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BERGに行って思ったこと
ライター渡部のほうです。

昨日、BERGに行ったことをポストしました。

Mattさんの話を聞いていて (喋っていて、と言いたいところですが、喋りが速すぎてついていけなかった。聞くのが精一杯) 色々思うところがあったのですが、まだもやっとしていて、きちんと考えがまとまらない。
そのもやもや感を、サクサクと形にしちゃうところがBERGのすごいところなんだろうな、と思います。

何をもやもやしているか、というと
1) ネット環境のできることはまだまだあって、モニターだけ見ていていいのか、ということ
2) なんでこんなに形や物感が重要なんだろう、ということ
3) 自分で自分の首を絞めるようだけれど、ネット技術+生活、のデザインおよび新しい使い方、を考える時に、デザインの教育機関ができることって何だろう、ということ

で、1)から順番に考えて行きます。

ロンドンでも電車内でのスマホ見てる率は東京とほとんど変わらないです。
地下鉄は、ネットが繋がらない&無料配布の新聞がある、ので、紙の印刷物を読んでいる人が多少は東京より多いかも。
今、人の家に間借りしているのですが、同じリビングルームにいて、私はコンピュータのモニタを、家主の方はスマホでテキストをやっていたりして、物理上は同じ場所にいますが、頭は全然別のところに行っているわけです。

東京での私の生活にもネットは不可欠。
このブログもネット経由なわけですし、知人友人仕事先への連絡もネットが主です。
現在ロンドンにいれるのも、仕事をネット上でやりとりできるから。
学校に行くようになってから、買い物する時間がなく、オンラインショッピングへの依存度はすごいことになっております。

なので、頭の中では色々違うことをやっているのだけれど、非常に大量の時間、モニター(PCにしろ、iPhoneにしろ、iPadにしろ)を見てるわけです。

BERGの作ったLittle Printerは、そういうモニターばかりの生活に、ほんの少し物理的な存在感を与えるものとなっています。
モニターでやっていること、すべてがすべて物として出てきたらそれは困ってしまうのだけれど(紙の山に埋もれます)、Littleというところがいいのですね。

BERGではネットの技術を使いつつ、プロダクトに反映させるアイデアを作る会社になっています。
スマホから洗濯機をコントロールする場合、どういうインターフェイスがいいのか、など。
それはモニター上のインターフェイスだけでなく、プロダクト自体のインターフェイス、というか形、もどうあるべきか、を考える必要があります。

そろそろスマホの販売数も日本では限界に近づいているなどと言われていますが、だからといって、コンテンツ自体が終わるわけでもないわけで、PCでもスマホでもいいのですが、結局このモニターというのは、コントローラーみたいなものだと考えれば、モニターから発信して、次何するか?何ができるか?に繋がります。

まとめになってませんが、次。2)について、は明日書きたいと思います。
by dezagen | 2014-03-01 06:08 | デザイナー紹介
『これ、誰がデザインしたの? 続(2)』
渡部千春著、デザインの現場編集部編
美術出版社刊
04年以降の連載記事をまとめた2冊目の書籍。連載で紹介したアイテムのほか、名作ロゴやパッケージ、デザインケータイなどを紹介。
 
これ、誰が書いているの?
 
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