて、新しい表現を魅せてくれると観ている側としては楽しいですよね。

■2006年の珠奇屋萌音楽堂

 この企画が無事に終わり、珠奇屋萌音楽堂も通常営業に戻ります。これからもガシガシ続けていこうと思うのですが、ある程度記事もたまってきたので、少しだけペースを落とそうかなと思います。週3回の更新が目安かと思います。これからも、お暇があるときに、ちょこっとのぞいてやって下さい。

 今年もよろしくお願いいたします。


 最後に、2005年に発表されたデモムービーからグッときた歌詞をひとつ。

いつの日にか 僕がきっと忘れちゃうけど
思い出のメロディが 胸のどこかに
戻ることなんてできない この道の果てまで
僕らの甘い思いよ 響けどこまでも 

(『タイムカプセル “春”』(casino)主題歌より)



 以上、『珠奇屋萌音楽堂が選ぶ 2005年美少女ゲームのOP/デモムービーランキング』でした。ではでは。

【ムービー2005】総合ランキング ベスト10

2006å¹´01月06æ—¥ 08時08分11秒 | 2005年ムービーランキング
 年末の暇つぶし企画だったのに、あれよあれよと言う間にここまでずるずるっと来てしまいました。楽しみにアクセスしてくださった方、ごめんなさい。そうそう、大事なごあいさつが遅れましたね。

 あけましておめでとうございます。
 今年も珠奇屋と珠奇屋萌音楽堂をよろしくお願いいたします♪

 さて、『珠奇屋萌音楽堂が選ぶ 2005年美少女ゲームのOP/デモムービーランキング』も「総合ランキング」の発表を残すのみ。今回は、すでに発表している「アニメーション部門」と「スチルMG部門」の中から、10本の傑作ムービーを厳選しちゃいます。

 部門ランキングの時は、アニメらしさやMGとしてのスゴさといった「映像技術のシャープさ」で選びましたが、総合ランキングでは文字通り「OP/デモムービーとしての総合力」で選んでみました。なので、部門ランキングの順位と異なるところがあるかもしれませんが、そこにもちょっと注目してみてください。

 ではでは、珠奇屋が実際に視聴した300本以上のOP/デモムービーの中から選んだ、2005年のベストムービー10本を集めた「総合ランキング」のスタートです!

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■高評価のポイント
◎映像の完成度。
◎映像と音楽とゲームの世界観の調和。
◎フォーマットを生かした演出がされている(アニメならばアニメとして利点を生かしていること)。
○作品のモチーフ(物語のテーマやキーになるもの)を生かしている。

■ランキングの読み方
「ゲームタイトル(ブランド/DL/感想)」
・「ゲームタイトル」をクリックすると、作品の公式サイトへジャンプします。
・「DL」をクリックすると、ムービーがダウンロードできるページにジャンプします。
・「感想」をクリックすると、珠奇屋の感想のページにジャンプします。感想が無いものもあります。

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 今回紹介するムービーは部門ランキングですでに紹介しているものばかりなので、こちらではちょっと変わった切り口で紹介してみようかなと思います。ではでは、今回は10位から1位まで一気にいってみよっ!

■【10位】『はぴねす!』(ういんどみる/DL/感想) キャラクターPV(柊杏璃)/MG型/ムービー制作:パリオ/歌:『It's my ミラクル☆』(柊杏璃 with 成瀬未亜)
 OPムービーとは別に作られた4つのキャラクターPVはどれも完成度が高くてオススメ。なかでもこのPVは、ギャグメーカー的な元気っ娘ヒロイン「杏璃」の魅力がぎゅーーっと詰め込まれたキュートなムービーとなっています。喜怒哀楽から「哀」を抜かしたすべての表情がコミカルに描かれる映像は、まさに「キャラ萌え」という言葉がぴったり当てはまるキャラクターPVの決定版! これを選んだのは、珠奇屋が金髪ツインテールのツンデレ娘が好きだからってわけじゃないぞっ!(否定はしないけど(笑))

■【9位】『みらろま』(ま~まれぇど/DL/感想) OPムービー/MG型/ムービー制作:URA/歌:『Doki Dokiが止まらない』(榊原ゆい)
 FLASHムービー風超高速MGといえば、いまやURA氏の独壇場。ドンドンドンドンのリズムに追い立てられるようにして、矢継ぎ早に変わる映像は観ていてホントに気持ちが良い! 空間表現の巧さはさすがの一言です。ゲームのコンセプトカラーであるオレンジ(タイトルロゴの月の色)を基調とした映像も、ブランドカラーをアピールする形になっていて良いですね。商品の広告(=デモムービー)において、ブランドイメージと商品を結びつけることはとても大切なことだと珠奇屋は思います。

