体育会系商社マンが45歳で脱サラ目指す米国株投資

40歳で8,000万円到達→45歳で2億円&脱サラし自由な未来へ

10歳のバフェット少年が見た世界と、40歳の私が目指す未来

今日はまずは尊敬するウォーレン・バフェットさんの名言から。

“私は独創的なことをしたいし、毎日、自分のやりたいことをしたい。お金があれば、それが可能になるのです。“

I like to be inventive. I want to be able to do what I want to do every day. And money lets you do that.

ー2013年1月20日 CBSニュースー

10歳のバフェット少年が見た夢と、40歳の私

バフェットさんは幼い頃から「ミリオネアになりたい」という希望を口にしていましたが、そのきっかけの一つとなったのが10歳の頃、父ハワードと一緒にニューヨーク証券取引所を訪ねた時でした。

バフェット少年と父は、ニューヨーク証券取引所でオランダ人アト・モルとランチを共にしました。ランチを食べ終わると、なにやら色々な種類のタバコの葉を載せたトレイを持った男がやってきて、アト・モルが葉を選ぶと、男はそれで葉巻をこしらえました。そしてアト・モルが優雅に葉巻を燻らすこの光景が、10歳のバフェット少年の心をとらえました。当時のアメリカはまだ大恐慌のあとの混乱から完全には立ち直っていませんでした。しかし、証券取引所では優雅に特別あつらえの葉巻を吸う人がいて、その様子を見たバフェット少年は葉巻には興味はないものの、こう考えました。

”お金があれば、それで自立できる。自分の人生でやりたいことが、それによってできるようになる。それに、自分のために働くのがいちばん。他人に指図されたくない。毎日毎日、自分がやりたいことをやるのが重要”

ちなみに、父とニューヨークを訪ねた時に、ニューヨーク証券取引所に行きたいと言ったのは、なんとバフェットさん自身だそうです。当時10歳ですよ!更にアト・モルの姿を見て、このような希望を抱く時点で、やはり彼はただ者ではありません。

かたや私自身は、中学・高校時代はもちろん、大学生時代もテニスに夢中で、就職活動は企業のブランドイメージ重視で、社会人となり40歳を迎えた今、ようやくバフェットさんのように、「自分らしく生きる」ことを本気で考え(入社初日からずっとモヤモヤしてはいましたが)、アクションを開始したのですから。

40歳からでも遅くない

でも、40歳になろうが何歳になろうが、年齢は関係ないのかもしれません。今の私は、バフェットさんのように、会社に帰属せずとも、毎日、自分のやりたいことで一日が進んでいく。バフェットさんの言葉を借りれば、まるでタップダンスをしながら仕事場に向かう。そんな日々の実現を目指して、今の仕事や生活に向き合っています。

会社勤めが性に合っている人や、大企業だからこそできるスケールの大きな仕事にやりがいを感じる方にとっては、サラリーマンはむしろ天国でしょう。とても天国とは言えないけれど、「苦あれば楽あり、まあサラリーマンも悪くないよ」という方も多数いらっしゃると思います。

ただ、私のように16年間サラリーマンをやってきて、「やはり違うな」と確信するならば、バフェットさんのように、会社勤めをせずとも、やりたいことができるよう、人生を切り拓いていくしかありません。

そして、シンプルですが、お金があればそれが可能になる。

お金は単なる手段に過ぎませんが、それがあることで自分の人生を切り拓く自由を得られるのは確かです。これからもバフェットさんの言葉を胸に、その日を目指して頑張っていこうと思います。

あなたにとっての自由とは何ですか?

それでは、また!

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珈琲を飲みながらYahoo financeで米国株の長期チャートを眺める。

知人からの一言

先日、知人から以下のようなことを言われました。

「今の米国株は株価が上がり過ぎており、バブルのように感じる。暴落が恐いので、今から投資を始めるのは難しい」

確かに色々な指標を見ても、現在の米国株は過熱感がありますよね。目先で調整や暴落が入るリスクは当然あります。

米国株の長期チャートに思いを馳せる

ただ、そんな彼には、珈琲でも飲みながら、ぜひYahoo financeで、S&P 500のチャートをMAX期間で眺めてもらいたいな、と思いました。NYダウでも良いのですが。

上図がそのチャートです。以下リンクからも見られます。

数々の暴落を乗り越えて

1985年から始まっているので、過去40年間のチャートとなりますね。1985年1月初めのS&P500は167、本日時点では5,918なので、約35倍(!)になっています。

