<はだしのゲン>松江市教委、貸し出し禁止要請「描写過激」(2013.8.16)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130816-00000054-mai-soci
児童生徒への貸し出し禁止も要請していた。
出版している汐文社(ちょうぶんしゃ)(東京都)によると、学校現場でのこうした措置は聞いたことがないという。
http://mainichi.jp/graph/2012/12/25/20121225k0000e040099000c/004.html
ゲンは1973年に連載が始まり、87年に第1部が完結。
原爆被害を伝える作品として教育現場で広く活用され、約20カ国語に翻訳されている。
松江市では昨年8月、市民の一部から「間違った歴史認識を植え付ける」として学校図書室から撤去を求める陳情が市議会に出された。
同12月、不採択とされたが市教委が内容を改めて確認。
「旧日本軍がアジアの人々の首を切ったり女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」と判断し、その月の校長会でゲンを閉架措置とし、できるだけ貸し出さないよう口頭で求めた。
現在、市内の小中学校49校のうち39校がゲン全10巻を保有しているが全て閉架措置が取られている。
古川康徳・副教育長は「平和教育として非常に重要な教材。
教員の指導で読んだり授業で使うのは問題ないが、過激なシーンを判断の付かない小中学生が自由に持ち出して見るのは不適切と判断した」と話す。
これに対し、汐文社の政門(まさかど)一芳社長は「原爆の悲惨さを子供に知ってもらいたいと描かれた作品。閉架で風化しないか心配だ。こんな悲しいことはない」と訴えている。
「ゲン」を研究する京都精華大マンガ学部の吉村和真教授の話
作品が海外から注目されている中で市教委の判断は逆行している。
ゲンは図書館や学校で初めて手にした人が多い。
機会が失われる影響を考えてほしい。
代わりにどんな方法で戦争や原爆の記憶を継承していくというのか。
教育評論家の尾木直樹さんの話 ネット社会の子供たちはもっと多くの過激な情報に触れており、市教委の判断は時代錯誤。
「過激なシーン」の影響を心配するなら、作品とは関係なく、情報を読み解く能力を教えるべきだ。
ゲンは世界に発信され、戦争や平和、原爆について考えさせる作品として、残虐な場面も含め国際的な評価が定着している。
【宮川佐知子、山田奈緒】
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そして…
『はだしのゲン』に対する批判への反論(2)日本軍の残虐行為について
http://masterlow.blog74.fc2.com/blog-entry-414.html
こちらも…
「米兵の自殺者数が、戦死者数を越える」
http://japanese.irib.ir/news/latest-news/item/39046
わたしの考え…
戦争は全ての人(仕掛ける人以外)が被害者。
兵士は頭がおかしくなって当然。
日本軍の残虐行為も当然あったと思う。
「はだしのゲン」に描かれていることが残虐だったとしても、これは事実。
戦争とはこういう残虐で惨いことなんだから、それを隠すのはおかしいと思う。