■【8位】『バルドフォースエグゼ』(アルケミスト/DL) OPムービー/アニメ・3DCG・MG複合型/ムービー制作:RMG/歌:『LOVE.EXE』(桃井はるこ)
 SFチックな世界観とダイナミックなアクションがウリのこのゲーム。OPムービーも、モモーイのボーカルトランスにのせて、3DCGのロボットがぐりぐりと動くなかなかの出来。映像のベースこそスチルMGですが、丁寧にモデリングされた3DCGアニメや、なめらかに動くセルアニメを組み合わせたりと、贅沢な構造のムービーです。チープになりがちな3DCGを、ゲームのスチルと上手く融合したという点では、間違いなく2005年ナンバーワンのムービー。

■【7位】『夜明け前より瑠璃色な』(オーガスト/DL/感想) OPムービー/MG型/歌:『Eternal Destiny』(榊原ゆい)
 「月のお姫様が、うちに、ホームステイしに来るって言ったらどうする?」となかなかぶっ飛んだ設定のゲームですが、そんな奇天烈な“つかみ”を上手く演出に取り入れたのがこのムービー。月から地球へと向かう宇宙船の航路を描いた冒頭のシークエンスはお見事! 月から地球へ、漆黒の宇宙から白く輝く大海原へ、静かなピアノから激しいトランスへ……。音楽と映像が描くグラデーションにはうっとりです。2分41秒とちょっと長めのOPムービーも、後半のスピーディな展開のおかげでちっとも飽きませんね。

■【6位】『はぴねす!』(ういんどみる/DL/感想) OPムービー/MG型/ムービー制作:RMG/歌:『ZERO』(佐藤裕美)
 エロゲの主流といえば、「ドキドキキュンキュン♪系ドタバタ学園ラブコメディ」。萌えと笑いとエッチの三大栄養素をしっかり配合したバランス栄養ムービーは、まさに定冠詞のついた「ザ・ギャルゲー・ムービー」でしょう。“笑顔の見える”主題歌にのせてこれでもかというほどに動く映像や、ギャルゲーの肝である豊かに変化するヒロインの表情など、素材の多さとMG技術の高さががっつんとかみ合った傑作。エロゲムービーでもっともポピュラーな「アニメのないスチルMG型ムービー」としては、今期イチバンの出来!

■【5位】『アヤカシ』(クロスネット/DL/感想) アニメ型/ムービー制作:Jellyfish/歌:『砂の城』(中原涼)
 アニメだけで言えば、2005年のムービーで一、二を争う出来。“静”の前半と“動”の後半とをきちんと分けたメリハリのある構成がいいですね。後半のドラマチックな盛り上がりは、バイオリンとエレキギターの音があってこそ。起承転結のあるバックサウンドがこのムービーの大きな魅力ではないでしょうか。一方で、アニメの出来の良し悪しとは別に、映像に「どこかで観たことがある」感が否めないのは、妖怪ファンタジーという設定故のものかなぁ。だからといって、ムービーの評価が下がるわけではないですが。

■【4位】『School Days』(オーバーフロー/DL/感想) OPムービー(後期)/アニメ・MG複合型/ムービー制作:静かなる中条、(アニメ)ほしかわたかふみ/歌:『Still I Love You ~みつめるよりは幸せ~』(KIRIKO)
 フルアニメーションがウリのゲームなだけに、素材のアニメのクオリティが高いのが特徴。それらをいくつか繋ぐだけでもそれなりのOPムービーができるわけですが、やはりそれをどういう風に魅せるかがムービークリエーターの腕の見せ所なわけです。冒頭のショッキングなシーンを筆頭に、ドラマを感じさせるカット割りには、視聴者をその世界にぐいっと吸い込む魅力がありますね。販促ムービーとしても非常に秀逸です。ドラマチックな後期ムービーとは反対に、“嵐の前の静けさ”的な前期ムービーもオススメします。

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 いつもならここで、ランキングに入らなかったムービーを紹介するところですが、今回は勢いにのせてこのままトップ3を紹介しましょう! まず、第3位は、こちら。