その間、1987年のブラックマンデーや2000年のドットコムバブル崩壊、2008年のリーマンショック等、数々の暴落がありながらも、全て跳ね返して、長期目線で見れば右肩上がりで大きく成長しています。

即ち、過去のどの時点で買っていても(たとえ暴落直前のピークで買っていたとしても)、買い持ちできていれば、全て報われている、と言えます。

やめられない止まらない資本主義の仕組み

勿論、だからといって将来も同様に上がり続ける保証はありません。しかし、私個人としては、米国株は今後もアップダウンを繰り返しながら、更に上がっていくと考えています。

その理由は、アメリカが資本主義の力で経済を成長させ続けているからです。資本主義という仕組みの中で、競争とイノベーションが新しい価値を生み出し、市場を押し上げ続けます。この構造の根源は、人々の「豊かになりたい」という欲求であり、そのサイクルが止まることはありません。

過去40年間、暴落を何度も乗り越えて株価が上昇してきたのは、この資本主義の仕組みが機能し続けている証拠とも言えます。短期的にはアップダウンしながらも、アメリカ経済(オルカン派の人は世界経済と読み替えて下さい)が持つ力強さを信じれば、株式市場も長期的には成長していくものと考えています。

先生のお気に入りの名言

固い話となってしまったので、最後はウォーレン・バフェットさんの数々の名言の中でも、私のお気に入りの言葉で締めくくりたいと思います。

“そこそこの会社を素晴らしい安値で買うのではなく、素晴らしい会社をそこそこの値段で買うのです。”

Forget what you know about buying fair businesses at wonderful prices; instead, buy wonderful businesses at fair prices.

―2015年2月 株主への手紙―

ちなみに私は、実際に珈琲を飲みながら、Yahoo financeで米国株の長期チャートを眺めています。とてもいいですよ。

米国株好きの方は、コーラを飲みながら、というのも一興かもしれません。

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1月のNISAの買付が完了しました。

自動積立がオススメ

1月のNISAの買付が完了したので、備忘までに残しておきます。

事前に積立設定をしていたので、自分では特に何もする事はなく、自動で買付をしました。

上図の通り、月初に、成長投資枠でMANTA5銘柄を、積立投資枠でS&P500インデックスファンドを買付しました。

イメージとしては、自分と妻のNISA口座を年間の上限まで、12ヵ月かけて、毎月同じペースで埋めていく計画です。

・2人分のNISA成長枠の年間上限は240万円 x 2 =480万円なので、月々の投資額は40万円。
・2人分のNISA積立枠の年間上限は120万円 x 2 =240万円なので、月々の投資額は20万円。
・合計すると毎月60万円を積み立て。

60万円を一気に投資に回すなんて、なかなか勇気のいる作業ですよね。

以前はチャートを見ながら、少しでも安い時に買いたい、と欲を出てしまい、買うまでに労力を使ってしまう事が多々ありました。でも、長期で見ると、その努力ってほとんど意味がないんですよね。

なので、私の場合は、余計なストレスを感じないためにも、積立設定をしておき、スポット買いや直接買い付けをしないような仕組みを意識していく事にしました。

偉そうに書いていますが、今年からこの試みを始めています。

心地良い範囲で、コツコツ継続する事が大切

あまり難しく考えず、シンプルにこのペースを12ヵ月続けられたらな、と思っています。

勿論、毎月の給与からはこんな大金は拠出できないので、余力資金(投資用の手元現金)を取り崩しながら。

SNSを見ていると、既に今年のNISA枠を埋め終わった人もいるようですね。

ただ、普通の人は、自分の余力資金をきちんと把握した上で、無理のない範囲でコツコツと継続していく事が大切です。

私の投資額も、一般的な水準と比較するとかなり高額かとは思います。

人と比べるのではなく、自分の資産(余力資金)を正しく把握して、心地よい範囲内で、焦らず、コツコツといきましょう。

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2024年12月末時点のポートフォリオ・含み益を公開:トップ3銘柄の内訳と教訓3点

前回は12月単月の資産増+819万円の中身(資産クラス/銘柄別の増減)を検証してみました。

今回は最終回という事で、12月末時点のポートフォリオを確認しておきたいと思います。

結論:
評価額・含み益ともにトップ3は①インデックス投資②自社株③NVIDIAだった。
トップ3の好成績の理由・教訓は;
①市場に長く居続けること=退場しないこと
②時間を味方につけること
③複雑なことはせず、良い銘柄を長く買い持ちし続けること

2024年12月末時点のポートフォリオ

上図は12月末時点のポートフォリオです。

米国インデックス投資と米国個別株5銘柄を一括りにすると、上図の通り、米国株比率が73%と大半を占めており、米国市場のとりわけハイテク企業をまるっとバイ&ホールドしているイメージでやっております。

資産クラス別/銘柄別サマリー

上図は資産クラス別/銘柄別の買付平均単価、評価額、含み益などのサマリーです。

2022年の年初からハイテク株5銘柄メインのポートフォリオに切り替えて、いきなり激しい暴落を食らいましたが、買い持ちを続けたことで、どれもそれなりの含み益になっています。

トップ5銘柄

上図は評価額と含み益のトップ5を抽出したものです。 ※インデックス投資は4つの投資信託+ETFを一括りにしています。

こうして見ると、評価額・含み益ともにトップ3の銘柄は同じで、①インデックス投資、②自社株(大手商社株)、③NVIDIAの3つでした。

この3つで評価額では全体の64%を占めており、含み益に至っては78%を稼いでいるので、私にとっては非常に重要な位置付けだと再認識しました。

其々について簡単に振り返ってみると;

①インデックス投資

2018年頃から投資信託への積立を開始し、ひたすら「ほったらかし」てきました。2020年頃から銘柄をeMAXIS Slim 米国株式一本に絞り、基本的に毎月20万円の積立を継続しています。

インデックス投資全体では含み損を抱えたことがないので、価格も気にならず(個別株の方は気になってついついチェックしてしまうのですが)、気が付いたら大きく成長してくれていました。

②自社株(大手商社株)

自社株については、会社からの奨励金(※)が出るのでお得感があり、2010年頃から基本的には拠出可能額の上限いっぱいまでの買付を継続しています。

※自分の拠出額に対して、現在は会社から+10%の奨励金が出る仕組み。現在の給与からの拠出額は68,000円で、会社がその10%=6,800円を上乗せして、合計74,800円を毎月買付しています。

幸運なことに、自社株は2010年以降ずっと右肩上がりで成長しています。以前は自社株の比率が30%以上でしたが、仕事も資産も会社に依存しすぎるのが少し嫌で20%以内には抑えたいと思い、過去に1/3程は売却しています。

それを原資に米国株を買ったり、好きな事(テニスのプライベートコーチやフィジカルトレーナーをつける等)に使ったりしました。

一方で2020年にウォーレン・バフェットさんが商社株を保有していることが公表されてから更に伸びました。

資産運用的には、売らずにひたすらバイ&ホールドしているのが最もパフォーマンスが良かった可能性が高いです。

â‘¢NVIDIA

個別株としては最もパフォーマンス良い銘柄となっています。為替も考慮すると、含み益は1,000万円を超えています。

本格的に投資を開始したのが2018年。その初期に購入したNVIDIA株ですが、ちょっと調べてみたら、2018年1月に約24万円分を購入しています。

これをそのまま買い持ちしていたら、どうなったか?

計算してみると、、、なんと974万円でした。。。

NVIDIAは当時から2度株式分割をしており(当時の1株は現在では40株に)、それを考慮すると当時の買付価格は約5円。それが現在は145円なので、29倍。

当時のドル円が110円ぐらい→現在は157円なので、約1.4倍。

29倍x1.4倍=約40倍。当時の24万円分をそのまま保有し続けていたら、現在は974万円になっています。

自分が投資初期にこんなナイスな投資をしていたなんて、今改めて知りました。

但し、NVIDIA株はある程度利が乗った所でその一部を売却し「元本を全て回収した!これでNVIDIAではもう損はしないぜ!」と当時、無邪気に喜んだり、その後も何度か買ったり売ったりを繰り返して今に至ります。

結局、これも売らずにひたすらバイ&ホールドしているのが最もパフォーマンスが良かったことになります。

ですが、当時の自分は投資経験がまだまだ浅く、投資観も確立されていなかったので、買い持ちし続けることは難しかったと思います。

↓このあたりの個別株の難しさと魅力については、以下記事で語っています。

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まとめ

以上、トップ3の①インデックス投資、②自社株、③NVIDIAについて振り返って感じること・教訓としては、以下3点に集約されるかと思います。

①市場に長く居続けること=退場しないこと
②時間を味方につけること
③複雑なことはせず、良い銘柄(※)を長く買い持ちし続けること

※曖昧な表現ですが、良い銘柄はその人によって変わります。インデックス投資のような王道だったり、自分が「これだ!」と強く信じた銘柄だったり。王道ではない、怪しげな銘柄は避けてくださいね。

いかがでしょうか?

皆さんもご自身のポートフォリオの中で、パフォーマンスが良い銘柄は何故そうなっているか?考えてみて下さい。きっと上記3点が当てはまるのでは?