■【3位】『Tears to Tiara』(リーフ/DL) アニメ型/ムービー制作:/歌:『Tears to Tiara』(中山愛梨沙)
 「まるでTVアニメのような」という形容詞がそのままぴったりなフルアニメーション型ムービーがこれ。ライトノベル・ファンタジーの王道を行く映像は「どこにエロの要素があるの?」と思うほど、ファンシーでファンタスティック。終始落ち着いたボーカルの主題歌もグー! 主題歌にしろアニメーションにしろ、これだけのクオリティを作り上げるとなると、やはりリーフのような大手じゃないと難しいでしょうかね。2005年の傑作ムービーの一つです。個人的に残念だったことといえば、スタッフのテロップが無かったこと。テロップの入れ方によって、画面に緩急が生まれますし、ムービーの印象が大きく変わります。珠奇屋がTVアニメを観るときも「おっ、これはクールだ」とか「むっ、これは手を抜いてるな」とかこっそりしっかりとチェックしています。プラモデルの墨入れじゃないけれども、細かいところをきちんとやると、全体の見栄えが良くなりますよね。もっとも、テロップがあったほうが良いという人は珠奇屋くらいでしょうけどね(笑)。

 傑作が続きます。珠奇屋が第2位に挙げるムービーがこれ。

■【2位】『いただきじゃんがりあんR』(すたじおみりす/DL/感想) OPムービー/MG型/ムービー制作:URA/歌:『ラブ・チート!』(MOSAIC.WAV)
 気持ち良い音楽というのがあるのなら、「気持ち良いムービー」といえるのがこれ。MOSAIC.WAVのピコピコとしたポップサウンドにのせて目まぐるしく変わる映像は、まさに「ジェットコースター・ムービー」。いたずらに全速力で駆け抜けるのではなくて、緩急のある構成が、“急”の部分を際だたせていますね。お見事! さて、ムービー自体のクオリティもさることながら、珠奇屋は、このムービーが持つ、唯一無二の存在感を高く評価したいと思います。ゲームの素材を使ったスチルMGが大多数を占めるエロゲムービーにおいて、URA氏のムービーには明らかに異質な魅力があります。ゲームの素材を一切使わないで作られたこのムービーは、キャラクターデザインさえも異なるため、OP/デモムービーとしてどうなのか?という考えもあるかと思います。しかし、エロゲのOPムービーはTVアニメのOPとは違って、ゲーム発売前の“広告塔”でもあります。圧倒的なまでのクオリティとユニークな作風をもって、多くのユーザーの注目を浴びたこのムービーは、ムービーとしてだけでなく、販促ツールとしても非常に完成度が高かったのではないでしょうか。オンリーワンであること。これは重要です。(画像はすたじおみりすのサイトから引用。(C)すたじおみりす)

 そして、いよいよ最後の作品の発表です。『珠奇屋萌音楽堂が選ぶ 2005年美少女ゲームのOP/デモムービーランキング』、「総合ランキング」第1位は文句無しにこれで決まり!

■【1位】『魔界天使ジブリ-ル -episode2-』(フロントウイング/DL/感想) OPムービー/アニメ・MG複合型/ムービー制作:RMG/歌:『little my star』(U)
 どんなに可愛い絵でも、動かないと物足りない。どんなに動いても、可愛くなければつまらない。可愛い絵が動いたら? それをとんでもないクオリティで具現化したのがこのムービー。エロゲの最大の魅力とは、「絵師買い」なんていう言葉があるとおり、原画師が一筆入魂で描いた美麗な「絵」ですよね(もちろん、シナリオ重視の人もたくさんいるでしょうが)。もともとアニメにすることを考えていない静止画だからこそ、髪の毛や服のしわの一本一本まで丁寧に描けるわけです。ところが、これを無視して無理矢理フルアニメーションにした結果、本来一番伝えたいはずの「絵の良さ」がスポイルされてしまったムービーも少なくありません。そこで、このムービーは、アニメを限定的に使うことで、アニメのクオリティを原画レベルでキープしたわけです。その結果で生まれた“萌えの手”アニメの破壊力は抜群! ゲームの売りの可愛い絵は「スチルMG」で、動き萌えは「アニメーション」でと、それぞれのフォーマットの良いトコ取りをしたのはまさしく演出の勝利。音楽、映像、演出のムービー三大要素はどれをとっても最高レベルな上に、ギャルゲの三大栄養の萌えと笑いとエッチもたっぷり入ったこのムービーこそ、文句無しの傑作「萌えムービー」ではないでしょうか。ん? 誉めすぎ? う~ん、陵辱・触手ものはキライだから、珠奇屋はゲームは絶対にやんないよ。これでプラマイ・ゼロということで(笑)。

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 さて、「総合ランキング」はいかがでしたか? ここで選んだ10本は、珠奇屋が自信をもっておすすめするムービーばかりです。まだご覧になっていない作品があったら、この機会にぜひどうぞ。

 また、ランキングの外になってしまったムービーの中にも、隠れた名作はたくさんあると思います。自分ランキングを作ってみてはいかがでしょうか。

 以上、『珠奇屋萌音楽堂が選ぶ 2005年美少女ゲームのOP/デモムービーランキング』、「総合ランキング」でした。