私の場合は、特に①インデックス投資と②自社株については上記3点を、ほとんど意識せずに、ある意味無欲で、自然体で継続できたことが好成績に繋がったのだと思います。

「バイ&ホールド・ほったらかし」が投資の王道と言われるゆえんですね。

最後に

ここまで3回に渡り12月の資産増に関するトピックをお届けしましたが、このように検証する事で自分の投資行動を客観視でき、色々と気付きがありました。

来月以降も月次で、我が家の①資産額の推移②ポートフォリオ③銘柄別の損益を皆さんに共有しつつ、米国株投資と脱サラへの道のりを楽しんでいきたいと思います。

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【資産公開】2024年12月の資産増は+819万円でした。その中身を公開します。

前回は12月単月の資産増+819万円(過去最高)を受けて「好調な時こそ自分のリスク許容度を見直そう」という話をしました。

今日は12月の資産増の中身を検証してみたいと思います。

上図は資産クラス別の11月末→12月末の1か月間の評価額の比較です。

ちょっと分かりづらいので、パート別に詳しく見ていきます。

個別株の資産増:+567万円

個別株6銘柄による資産増は、+567万円でした。

※但し、自社株の資産増+205万円については、持株会を通じて、給与+ボーナスを原資とした約66万円分の自動買付を含みます。

為替が11月末の1ドル=約149.75円から157.18円と約5%円安に進んだので、円安+株高効果により個別株が大きく伸びました。

特にテスラが+124万円と好調でした。

他5社も市況に恵まれ、其々が健闘しました。地味にアップルが+71万円と好調でした。

インデックス投信の資産増:+239万円

インデックス投信による資産増は、+239万円でした。

12月のS&P500は、6,040.11→5,881.63と月末に失速しマイナス2.5%でした。

一方で、円安(約5%)の影響で円ベースでの資産額は伸びました。

リスク資産への追加入金:227万円

但し、上述の資産増は自己資金からの追加入金227万円を含みます。その詳細は以下です。

12月は新NISA枠を全て埋めるために多めの入金をしました。
・米国個別株5社に約77万円。
・インデックス投信(eMAXIS Slim米国株式S&P500)に約150万円。

この入金を除外すると、株式の資産増は+490万円、インデックス投資の資産増は+89万円でした。

この1か月、私は上記銘柄をホールドしていただけですから、複利の力を実感しますね。

ここから先はややマニアックな話となりますが、、、

米国債:324万円分を売却し現金化

米国債は将来の利下げを見据えて(キャピタルゲイン狙い※)保有しながらも、4%程度の配当(分配金)を得つつ、現金が必要になったら機動的に売る、という緩衝材のような位置付けで2023年11月頃から少しずつ買い増してきました。
※この狙いですが、2024年は上手くいきませんでした。

12月は年末で2024年の新NISA枠を埋めるために一気に入金したので、現金比率が下がっていました。現金比率を上げてバランスを整えるため、この米国債の内、324万円分を売って現金化しました。

なお、私の基本的な現金保有の目安は、「生活防衛資金として、最低月間生活費50万円 x 6か月分=300万円を確保しておく」という感じでやっています。

12月末時点の現金:593万円から、生活防衛資金300万円を引いた、293万円が投資余力資金となります。1月以降は、ペースを保ちながら、ここから米国株に資金を投入していく予定です。

どのようなペース配分かについては、また別記事で書きたいと思います。

まとめ

以上、12月の資産増+819万円の背景を検証してみました。

自己資金からの入金を除外した株式の資産増は+490万円、インデックス投資の資産増は+89万円でした。

単月でこの伸びは過去最大級で、複利の効果を実感するところです。但し、私ぐらいの資産規模だと、まだまだ入金力が大切になってきます。

次回は12月末時点の私のポートフォリオと、各銘柄の含み益をご紹介できればと思います。

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【資産公開】2024年12月の資産増は+819万円でした。その時私が考えること。

明けましておめでとうございます!本年もどうぞよろしくお願いします。

12月も無事に締まりましたので、12月の資産額の推移を公開したいと思います。

結論:12月単月の資産増は+約819万円で、資産8,800万円に到達。
そんな好調な時こそ「反対の場合=単月でマイナス819万円」や「資産マイナス50%=一気にマイナス4,000万円」となった自分を想像することで、自分のポートフォリオがリスクを取り過ぎていないか、確認する良い機会となります。

まずは全体感です。上図は記録が残っている2020年5月からの月次の推移です。

2020年5月の約1,200万円を出発点として、5年弱で資産は8,800万円まで拡大しました。

2024年の1年間では、+3,336万円の伸びでした。

また2024年11月末時点で7,981万円だった資産は、12月末で8,800万円と月間で+819万円の伸びでした。

これは単年としても、単月としても、過去最高の伸びとなりました。

上図は月次の資産増減の推移です。

資産規模が拡大するにつれて(グラフの右側へ行くにつれて)、変動の振れ幅が増えているのが分かるかと思います。

単月で819万円増といっても、今年では7月:マイナス302万円、8月:マイナス411万円と資産がへこんだ月もあったので、あまり一喜一憂するものではないですね。

資産が爆増した時に私が考えること

資産が増えるのは嬉しいことですが、そんな時はちょっと立ち止まり、プラスマイナスをひっくり返して想像してみることをオススメします。

例えば私の場合は、「12月は単月でマイナス800万円資産が減り、8,800万円→8,000万円となった」とリアルに想像してみるのです。

そして、その時の自分の反応が何よりも大切です。

リアルに想像することが出来ましたか?

「まあ、そんな時もあるさ。問題ない」と普段の生活に影響が出ない方はOKです。

他方、「一か月でマイナス800万円なんて・・・悔しすぎて夜も眠れない」という方は、自分のリスク許容度を超えた投資をしている可能性があり、リスク資産の比率(もしくは現金比率)を見直し方が良いかもしれません。

テニスと投資は似ている?

テニスの試合中に、自分の調子が良くて格上の相手に5-4でリードできている状況があるとします。※あと1ゲーム取れば、ワンセット目を取ることが出来ます。

そんな時に、私はあえて「4-5で負けている」と自分に言い聞かせます。

「格上相手にリードしている自分はさすが!あと1ゲームなんて余裕だぜ」と調子に乗り過ぎてしまうと、ついつい油断しリスクを冒して安易なミスをしてしまい、格上の相手はそこを決して見逃しませんので、いとも簡単に追いつかれてしまいます。

そこで逆に「リードされている」と思うことで、堅実さを維持しつつも、適度なチャレンジ精神でプレーできるので、結果的に6-4でセットを取る可能性が高まるので、私は試合中、このようなやり方を好みます。

投資も似たところがあると思いませんか?

好調な時こそ、反対の状況を想像することで、適切なゲーム運びが出来ると思います。

2024年は特に米国株投資家の皆さんは、過去最高の成績だった方が多数いらっしゃると思います。

年末年始は気分良く夢を膨らませたいところですが、そんな絶好調の皆さんこそ、是非試してみて下さい。

常に頭の片隅には最悪シナリオ

現在は市況が好調な為、勢いに乗ってどんどん資産に成長して欲しいものですが、私のポートフォリオは90%以上=8,000万円以上がリスク資産なので、市況が逆回転して米国株安+円高が進めば、マイナス50%=資産が一気にマイナス4,000万円、というシナリオは常に頭の片隅にあります。

可能性としては0に限りなく近いリスクでも、0でない限りは、起こる時は起こります。

いわゆる「テールリスク(※)」ですね。
※確率分布の両端(テール)で発生する極端な事象のリスク。

そしてその日は思いがけず、ある日突然やってきます。

自分の人生においても、確率論的にはかなり低い確率で起こるものが、実際に自分の身に降りかかった経験があり、「来るときは来る。それが人生」と思っています。

なので「一撃で資産が半分」というのは常に念頭に置きながら資産運用しています。

ただ、仮にそうなったとしても、いつかは元に戻るので(平均回帰性)、生活防衛資金を確保しつつ、いつもと変わらず淡々と入金していくだけです。

キーポイントは現金比率ですね。生活防衛資金(私の場合は生活費6か月分)を確保した上で、残りをリスク資産に振り分けていく事です。

そして最悪シナリオを常に意識しておけば、有事の際でも冷静を保ち、普段と変わらぬ生活ができます。

まとめ

12月単月の資産増は+約819万円となり、資産8,800万円に到達しました。

ただ、そんな好調な時こそ、「反対の場合=単月でマイナス819万円」や「資産マイナス50%=一気にマイナス4,000万円」となった自分を想像することで、自分のポートフォリオがリスクを取り過ぎていないか、確認する良い機会となります。

2024年は相場が好調で、特に米国株投資家は資産が良く伸びた1年だったと思います。

勝って兜の緒を締めよ。そんな時こそ自分のリスク許容度を見直してみてください。

本日は資産額の推移を公開しましたので、次回は単月+819万円の内訳をもう少し詳しく見ていきたいと思います。

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